十二季節の魔法使い

◇わしらはたぶん、魔法をつかう
10月 018

どこかで、このゲームがレースフォーザギャラクシー+なんちゃら(←忘れた)と紹介されていたので興味があったのですが、確かにR4tGっぽいところもありますが、違うところもいっぱいあります

R4tGっぽいところは、手札からパワーカードを建設して、そのカードの額面がそのままゲーム終了後に勝利点になるところです
R4tGでは自分の前に12枚カードを建設したらゲーム終了ですが、こちらはもっとたくさん建設できます

だからガンガン、パワーカードを建設すればよさそうなものですが、まあ、そこらへんはさすがにちょっと縛りがあったりします

最初から説明しましょう

まずコンポーネントがです
テーブル中央には季節トラックがあり、各プレイヤーには個人ボードがあります
他にもクリスタル記録ボードがあるので、なかなか場所を取ります

日本のコタツではちょっとキツイかも知れません
なるべく広めのテーブルを使ったほうがいいでしょう

ダイスは季節ごとに使うので4種類、5個づつありますが、プレイ人数によって個数を調整します
今回は4人プレイだったので全部使います


スタートプレイヤーはまず、現在の季節ダイスを全部振ります
季節トラックの1~3が冬()、4~6が春()、7~9が夏(黄色)、10~12が秋()となっており、最初は冬から始まるので青いダイスを全部振るわけです

ゲームの紹介画像ではボードの季節ごとにダイスが配置されてますが、一つの季節が終わるまで他の季節ダイスは使わないのでわきに置いておいたほうがいいでしょう
とにかく場所をとるので、今現在、必要のないものはわきに置いておくほうがいいです

この季節ダイスはなにかというと、アクションの選択です

スタートプレイヤーから、今振り出したダイスの目を選んでアクションを実行していくのです
R4tGでは、アクション選択カードを一斉にプレイしましたが、こちらは選べるアクションはダイス運で、そしてスタートプレイヤーからの順番取りです

この部分はどちらかというと「サンファン」に近いといえなくもありませんが、まあそんなことは気にしなくていいです

ダイス目のアクションは、どの種類の魔力トークンが取れるかパワーカードのドロー、もしくはクリスタルの獲得、のだいたいどれかです

手札のパワーカードを建設するには、要求されている種類の魔力トークンをコストで支払います
パワーカードを建設していくのがメインの目的ですが、パワーカードには勝利点になる以外にいろんな効果があります

それらの効果を利用してよりゲームを有利にできるので、なるべく早くパワーカードは建てたほうがいいわけです

ゲームの準備段階で、あらかじめ魔力トークンをいくつかもらえるわけではないので、最初はとりあえず欲しい魔力を確保することが最優先になるでしょう
しかし、魔力トークンは7枚までしか持てません。それ以上をドローしてきた場合は選んで7枚になるように捨てなければなりません

強力なパワーカードになればなるほど魔力トークンを大量に消費するので、魔力を貯めておきたいところですが、適度に消費していかないと魔力をムダにしてしまうかもしれません

多くは、ある種類の魔力トークンを得るためのアクションですが、その中に☆やサークル○で囲まれてるダイス目があります

まず☆は、個人ボードの召喚ゲージを1つ上げます
召喚ゲージというのは建設できる上限値のことです
いくら手もとに建設できるカードと魔力トークンがあったとしても、このゲージが〔1〕のままだと、1枚しか建てられません

召喚ゲージはガンガン上げておいたほうがいいでしょう

サークル○は変換のシンボルです
手元(リザーブ)の魔力トークンを支払って、クリスタルにすることができます

といっても実際にクリスタル風のガラス玉がもらえるわけではなく、クリスタル記録ボードで記録するわけですが

このクリスタルというのもゲーム終了時に勝利点になります
しかしゲーム中に、パワーカードの効果を発動するときのコストとしても使う場合があります
いってみれば、まあ、預貯金のようなものでしょうか


季節によって魔力のクリスタル変換レートが違います
季節ボードにはそのレートが描かれてます。そろそろ季節が変わりそうだから変換レート値が高い魔力トークンは手元に残しておこう、とか、いろいろ考えるわけですね


カードの目はパワーカードを1枚ドローし、数字は単純にクリスタルを増やします

これらのダイス目がいつもバランスよく出るとは限りません
そしてスタートプレイヤーから時計回りにドラフト(選んでダイスを取っていく)するので、たとえ欲しい目があっても取れる保障もありません

このあたりはダイス運なので、ダイスが振られるときに祈ったり、呪ったりしましょう
10月 034

*ボードにはクリスタルに換金できるレートがディスプレイされている
今は夏シーズンなので、〔炎〕と〔森〕の魔力トークンはクリスタル1個に換金できる
〔水〕は2個、〔風〕は3個になる
黄色のシンボルが〔炎〕で、赤のシンボルは〔風〕なのがややこしい
あまり〔風〕を持ちすぎてると、次の秋シーズンでは1個しか換金できなくなってしまう


