ガリンペイロ

◆掘った奪った逃げた!
か 

ポルトガル語で、掘る=ガリンポといいます。だからガリンペイロとは単に「掘る人」という意味ですが、一般的にはアマゾンの奥地で一攫千金を狙って日々、金塊(ピピッタ)を掘る人のことをガリンペイロといいます

本作は第1回 グループSNEのボードゲームコンペの佳作を経て製品化されたものです

作った本人が言うのもなんですが、ちょっとルールが込み入っていて、自分でもいつもインストで四苦八苦しております

ですから今回は、紹介を兼ねたゲーム説明(インスト)だと思ってください

◆どんなゲームか
プレイヤーはガリンペイロを率いるパトロンとなります。労働者(ワーカー駒)を働かせて、地位を上げたり、お金を巻き上げたり、名誉点を買ったりします

そして、もちろんガリンペイロを金鉱山に送り込み砂金を掘ったりします(大儲けできるかどうかは状況判断とちょっとした運が必要ですが)

ゲームは3ラウンド終了したときに、一番勝利点を稼いだパトロンが勝利します

P1110763.jpg 

◆ゲームの流れ
プレイヤーは同じ構成の手札5枚を持っていて、そのうちの4枚をプレイします。つまり4ターンで1ラウンドは終了します

1)基本収入:まず最初はランダムに手番順を決めて、自分の駒を地位トラックに配置します。
そしてこの地位によって、ラウンドの最初の収入が決まります

2)プロット:ターンの最初に供給カードがめくられたら、全員が一斉にそのターンでプレイするカードを手札から1枚選び、自分の前に伏せます

3)ターンプレイ:ターンは全員が手番順に収入フェイズを行ってから、また手番順にアクションフェイズを実行するという2段構えになっています

全員がターンプレイを行ったら、次の供給カードをめくって、手札から次のカードをプロットします。これを4回繰り返すとラウンドが終了します

4)ラウンド終了処理:地位トラックの上位によって勝利点を得ます。そして基本的には手もとに残ったリソース(お金とワーカー)は全てサプライに返却します

P1110764.jpg 
*供給カードは全部で6枚。1ラウンドで4枚めくられるので、3ラウンドで山札は2周する
めくられた供給カードにテキストがあれば、全員が確認できるように声に出して読んでください

ターンプレイを少し詳しく説明しましょう

◆収入フェイズ
最初の手番プレイヤー(地位トラックの最上位)は、自分の伏せたカードをオープンしてリソース収入を得ます
リソースには、お金と地位アップとワーカー駒の3種類があります

*注意* この収入フェイズでは手番順にプロットしたカードをオープンしていきます。全員がいっぺんにオープンしないようにしてください

スタートプレイヤーはその3種類から1種類を選び、供給カードの上にマーカーを置いてどのリソースを選んだのかを表示します
そして、その1種類のリソースを供給カード+自分のカードの分だけ受け取ります

例えば、供給カードにワーカーが1つあり、自分のカードにワーカーが3つあれば合計で4ワーカーをサプライから受け取り自分の手元に獲得します

次に2番目のプレイヤーが自分のカードをオープンして、リソースを得るのですが、スタートプレイヤーが選んだリソースを選ぶことはできません。それ以外の2種類のうちから1種類のリソースを選ばなければならないのです

つまり2番目以降は、常に直前に選ばれたリソースは選べないということです。3種類から自由に選べるのはスタートプレイヤーだけの特権です
P1110766.jpg 
*カードにアイコンがないリソースも、供給カードにそのアイコンがあれば獲得することができる。その逆も同じ

◆アクションフェイズ
全員がリソースを獲得したら、今度はアクションフェイズです

カードの上部には収入フェイズで使用するアイコンと、下部にはアクションフェイズで影響する2つの情報があります

ワーカー駒を配置して発動させるアクションは5種類あります。
たいてい、最初に利用するときはワーカー1駒ですが、それ以降は2個、3個のワーカーが必要となります

【市場】・・・・・・・・・・・
キャプチャ10 
【市場】では勝利点カードを購入できます。
勝利点カードは、高額カード4枚を並べてから、その列にランダムに3枚づつ重ねて並べられます。

