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トレ(Tor)

◇そして最後にドイツが勝つ
信州 コラーゲンラーメン 084

Football is a simple game; 22 men chase a ball for 90 minutes and at the end, the Germans always win
「サッカーは単純なゲームだ。 22人のプレーヤーがボールを追いかけ、最後にはいつもドイツが勝つ」ガリー・リネカー(元イングランド代表)


「Tor」(トア)=ドイツ語で「ゴール!」という意味ですが、ボードを見ればこれがサッカーのゲームであることが誰でもわかります

リネカーによれば「サッカーは単純」であるように、このゲームもいたってシンプル(単純)です
1~13までのカードを両プレイヤーが持ち、1枚づつ同時出しして数比べで勝てばボール駒を前進させ、より多くゴールを決めたほうが勝ち、です

要するに、トランプゲームのもっともプリミティブ なゲーム「戦争」と同じです
「戦争」はそれぞれのデッキから1枚づつめくって勝負していき、勝った負けたを眺めるだけの運ゲーですが、さすがにこちらはそこまでプリミティブ(素朴)ではありません

一応、13枚の手札から1枚選んでプレイします
信州 コラーゲンラーメン 088
*デザインもシンプル

最初、ボールはセンターサークルにあります
普通、サッカーではコイントスによってキックオフの権利を選んだりしますが、このゲームは同時出しなのでコインを用意する手間はありません

せーの、で同時出しして、数字が高い方がボールを相手陣内に攻め込みます
サッカーコート(ボード)はフィールド⇒ペナルティエリア⇒ゴールエリアに分割されており、早い話、3回勝負に勝てばゴールです

ゴールを決めたら(決められたら)ボール駒を再びセンターサークルに戻して、残り手札で勝負していきます

こうして13枚の手札を使い切ったら前半戦終了で、手札を回収して後半を行い、より多くのゴールを決めたほうが勝利です
信州 コラーゲンラーメン 092
*数比べで勝てばボールを進める
同点なら、ボールは動かない


デザイナーはクニツィア博士です
同じ構成の手札からの同時出しというやり方は「古代ローマの新しいゲーム」の中のいくつかのゲームでも採用しているシステムですが、この「Tor」の場合、工夫はたった一つです

プレイカードは1~9までが【アマチュア】、10、11、12のハイカードが【プロ】、13が【マニア】という強弱になってます

そして工夫というのは最強の13【マニア】は、【アマチュア】に負ける、というものです
信州 コラーゲンラーメン 086
*13は10~12には勝つけど、それ以下の数字には負ける
工夫はこれだけ!


なーんだ、ただのジャンケンじゃないか!

そうです
ただのジャンケンですw

僕もこのゲームは随分昔に、ネットでルールを読んでたのですが、あまりに素朴すぎて
「おい、クニちゃん!サッカーがシンプルなスポーツだと思って、簡単すぎるだろ!」と食わず嫌いでした

ルールを読んだときは半信半疑だったけどプレイしてみたら大違い、ということはボードゲームではよくありますが、まさにこのゲームがそれです

信州 コラーゲンラーメン 085
*あしたへキックオフ

とりあえずキックオフしてみましょう

最初の1枚でなにを出すか・・・
まだなにも手がかりがないので迷います

ということで、なんとなくここは捨て札を選びたくなります
つまり1~9までのアマチュア級を処理したくなるのです

[1]だとさすがに勝つのは難しいので(勝てるのは相手が[13]を出したときだけ)ミドルカードを選ぶことになります
5か6か7、もしくは8くらいでしょうか

こちらが[7]あたりを出して、相手が2や3、4あたりのローカードを処理してこちらが勝てば御の字ですが、もちろん相手がプロ級の[10]を出してくることもあります
信州 コラーゲンラーメン 089
*キックオフ直後の1手めが非常に大事
できればアマチュアクラスを処理して、それで勝てれば一番いいけど・・・
ここで主導権を取れるかどうかで試合の流れが決まるのだ


最初のターンで負けたとしてもまだまだ挽回できそう・・・ですが、よくボードを見てください
相手が勝って、駒がこちらの陣営(フィールド)に入ってくると、次のターンで負けるともう相手はこちらのPA(ペナルティエリア)に進入してきます

つまりすぐにイーシャンテンになるわけです
※イーシャンテン=あと1つでリーチになる状態

ボールがPAにあるかどうかは重要です
本物のサッカーでも、得点の80%以上はPAからのシュートによるものです

ですから2ターンめとはいえ、攻められている陣営は手を緩めることができません
そこでなんとかプロクラスで撃退したいところですが、最強の[13]で切り込まれるかも知れません

ならば逆にローカードで相手の[13]を潰すか?!