ダイスを取ってきたら、個人ボードの空いている穴に配置します
そして同時にダイスのアクションを実行したら、可能ならいくらでもパワーカードを建てることができます

建てたくても召喚ゲージの上限や、魔力トークンが足りなかったり、場合によっては手札が枯渇している場合もあるので、そういう場合はさっさと手番が終わります

なんとなく、ソロプレイ感が強いという印象の人はプレイ人数が多いとダウンタイム(考える時間)が長いのではないかと思われそうですが、手番にやることは
・ダイスを選んでアクション
・パワーカードを建てる

だけなので、シンプルです

しかもパワーカードが建てられない(建てない)場合は、もっとシンプルに終わりますので、思ったほどはダウンタイムがかかりません
10月 030
*穴はドラフトしたダイス置き場
魔力トークンは上方のギザギザのところに配置しておく。7個までOK
ずらっと⑮までならんでるのが召喚ゲージで、これを上げておかないとパワーカードが建設できない

中央はボーナスアクション
・魔力を2個まで他の魔力に変換
・クリスタル変換するときに+1になる
・召喚ゲージを1上げる
・パワーカードを2枚ドローして選んで1枚、手札にする、という効果
使うごとに-5>-12>-20勝利点になるのでご利用は計画的に



このゲームのメインはパワーカードです
パワーカードの効果も、建設した瞬間だけ発動するものや、継続する効果ゲーム終了時に影響のある効果、などがあります

そしてこのテのゲームの常として、カードのテキストがゲームのルールにおいて最優先されます
要するに、ハデな効果のハチャメチャなやりあいがこのゲームの一番美味しいところです

ということは、やはりこのテのゲームの常ですが、どういうカードがあってどういう効果があるのか、が判ってからが本当の勝負という感じです

逆にいえばカードの効果がわかってくると、あのカードとあのカードで強烈なコンボができたり、このカード効果を最大限に活用するためには、最初からある種のカードをそろえておこうとか、あれもやりたい、これもやりたいで、頭の中は楽しい!ウヒョー!でいっぱいになること請け合いでしょう
10月 028
*パワーカードを建設するには、魔力でコストを支払うのが多いけど、左のカードのようにプレイ人数によってクリスタルを支払うという場合もある
右のカードは〔水〕を1個支払えばいいが、勝利点はなんと-10勝利点
その代わり、建てた瞬間にクリスタルが10ポイントもらえて、いろいろ使えそうな効果もある
今は、勝利点より効果の発動を優先してプレイする
パワーカードは大きく紫とオレンジの2種類があって、これもコンボに関係してくる



このゲームは大きく2つのフェイズに分かれています
そして実はここまでの説明は、このゲームの後半のフェイズなのです

最初のフェイズはなにかといえば、パワーカードのドラフトです

「世界の七不思議」ですっかりメジャーになった、回ってきたカードセットから1枚選んで残りのカードを回し、また回ってきたセットからカードを1枚選び・・・を続けて、最初の手札9枚を選び取っていくのが、最初のドラフトフェイズです

これは、カードがどういう効果があるのかイメージできないうちはただ面倒なだけですが、カードの効果が判ってからは、この段階で今回のゲームではどういう方向でいくのかを計画していくわけです

そしてその計画していく過程が、楽しくも悩ましいのです


サッカークラブの監督に就任して、世界中から好きな選手を選べるのと同じなのですから
ただしライバルがいるので、どの選手を獲得して、どの選手を流すかは悩みどころです

メッシは獲れたけど、イニエスタとビジャが獲られたからバルセロナスタイルは難しいなぁ、とか、クリロナ回ってきたけど、メッシがいるから被るなぁ、しかしこれを相手に回すのもシャクだなぁ、という悩みがあるわけです

まあ、実際のクラブ監督はこんなに簡単に選手を選べるわけではありませんが
どちらかといえばウイニングイレブンのマスターリーグモードに近いかも知れませんね

ありゃ、かなり話がズレましたが
あれも欲しい、これも欲しいはことのほか楽しいということです

しかしドラフトが終了しても、まだ最初のフェイズは終わってません
ドラフトで獲得した9枚はいっぺんに使えるわけではありません

この9枚から3枚1組のセットを3つ、作ります
このゲームは3ラウンドおこなうのですが、そのラウンドごとに使えるパワーカードをあらかじめセットにするのです

だから最初のラウンドは手札が3枚しかありません

ゲームの最初はまだ魔力トークンがないでしょうから、最初に大量に魔力コストを必要とするカードをセットにいれてしまうと、なかなか建設できないことになります

つまり、ゲーム全体を見越してどのパワーカードをどのタイミングで使用するのかをも、この段階で計画しておくのです

3ラウンドあるので、序盤、中盤、終盤で、どういうプレイをしたいかをイメージするわけです
芝居の用語でいえば序破急でしょうか

3セットに分けたら、2ラウンドと3ラウンドで使うセットにはラウンドトークンを乗せておくのですが、やっぱり場所をとるので僕らは3ラウンド用セットの上に2ラウンド用セットを横向きに乗せておきました
これで別に問題ありません