各列の最前線のカードはその値段で買うことができます。それより上にあるカードも買うことができますが、その下にあるカード1枚につき+1金の余分なコストがかかります

勝利点カードにはゲーム終了時に得られるVPがありますが、プレイ中に利用できる効果もあります。
P1110765.jpg 
*列の最上段の金色のカードが高額勝利点カード。いきなりそれらを買うには次に紹介する【口座】を利用しないと難しいだろう
04_20170502181553229.jpg 
*もしこのカードがそのターンでプレイされていたら、買い物コストが+1金になります。この効果は重複するので3枚出ていたらコスト+3金になるわけです。

ちなみに左上の[+]というのは誰がプレイしようが関係なく全体に影響する効果、という意味です。


【口座】・・・・・・・・・

口座 

このゲームではラウンドごとに手元のリソースはリセットされます。しかしコンタ(口座)に入金しておくとラウンドを持ち越すことができるのです。高額の勝利点カードを得るには口座を利用したほうがいいでしょう
ただし、1アクションにつき最大で5金まで入金でき、口座は最大で15金まで貯金できます
そして口座のお金はラウンド最初の基本収入を得るタイミングでしかお金を降ろすことはできませんプレイ中にお金を降ろすことはできないのでよく考えて出金するようにしましょう

キャプチャ01 


*もし、この供給カードがめくられたときにあなたの口座にお金があればラッキー。貯金額によって利子が増えます。増えた利子は口座カードに配置します。しかし上限(15金)を超える場合は、上限までしか得られません


【地域用心棒】・・・・・・・・
用心棒 

ここを選ぶと、そのターンにプレイした全員のカードのお金アイコンと同額をサプライから得ます

05_20170502181554a61.jpg 

*もしこのターンにこのカードがプレイされていたら、用心棒を雇ったときに得られるお金がカード1枚につき1金、減ります。きっと用心棒が中抜きしたのでしょう。雇ったほうが用心しなきゃならない用心棒もいるのです(映画「用心棒」より)


【出世頭】・・・・・・・・・

キャプチャ07 


他のアクションエリアは、ワーカー駒が満期(いっぱい)になったらリセットされてまた利用できるようになるのですが、ここだけはラウンド中に1回、しかも3ワーカー駒を配置することで地位トラックを2段回アップすることができます

地位トラックにはその地位によってボーナス効果があるのですが、ラウンドが終わるごとに地位が高ければ勝利点が得られるのです。ですからなるべく地位は上げておくことをお勧めします

キャプチャ02 
*ちょっと混乱しそうですが、こちらは収入フェイズが終了したとき、つまりアクションフェイズが始まる前に地位トラックでトップなら5金の罰金です(所持金が少なければあるだけ払います)

キャプチャ03 
*そしてこちらはターン終了時、つまり全員がアクションフェイズを実行した後に地位トラックでビリかどうかが対象です。


【金鉱山】・・・・・・・・・
金鉱山 
ここはワーカーを1~7駒の間で好きな個数を置くことができます。そして配置した駒と同じ数だけカスカーリョ(袋)から砂金ダイスををドローします
*なるべくボーナス効果を賢く利用して、配置した駒より多い個数のダイスをドローするようにしましょう

金塊の出目はそのまま勝利点ですが、金塊ダイスは色ごとに金(出目)の含有率が違っています

白ダイスは1/6 黒ダイスは1/3で1砂金(1VP)が出ます
茶色と紫はレアダイスで、金がでる確率はぐんと上がりますが、数は希少です
P1110767.jpg 
*ちなみに、製品版のルールブックには「シャーレの上にダイスを振り出す」とありますが当初のルールでは適当なスペースにダイスを振り出して、使用後のダイスをシャーレの上にプール(溜める)する、というものでした。シャーレはゲーム性には無関係で、雰囲気もののコンポーネントに過ぎないのですが、振り出したダイスと、プールしているダイスが混同しないようにプレイすればシャーレをどのように使用しても構いません