しかしこの水際で、心理的にローカードはプレイし難い
敵もあまり早い段階で切り札の[13]を吐き出すのは得策ではないと考えるでしょう

しかし敵もPAに進入したい
そこでどちらもプロクラスの攻防を意識します

いや、しかし敵がプロクラスを出してくるならこちらはいっそ[13]を・・・
信州 コラーゲンラーメン 091
*ペナルティエリアに入れば、リーチ!

ここで押し戻すことができればいいのですが、負ければいよいよ後がありません
ここまでくれば、相手も全力で勝ちにきます

ここまで最短で2ターンです
しかしすでに2枚づつカードはプレイされており、相手の残り手札の情報もわずかながら解ってます

相手がどのカードで勝負にくるのか・・・
お互いの心理戦がピークになる瞬間です

シュートは右か、左か
それとも味方へのラストパスか、いやドリブルで抜いてくるのか


ええ?そこでフェイントいれるかーーーー?!


もしゴールを守ったとしても、まだボールはこちらのフィールド(陣内)にあります
敵の2次攻撃が続きます

しかしそこを跳ね返したとすると、今度はイッキに敵のフィールドまで盛り返します(プレイ中はセンターサークルは無視)
こうなると形勢逆転

今度は敵が必死になる番です
信州 コラーゲンラーメン 095
*よし、カウンター攻撃
今度は相手が必死になる番だ。ゴールまでイッキにいけるかーーーーーー



もしゴールが決まったらボールをセンターサークルに戻して残り手札でプレイ続行です


中盤以降になってくるとお互いの残りカードを把握できます
相手がすでに[12[13]を使っており、こちらがまだ[12]を持っているならそのカードは必勝の切り札となるわけです


手札13枚を使い切ったら前半終了で、手札を回収して後半戦のキックオフです
前後半プレイしてより多くのゴールを決めた方が勝利ですが、ゲームの性質上、4点も5点も決まることはありません

だいたい1-0や2-1という、実にサッカーらしいスコアに落ち着きます

もし同点なら、どちらかが先にゴールを決めたら勝ちのサドンデスの延長戦になります
しかし場合によってはそれでも決着がつかずにぐずぐずになるかも知れないので、延長戦になったらゴールが決まれば終了で、もし手札13枚使い切ってもどちらもゴールが決まらなければより相手の陣営に進んでいる方が勝ち、という「アンギャルド」方式で決めてもいいように思います


もしくは本来のサッカーの理念どおりに、同点なら勝ち負けなしとして握手して終わるのも紳士のたしなみでしょうか
信州 コラーゲンラーメン 002
*シュートはゴールへのパスだ(ジーコ)

サッカー(フットボール)はヨーロッパ発祥で、ボードゲームもずっとドイツが牽引(リード)してきたのにどうして面白いフットボールのゲームがないのか不思議でした(おはじきのようなアクションゲームとしてのサッカーゲームは盛んですが)

いや、すでにあったんですねw

クニツィア博士は「アンギャルド」といい、「デカスロン」といい、スポーツゲームの巨匠といってもいいかも知れません


サッカーが好きな人ならどうしてもオフサイドのルールや、ミドルシュートやFK(フリーキック)などのサッカー的要素を盛り込みたくなるのですが、
もう「戦争」でいいじゃん
ジャンケンでいいじゃん
、っていう、この割り切り方は素晴らしい
信州 コラーゲンラーメン 100
*エース(13)の扱いがポイント
アマチュアで無駄に負けるのが一番くやしい


不満といえば、これ、ラグビーでもホッケーでも、ゴールを決めるタイプのスポーツならなんでもリメイク可能なんじゃないか、ということです

リメイク・・・
これもクニツィア博士の得意とするところですね

いつか、ファンも唸るような本格的サッカーボードゲームが登場するのを期待したいところです
あ、クニツィア本人のデザインでなくてもかまいませんが

ということで
プロフィール

流星キック1998

Author:流星キック1998
チャンスがあればいつでもボードゲームがしたい!誰か遊んでプリーズ

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