最初のセット3枚を手札に持ったら、いよいよ第2フェイズの開始です
スタートプレイヤーよ!さっさとダイスを振るがよい!
10月 029
*召喚ゲージは④まで上げてあるからあと1枚、建設できるけど、3枚の手札を使ってしまった
こうなると手番ではダイスを選ぶこと以外にすることがない
ダイスアクションでパワーカードをドローしてくるか、ボーナスアクションを使ってドローするか
しかしあまったら失点になるしなー、と考えてるところ
右にちょこっと見えている山札が次のラウンド用の手札
こうなったらさっさと1年目を終わらせようか、という判断も考えられる



ところで季節ダイスはプレイ人数+1個になるように使用します
つまり1個、使われないダイスが余るわけですが、これはなにに使うのかというとダイス目を見てください

ダイス目には1~3のドット〔・〕があります
余ったダイスはそのドットだけが使用されます。このドットの数だけボードの時間が経過するというわけです

〔・・・〕の目のダイスが残っていたら、時間はガンガン進みます
アクションダイスは最初に選べるほうが圧倒的に有利ですが、最終手番のプレイヤーがどのダイスを残すかで、ゲームの進行がある程度コントロールできるのです

最終手番は不利だけれども、時間を操ることができるのですね


個人ボードにはボーナスアクションが4種類あります
手番中に、このボーナスアクションは3回まで使ってもいいです。コストもかかりません

しかし、使うほどゲーム終了時の勝利点が減らされる仕様になっております
最初に1回使うだけなら-5勝利点ですが、3回使うと-20勝利点です

欲しかったダイス目が取れなかったときは、いざとなったら骨身を削ってこれらのアクションを使うこともあるかもしれません
10月 035
*残ったダイスのドット〔・・〕が2なので、時間トラックが2マス進む
つまり8から10に進むので、季節も夏から秋に変わるのだ
最短で4手番で1年が終わってしまう。1年はあっという間なのだ


季節トラックが一周すると、次の1年、つまり次のラウンドが開始されます
ここで第2ラウンド用の手札が3枚、入手できるわけです

もちろんそれまでの手札もそのまま持っていてもいいです
手札に持てるカードの枚数上限はありません

しかし、だからといって、使いもしないカードをいっぱい持っていればいいというものではありません
なぜなら、ゲーム終了時に手札に残っているパワーカード1枚につき-5勝利点になってしまうからです

このゲームをプレイしたときはルールの見落としがあったのですが、ダイスのカードドローの目は、パワーカードを1枚ドローするか、手札から1枚ディスカードできる、という効果です

残った手札が失点になるということを見落としていたので、パワーカードを捨てる意味なんてないじゃーん、と思ってたのですが大間違いですね

手札が多ければ選択肢も増えますが、大量失点のリスクもあります
このあたりのマネージメントもよーく考えなければならないわけです

うーん、細かいところまでよくできてる

3ラウンドが終了した瞬間にゲームは終了します
終盤になってくるとゲームを引っ張るのか、さっさと終わらせるのか、どのダイスを残すのかが重要になってきます

もう1手番プレイしたい場合は、欲しくもないドット3のダイス目を選ばざるを得ない場合もあるかも知れません
できればそういうお仕事は、他人にやってもらいたいものですが
10月 033
*中盤あたり
召喚ゲージは⑫あるけど、パワーカードと魔力が決定的に足りない
だからカードドローのダイスを選んだ
終盤は、カードの効果よりもなによりも、1枚でも多くパワーカードを建てて得点を稼ぐのだ

左の4枚のカードは、もう効果を使い切ったカードなので重ねてある。場所とるからね

ゲームが終わったら、得点計算です

建設したパワーカードの額面の合計と、クリスタル記録ボードの数字分の合計が全勝利点となります


geekによるとベストプレイ人数は2人らしいですが、4人プレイでもだれずに遊べました
慣れてくればくるほど悩ましさは増大するので、それだけ長考しがちになるかもしれません

そうなると2人プレイが一番いいのかも知れませんが


ちょっと最初はルールの量が多いように感じるかも知れませんが、実は初級、中級、上級レベルに応じて使うパワーカードが違います

最初はルールとカードを確認するくらいの心構えで、初級レベルをプレイすればいいでしょう
1回プレイすれば、今度はああしたい、こうしたいというワクワクがこみ上げてくるので、またすぐ再プレイしてもいいし、慣れたら中級、上級レベルでパワーカードを変更して新鮮味を出してもいいでしょう

5000円近くするのでちょっとお高いなーと思ったのですが、これだけ段階に応じて遊べるならコストパフォーマンスは悪くないです

カードの和訳シールを120枚貼るだけの苦労はあります
できれば完全日本語版をだして欲しいのですが

というわけで
プロフィール

流星キック1998

Author:流星キック1998
チャンスがあればいつでもボードゲームがしたい!誰か遊んでプリーズ

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