01.jpg 
*金鉱掘りアクションを実行するとき、このカードがどのくらいそのターンでプレイされているかを確認してください。このカードがプレイされている分だけ、ドローできるダイスが増えます

◇振り直し
金鉱掘りアクションで、ダイスの出目が気に入らないってことはありませんか?僕はあります
含有率の低いダイスばかりだと、個数が多くてもまったく砂金が出ないこともあります

そんなときは、手元のワーカー1個を消費(サプライに戻す)することで、任意の砂金ダイスを振りなおすことができます。いわば、ガチャ ですねw

しかも、これは手もとにワーカーがあるだけ振り直しが可能です。
手元にワーカーがなくても安心してください。以下で説明するフリーアクションで、お金をワーカーに変換することができるんですよ、お客さん!


◆フリーアクション

アクションフェイズの自分の手番中に1回1勝利点を減らすことでリソースを変換することができます。どっちからどっちに変換しても構いません。ただし、変換レートは消費したリソースの数から1つ少なくなります(最大で5リソースまで


例えば、4金を変換したら、3ワーカーを得ます。6金で5ワーカーか、6ワーカーで5金を得るのが上限となりま



◆ラウンド終了処理

全員が4ターン実行したら、ラウンドは終了します(手札は1枚残ります)
このとき、手元に残っているお金とワーカー駒は全部サプライへ没収されます(口座カードにあるお金は守られます)


このとき、地位トラックで上にいればその地位に対応する勝利点を即座に得ます。
そして、地位トラックの順位を保ったまま、プレイヤーの駒をそのまま最下段へスライドさせます


プレイしたカードを回収して手札にし、次のラウンドを開始しま

P1110769.jpg 


◆ゲーム終了
3ラウンドが終わったらゲームは終了し、最後に得点を計算します。
このときだけは、手元に残ったリソースは没収されません。残ったお金やワーカーは勝利点になるからです

手番順に
・勝利点カードのVP
・手元のお金やワーカーのVP
を申告して、得点トラックを進めます

これは手番順に行うことは重要です。
勝利点が同点だった場合は、後から追い上げた方が勝者となります
P1110768_20170502175959bed.jpg 




★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★



手番順が厳密だったり、カードプレイ後もフェイズが2つあったり、カードによるプレイの影響やら、勝利点カードのテキスト効果など、60分クラスのくせに説明することが多いのはどうしたものか、という気分にもなります(お前がいうな、っていう)

だいたいどんなゲームなのかイメージを掴んでいただければ幸いです。勝ち筋は大きく、勝利点カードの購入か、金鉱掘りに分かれるでしょう

しかしカードの影響や、取るはずのリソースが取れなくて計画が崩れることも多いです。そういうときは目の前にある、一番効率のいい行動を選ぶか、次のターン(もしくはラウンド)のために大人しくしておくというのも大人の態度です

僕は個人的には金鉱掘りが好きなのでしょっちゅう金鉱山に行きますw
もちろん、ガチャ用のワーカーは手もとに2~3個は残しておきます

それでも足りないときは、フリーアクションでお金をワーカーに変換して振りなおします
もう課金プレイヤーの鑑ですね! 
さきん 
もしくは貯金を溜めて、ここぞというときにいっきに高額の勝利点カードをがさーっと購入するのも気分がいいです。こちらは努力が実を結ぶ実例ですね

すこし制作の話をすると、最初はノンテーマの2人用リソースマネージメントゲームでした。この時点で何人かにプレイしてもらったこともあります

このとき、こちらがイメージしてた”楽しさ”が十分表現できてなかったので、2人用にこだわらずに考え直して3人用にデザインしなおしたのが原型です

このときもまだノンテーマで、勝利点カードの購入とは別にワーカーを消費することで勝利点を得られるシステムになっていましたが、これになにかテーマを乗せるとしたら金鉱掘りだな、と考えて同時にタイトルも「ガリンペイロ」に決めました
ガリンペイロ 

金鉱掘りにするなら運の要素を入れねば、ということで砂金ダイスのシステムが投入されます。最初は極小のダイスを数個振って、出目によって砂金の数が決まるという感じでしたが、頭の中で大量のダイスを振ったときに、黒い出目の隙間にちらほら1の目の赤いドットがイメージされ、それが砂の中に見つかる砂金のイメージになりました
P1110851.jpg 
となれば、既成の6Dではなくオリジナルダイスが必要になります
最初は一色のキューブに砂金を描いて確率の確認などをやってましたが、ちょうど手元に100マスキューブがあったので、砂金の出目の含有量をキューブの色で分けようということになります

あまり砂金が出ないキューブと、高い確率のキューブが色別になっていれば袋から取り出したときに視覚的に解りやすいし、盛り上がりそうだと思ったのです

砂金ダイスに関しては、割と手なりで、特に苦労した記憶がありません。
その代わり勝利点カードの勝利点とコストのバランスは試行錯誤しました。こちらは損得がダイレクトなので誤魔化しがききませんしね(ダイスの方は確率がからむ分、よほど偏ったバランスでなければそれほどおかしくはならないような気がします。うん)
P1110858.jpg 

実は、グループSNEさんから製品化の予定があるとき「3~5人用にできないか」という打診を受けたので、一応国分寺会の面々でテストしたのですが、4人はなんとかなるとしても、5人はダレてどうしようもありませんでした。

ただ、4人用へ作り変えるときにカードの効果なども見直したので、もともとの3人専用のときよりはプレイバランスは取れてるように思えます(良いか悪いかは別として)

ですから結果的には3人でも4人でも遊べるようになったのは良かったなぁと思ってます
もし機会があれば一度遊んでいただくと、携わった当人は喜んじゃいます

ということで
キャプチャ01 

スポンサーサイト

2016 GM神戸 春

◇はーるばる来たぜ 神戸
P1100406.jpg

函館に来た人の90%は歌いだすであろう「はーるばる来たぜ 函館ー」
神戸に来た人は、どんな歌を歌いだすであろう

長崎から船に乗ってきた人は、あの歌であろうか
泣きながら訪れた人は「泣いてどうなるのか」と悔やむのだろうか

南野陽子ファンだった僕は、神戸といえば「春景色」という歌です

あなた待つホームから見える景色は遠い海
春めく風に誘われる神戸線 のどかに
 (作詞:ノイ・ブランシュ)


新横浜から新幹線のぞみで新神戸駅に到着して、地下鉄で三宮駅へ。ちょこっとあるいてポートライナーに乗り換えて市民広場駅まで。残念ながら神戸線には乗りませんでしたが、スムーズに会場の神戸国際展示場に到着

明らかに違う客層の若い女性たちがたむろっており、さすが大阪(いや神戸)と思いましたがKポップの歌手のLIVEでもあったのでしょうか

韓国風メイクの女性たちの波を華麗なステップですり抜けつつ、GMの会場へ到着

今回は土曜日まで仕事の都合が解らずに、GMも行けるかどうか解らなかったのでまったくのノープランです。ですから入場券だけを購入。会場は天井が高くて、広々としていました

ツィッターのタイムラインでは会場前に行列ができてましたが、僕が着いたのは昼頃なので開幕ダッシュ組の喧噪は落ち着いていたようです
P1100408.jpg

さてどうするか
ゲーマーなので、とにかく時計回りに回ってみよう

すぐにクロキノールを展示しているブースがありました
こちらには直輸入のボードゲームがぎっしり。おお、シャハトの「パトリツィア」がある。3800円かー

今回はあまり買わずに試遊メインでいこうと思っていたので、バッグもナップザックのみという軽装なのです。ま、とりあえず一周して、残っていたら購入を検討しよう。それまで待っててねパトリツィアちゃん

シャッターが開いた外部ではキッチンカーコーナーがあって、タコ焼きの屋台にはかなりの行列が並んでた。さすが大阪(いや神戸

その前のブースで「ワーカープレースメントブック」を購入
まったく前調べをしてないので、見かけて「そういえばGM行ったら欲しかったやーつ」を見かけたら購入するスタイルでいくことにしよう

TRPG体験コーナーを横目で眺めつつ、企業ショップ関連を眺めているとコスモスの「狩人と斥候」を発見!!!!
2人用で評判がいいので欲しかったやーつだけど、まさか日本語訳(+和訳シール)付きで販売しているとは知らなかった!!!!!

心のテンションはマックスだけど「これどんなゲームなんですか?ああ、2人用の、ワーカープレースメント、へぇ」と知らぬ風を演じつつ、即購入。

なぜテンション高いまま即購入しないのかというと、万が一、勘違いしている場合もあるので、しっかりそれが本当に自分が欲しかったやーつなのかどーか、一応確かめておく必要があーるのだ

次に
最近、精力的に話題のボードゲームの日本流通を行っているジーピーのブースではハイパーロボットのミニ版「マイクロロボット」を購入

これも欲しかったやーつなのだ

すごろくやブースでは、親戚の子供用に「ナンジャモンジャ」を1つ購入
去年、買ってあげたドブルは楽しめてたのかなぁ

基本、実家には寝に帰るだけなので、親戚の子供相手にゲームをやることはないから、その母親(僕の姪)に預けるのだけど、「ぴっぐ10」ですらルールが「難しいわぁ」と言ってたからどうなのやら



バネストの試遊卓でようやく初めての試遊
タイムラインで見かけた、ダイス振りのゲーム。ダイスは3色×3個づつあって、最初に全部振る。このとき、出目のセットによって得点を得る
P1100409.jpg

この後、ダイスを色ごと(3個)振りなおしてさらに得点を得ていく。これを規定回振りなおして全部の得点を記録する
ただし、振りかたにルールがあって、必ずテーブル上に残してある最低1個のダイスにぶつけなければならない

もし当たらなかったり、振ったダイスがテーブルから落ちてしまったりするとそのスローは無効(無得点)となる

基本ゲームをやってから、ボーナスルールのある上級でもプレイした
上級では、得点を得たときに11の倍数や20の倍数になったら次の得点が2倍や3倍になるというもの

他にも、ダイスの出目が全部1色だったりしても倍増するボーナスがある

基本ゲームだと、テーブル上のダイスにぶつけて高い得点のセットになるように出目を変えるんだけど、ボーナスルールだと、また少しやりようができてくる。実際はアクション要素があるので上手くいくかどうかはダイス次第だけど



とりあえず一周したので、また「パトリツィア」をどうしようか思案してると、肩を叩く人が
おお、やういち君ではないか

GM神戸に来ることはツィッターで知ってたけど、たしか九州の方に旅行してたはず。神戸の後はこれから京都に行くという。そして近々、四国にもうどんを食べにいくというのだ。きっとさいころの旅の途中で神戸に立ち寄ったのだろう

まあせっかく知り合いにあったのでなにか遊ぼうということで、フリー卓ルームに行ってみた。この会場では、入場口の横に小部屋があって、そこがフリー卓ルームになっている

しかし案の定、フリー卓は満杯だった。だったらブリッジ体験卓へ行こうということになった。確かブリッジを体験するとトランプが貰えるのだ。半分はそれ目当てだったけど、ここで遊んだミニブリッジがけっこう面白かった



コントラクトブリッジは、ビッドのハードルが高くてなかなかやろうという気にならないけど、ミニブリッジはそのあたりをかなり上手く簡略化されていて、これならオープン会でも十分に「やりましょう!」と誘える

対面の2人がパートナーになるのはブリッジと同じ。そして配られた手札の評価点をアナウンスする。Aは4点、Kが3点、Qが2点、Jが1点。
手札の中のAと絵札の点数を合計して発表する。そしてチームの合計点が高い方が主導権を取り、そのうち評価点が高い方がディクレアラーとなりパートナーはダミーとなって手札を全部オープンする

相手チームはディフェンダーとなるのだ

その後、ディクレアラーは切り札スートとゲーム(もしくはノーゲーム)を決定する

切り札はダミーを合わせてなるべく多いスートを選べばいいが(ノートランプもある)ゲームを宣言するかどうかがキモ

ゲームというのは宣言ビッドのことで、これは切り札スートをなににするかどうかで決まる。NT(ノートランプ)なら最低9トリック、を切り札にするなら最低10トリック、なら11トリックを獲る、という宣言だ

ゲームはディクレアラーの宣言ビッドが成功するかどうか。達成すればボーナス点も含めてかなりの得点を得る。しかし失敗したらディフェンダー組に得点が入る

もし自信がなければノーゲームを宣言できる
こちらは7トリックめからトリックを獲れば獲るほど得点になるけど、ゲーム宣言よりはかなり安い

説明してくれたお兄さんによると、チーム合わせて26点あればゲーム宣言できるでしょうということだった。試しに僕はダミーだったけど、初対面のパートナーの方がゲーム宣言した

切り札はだったので、11トリック取得が目標となる。逆にいえば敵チームが4トリック取ったらもう失敗なのだ。3トリックまでは取らせてもいい、ともいえる

結果的には、なんとかちょうど11トリックを獲ってゲーム宣言を成功させた。素晴らしい!
といっても僕はダミーだったのでパートナーの命令に従ってカードを出しただけだったけどw




同人ブースも一通り回った。話題になってた「8ビットトリック」があったので購入。あとはたなごころブースの、例のすんごい木製コンポーネントのゲームが気になったけど売り切れだったのかな。どちらにしろ1万近くしそうだったから購入は難しそうかな。試遊卓で見かけたけど面白そうだったな。木製のコインとか素敵やん

ワードラミー牌も面白そうだったけど、ごいた牌や七七牌はあったけどワードラミー牌は販売されてなかったのかな。残念

P1100411.jpg

せっかくなのでたこ焼きも食べる

4時になったのでそろそろ引き上げる。本当はもっと試遊したかったんだけどこの卓も盛況で、入るタイミングがなかった

三宮から2時間半かかって実家に帰る
P1100412.jpg


ここ10年くらい、冠婚葬祭でもない限りほとんど実家に帰ることがなかったんだけど大阪や神戸でGMが開催されるようになってから、このタイミングで帰省するのが恒例となったのは、親孝行の面でも悪くない(と思ってる)

ではまた来年

※ あ、「パトリツィア」を忘れてた

象棋麻将(シャンチー麻雀)

◇あんた、背中が煤けてるゼ
ビトレイアル 051

「打棋子」は、シャンチー駒を使って遊ぶ4人専用トリックテイキングゲームで、以前このブログでもそのカード版を紹介しましたが、今回は同じデッキを使って遊べる麻雀ゲームを紹介します

麻雀はや打棋子は4人専用ですが、こちらは(今のところ)3人がベストです
つまり4人集まらなくて打棋子が遊べない、というときにピッタリのゲームなんですねー


とりあえず最初に3千点持ちで始めましょう
チップを使う場合は、30点でもOKです

親決めしたら、親(ディーラー)は各プレイヤーに4枚づつ配ります
そうです
この麻雀は、手札がたったの4枚なのです

麻雀なので、親の手札は5枚配っておきます
そして親が手札の1枚を捨てることで、プレイが始まります

子(プレイヤー)は自分の手番では、基本的に山札から1枚ツモ(ドロー)って、手札から1枚捨てます

これを繰り返していって、最初にアガったプレイヤーが得点します


アガル、というのは手札でセットを作ることです

麻雀の場合は牌が13枚あるので雀頭(アタマ)の2枚+メンツ(グループやラン)でセットを作りますが、シャンチー麻雀は手札5枚なので、雀頭(ペア)+1メンツでセットが完成します
ビトレイアル 049
*麻雀と同じように、捨て札は自分の前に見えやすく並べておく
デッキ枚数が少ないから、みんなの捨て札を確認すればいくら待っててももうあがれない、ということも一目瞭然なのだ


打棋子カードはの2スートで、ランクは将士象・車馬砲の下に兵(卒)があります
将士象・車馬砲は、黒それぞれ2枚づつしかありません

ですから3枚でグループ(いわゆる3カード。麻雀なら刻子)のメンツは5枚づつ存在する[兵][卒]でしか作れません

手札が[兵兵卒卒]の2ペアだったらのどちらがきてもアガれます。両面待ちですね、これは

しかし順子(シュンツ)のメンツは赤と黒の将士象/車馬砲の2種類×2しかありません

黒の[将]と赤の[]は1枚づつしかありませんが、その他のカードは2枚づつあるので兵(卒)以外でもペアは作れますが、例えば[象象・車車という手札ではどうあがいてもアガることはできないことに注意です


麻雀なので役がないとアガれません

例えば[将士象・兵兵]は、セットが完成してはいますがこれには特別な役はありません
ではどうするかというとリーチをかければいいのです

リーチも麻雀と同じで100点棒を出します(チップなら1点)

もしくは[将士象・卒卒]なら、全部同じスートなので清一色(チンイツ)という役がつくのでリーチなしでもアガれます
もちろんリーチをかければ、得点が増えるのは麻雀と同じですね

点数のやり取りも簡単です
まず、アガったプレイヤーは可能な限り得点を算出してロンなら直接そのプレイヤーから貰って、ツモあがりなら他のプレイヤーから分配して貰います

3人プレイなら、ツモあがりのプレイヤーは他の2人から合計得点の半額づつを貰うわけです
このとき、割り切れない場合は切り上げです

例えば得点が5点だった場合、ロンあがりなら直接1人から5点貰い、ツモなら他の2人から3点(2・5点の切り上げ)づつ受け取ります

このゲームが3人ベストだというのは、得点を半分で計算すればいいからです
4人だと得点を3等分しなきゃならないんで、面倒でしょ
ビトレイアル 048
*ひどいツモ
黒の[馬]と赤の[イ馬]は同じウマでもスートが違うから組み合わせにならない

◆ポン、チー
これも麻雀と同じで、ポンならどこからでも、チーは上家からのみ鳴くことができます

ポンは実質的には兵と卒でしかありえませんが
チーは、将士象とか車馬砲をそろえる場合に使います

ビトレイアル 052

◆役一覧表

天和:6点
・親の最初の手札でセットが完了している場合

地和:6点
・子の最初の手番であがること

三公:6点
・同スートで[将+士士・象象]。赤スートなら[師+仕仕・相相
つまり将士象(師仕相)だけで作ったセット

五兵卒:6点
・卒か兵のファイブ・オブ・ア・カインド(Five of a Kind)

将師同国:3点
・アタマが1枚づつしかない[将・]で、残りのメンツが[車馬砲](赤メンツでも可)のユニット

将師領兵:2点
・アタマが1枚づつしかない[将・]で、残りのメンツが[兵兵兵](もしくは卒卒卒)。こちらのユニットはちょっと安い

兵事行:2点
・黒の[車車]+[卒卒卒」のユニット。赤は[車車]+[兵兵兵」

1点役
清一色:
・同スートでセットになっていればプラスされる役

無兵卒:セットに[兵]も[卒]もない場合
馬倒成功:アガリの1枚が[馬]だったら
一炮而紅:アガリの1枚が[砲]だったら
海底撈月(ハイテイ):デッキの最後の1枚をツモってアガったら
河底撈魚(ホウテイ):最後の1枚が捨てられて、そのカードでロンあがりしたら

自摸(ツモ):もちろん面前でのツモあがりのこと
※麻雀と同じで、ポンやチーしてメンツをさらしている場合は、この役はつかない

リーチ:リーチすると
一発:リーチして1順以内であがると
荘家:親がアガルと1点付きます。さらに連勝するとそれだけ加算されます


高得点役は狙って作るのは難しいですが、安めのセットでも同じスートにすれば「チンイツ」が付きますし、さらに兵も卒も入ってなければ「無兵卒」の1点も付きます

アガれるカードが馬か砲なら、さらに1点追加で、メンゼンツモ、自分が親ならやっぱり加点していきます

それに親の連荘(レンチャン)でも1点づつ加算されます
2本場なら+2点、3本場なら+3点です

親で連勝すると、かなり稼げます
ビトレイアル 056
*赤の[イ車]のペア(雀頭)ができてる。あとは黒の[砲]がくればセットが完成する
しかも[砲]あがりの1点と、兵と卒が1枚もないので無兵卒の1点も付く
これでリーチかけて一発ツモなら、全部で5点だ
指を折ったらそのまま点数になるので、計算は楽チン

ノーテン罰符:流局したときにテンパイしてないときのペナルティ
・麻雀ではノーテンだった人はテンパイの人に罰符を支払いますが、シャンチー麻雀では場にプールして供託にします

これはリーチ棒などと同じ様に、次の局であがったプレイヤーへのボーナスとなります


このゲームは台湾などではゲームセンターでも遊べるくらいポピュラーだそうで、そのあたりの詳しいレポートはこちらのブログ(世界遊戯博物館ブログ)で読めます
もちろんシャンチー麻雀のルールも説明してあります

実はデッキを2セット使って手札が7枚のバージョンもあるらしく、そちらは役も増えてさらに面白いというウワサですw

ただ僕がすごく感心したのは、たった5枚で麻雀っぽく遊べる!というところです

これまで麻雀をファミリー向けにしたポンジャンなどがありましたが、やはりどこまでいっても麻雀の簡易縮小版でしかありません

ところがシャンチー駒の構成は兵と卒が5枚づつ、という、いわゆる麻雀の牌の構成を逸脱しているところが面白い
シークエンスも将士象と車馬砲の2パターンしかないので、デッキ枚数は少ないながらも高得点役を狙うにはちょっと難しいくらいの難易度になっているのが絶妙です
ビトレイアル 057
*親の初手
赤の[師]を捨てれば黒の[象]待ちテンパイ
いや、[将][師]をアタマの[卒]のメンツなら「将師領兵]で2点役ではないか
まあ[将士象・卒卒]あがりでもチンイツが付くので得点的にはどちらでもいい
とにかく親になったら連勝することだ!


手札も5枚でセットを作るだけなので、ファミリーでも十分遊べます

というか、麻雀を知っているお父さんなら簡単にルールも理解できて、しかも家族にすぐにインストできそうなところもポイントが高い

何度も続けて遊びたくなるのも麻雀と同じです
本当にサクサク遊べてしまうので、誰かがハコ(破産)するか、4回づつ親を受け持つくらいで終了するのでちょうどいいでしょう

機会があればぜひ遊んでみてください

シャンチー麻雀の役の一覧表を作りました。欲しい方はどうぞ
game.jpg


ということで
プロフィール

流星キック1998

Author:流星キック1998
チャンスがあればいつでもボードゲームがしたい!誰か遊んでプリーズ

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
最新記事
FC2カウンター
フリーエリア
人気記事ランキングトラック
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR