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潜入スパイ大脱出 完全日本語版

◇ダンジョンなクエスト、再び
プチ盤 049

これはどういうゲームかというと、スパイ潜入して脱出するゲームです
メーカーの付けた日本語タイトルを気に入ろうと気に入るまいと、少なくともそこにウソはひとつもありません


最初に各プレイヤーは6人のキャラクターから一人を選びます
キャラクターカードにはなにやらテキストがみっちり書かれてますが、これらはフレイバーテイストなので、無視してもらってかまいません

まあ、要するにこのゲームはキャラごとに特殊能力なんてものはないので、なにを選んでも同じです
見た目でどうぞ
プチ盤 050
*原作をまったく知らないので、どれにも思い入れがない。誰でもいいっす


部屋カードは1階と2階に分かれてます
よくシャフルしてそれぞれ6枚づつ裏向きで並べます
これがサイバーソリューション社の施設です
スパイたち(プレイヤーたち)は、1階のエントランスから侵入して2階の最深部まで進むことができます

さらに、隠し部屋もランダムに1枚選んで伏せて配置しておきます
スパイ
*手前の6枚が1階の部屋カードで、上が2階部分。これは一方通行になっている
横向きの部屋カードは隠し部屋
1階の最初のカードはオープンされ、ここがエントランスとなる。キャラクター駒をここに配置してゲームスタートする



4種類のアクションカードとアイテムカード4枚の合計8枚を初期手札にしてゲームを始めます

ゲームの流れは
①手札から1枚伏せてプロット
②スタートプレイヤーからプロットしたカードを解決
します

これ以降の
③NPCフェイズと
④セキュリティフェイズ

というのは自動処理なので、慣れてる人がさっさと行えばよろしい


部屋カードは最初は裏向きになっていますが、進んでいくと表向けられていきます

ゲームのほぼメインは、どのアクションを選ぶか(もしくはアイテムを使うか)です
アクションカード
・前進
・後退
・インターフェイス
・ダウンロード

という4種類あります

【前進】は隣の部屋に移動し、【後退】は1歩隣の部屋に下がります

このゲームでは、部屋カードは1階から2階に繋がっていて一方通行です
2階の最深部に向かって進む場合は【前進】で、エントランス方向に進む場合は【後退】を使うわけです
プチ盤 024
*4種類のアクションカードは何度でも使えるが、アイテムカードは使い捨て。
補充するには部屋カードのインターフェイス効果を発動させるしかない


ここで部屋カードの説明をします
部屋カードは最初は全て裏向きですが、スパイが移動してきたら表向きになります

部屋カードがオープンされたとき〔開示機能〕という指示があれば、まずそれを処理します
例えば<セキュリティステーション>という部屋がオープンされたら〔開示機能:ネルソン巡査をこの部屋に置く〕とあるので、NPC(ノンプレイヤーキャラクター)カードのネルソン巡査を、この部屋に配置します

開示機能は、オープンされたとき1回切りの効果です

開示機能という指示がなければ、カードの数字分のデータチップをストックからこの部屋カードに持ってきます
プチ盤 026
*カード中央の数字分のデータチップをストックから伏せたまま、その部屋カードに持ってくる
1階部分はストックから持ってくる数は少なめ。ゼロという場合もある

データチップというのは、勝利点です
ここでゲームの勝ち方をぶっちゃけると、要するに、誰よりも勝利点を稼げばだいたいOKです
なぜ”だいたい”なのかは、あとでわかります


このデータチップは1~3点までありますが、準備段階で全て伏せて混ぜておきます
チップはけっこうな分量があるので、ちょっと面倒です
いっそ、巾着袋に入れて、そこからドローすればいいかなーとも思ったのですが、チップの額面が見えてしまうリスクがあるので、やっぱり全部伏せて混ぜておくしかありません

ぜひ、ゲームの箱のふたをお使いください
su.jpg
*データチップはどっちゃりある。全部伏せとけ

オープンされた部屋カードの右下には、●紫色と、●赤●黄色のアイコンがあり、色に対応したカウンターをそこに1枚、配置します

紫はインターフェイストークンで、この部屋で【インターフェイス】のアクションをすればその部屋カードに書かれている〔インターフェイス機能〕が発動されるわけです

どういった効果があるのかは、部屋カードをご覧ください

赤はテックロック黄色は研究員トークンです
これらはアクションカードでは発動できません

アイテムカード(もしくは部屋カードの効果などで)を使って、それらを発動させてその効果を得ます

発動したらそれらのトークンは除去されます
つまりそれらの効果を発動させることができるのはゲーム中、1回切り、ということです
<ルールミス>
インターフェーストークンは、使ったら除去する場合と、除去しない場合があります
「この部屋のインターフェーストークンを取り除き・・・」と書かれてあれば1回きりの効果ですが、そうでなければ(トークンは残ったままなので)アクションカードのプレイでなんどでも利用できます


部屋カードに置かれたデータチップ(勝利点)を得るには【ダウンロード】のアクションカードをプレイします

1プレイにつき、1チップ獲得ですが、その部屋で最初にダウンロードを実行した最初のプレイヤーに限り2チップをランダムに獲得します

もちろんチップは伏せられているので、何点のチップなのかはめくってくるまでわかりません
当然ですが、部屋のデータチップがなくなってしまったらダウンロードしても意味がありません
プチ盤 033
*紫のトークンはその部屋でインターフェイスアクションを実行すると発動する(1回だけ)
赤いトークンはテックロックで、これを発動させるにはアイテムカードを使う。発動するとテキスト効果を実行し、その上に書かれている数字分のデータチップをこの部屋に追加するという効果もある
いま〔危険物倉庫〕の部屋には最初に配置されたデータチップは枯渇してるけど、テックロックを発動させることで6チップ追加される
しかし追加してチップを獲得(ダウンロード)するには、2手番かかる


ゲームの終了条件は、全員がこの施設から脱出するか、セキュリティメーターが99になるか、です
メーターが99になったら強制終了です

強制終了したときに施設を脱出していないスパイは、死亡です
一応設定は、セキュリティで雇われた傭兵部隊が施設に到達するまでの距離=カウントダウンということです

セキュリティガードが施設に到着するまでに、できるだけ情報(データチップ)を盗み出して逃げ出せ、というゲームなのです

なるべく勝利点(データチップ)を稼ぐのが目的ですが、捕まったら一発アウトです
死んだらゲームから脱落なのです
潜入スパイ大脱落です
プチ盤 030
*2階部分まで進んだはいいが、タイムリミットを意識してないと脱出不可能
エントランスまで帰る手番数は残っているのか


ルール自体は簡単なのですが、この手のゲームはカードのテキスト勝負みたいなところがあるので遊んでみないと判りません

とりあえず3人プレイしてみました


スタートプレイヤーはセキュリティメーターとダイスを受け取ります
全員、手札から1枚プロットしたら、スタPからプロットしたカードをオープンしてそのカードを処理します
プチ盤 032
*手札から1枚プロットする
手番順に処理していくので、それを見計らってアクション(アイテム)を選ぶ
場合によってはオシゴトさせられる場合も・・・

アクションカードならそのアクションを、アイテムカードならそのカードのテキストを読んで処理するわけです

プロットカードを一斉にオープンするわけではありません
スタートプレイヤーから時計回り順、というところがミソです


先ほど説明したように、インタイフェースやテックロック、研究員のトークンを消費するアクションは早いもの勝ちです

みんなが同じ部屋にいる場合はなおさら、どのアクション(もしくはアイテムカード)を先に実行するのか腹の探り合いをするわけです

当然、スタートプレイヤーは真っ先にアクションを実行できるので有利です
それ以降の手番プレイヤーは、スタPがどのアクションを行うかを先読みする必要があります

同じアクションを選んでしまうと、前進や後退の移動アクション以外のアクション=つまりインターフェイスやダウンロードアクションが空撃ちになる場合があるからです

オープンされたときに部屋カードに配置されるデータチップも早いもの取りです
しかも最初にダウンロードアクションをしたプレイヤーは、2チップ取れるのが大きい


前進移動して、真っ先に部屋をオープンにしていくのも悪くはありません
なぜなら、先行すればそこに他のプレイヤーが追いつくまではその部屋の効果やチップなどは優先して取ることができます


手番が早いプレイヤーは、その部屋の効果を(データチップやインターフェイスの発動など)得られやすいし、手番が遅ければ移動したほうがいい場合もあります

スタートプレイヤーはラウンド毎に移動してくるので、自分がどのくらいの手番順で、その順番ならどのアクションが一番有効なのか、を見極めていくことになるのです
プチ盤 034
*特定の部屋カードのインターフェイスアクションを使えば、この隠し部屋に侵入できる
インターフェイスアクションは早い者勝ちの1回キリなので、要するに誰も他にここに入ってくるものはいない
ダウンロードしまくれ!


ところが途中までプレイしてみて気づいたんですが、このゲームは2階の最深部にまで行く必要がない、ということです

最初はてっきり、エントランスからスタートして2階の最深部に到達してまたエントランスに戻ってくるというルールなのだと思ったのですが、そうではありません

1,2階の部屋カードはそれぞれ14,5枚から6枚づつランダムに選ばれて配置されるので、2階の最深部にものすごい極秘データが眠ってる、ということではないのです
(毎回、部屋カードがランダムに生成されるというところはヴァッカリーノ風味ですが)

大事なのは、ゲームが終わるまでになるべく勝利点を稼いで、そして生きて施設を脱出することなのです
このゲームではいくら勝利点を持っていても、ゲーム終了時に施設に取り残されていたら死亡なのですから

ではどうなるかというと、出口であるエントランス付近で、地道にデータチップをダウンロードして稼いで、ゲーム終了間際にさっさとエントランスから逃げればいいのです

んんんーーーーー?
そんなゲームなのかーーーー?


そんなゲームなのですw

2階の最深部にまで侵入して極秘ファイルを入手する・・・というふうにこちらが勝手に思い違いしてただけです

dann.jpg

『ダンジョンクエスト』では、中央にドラゴンの宝物部屋がありますが、べつにそこに行くことが目的ではありません

財宝を獲得したら、タイムリミットまでにダンジョンから生きて帰ってくることが目的なのです


しかしそれではあんまりwなので、せめて2階の最深部まで到達したプレイヤーしか脱出権利はない、というルールにしようと思ったのですが、すぐに無理だということがわかりました

ゲーム終了フラグであるセキュリティメーターは、ラウンド毎にダイスを振ってその出目+警報値の分だけメーターが進みます

警報値が上がればそれだけメーターの進みも速くなり、2階の最初の部屋くらいまでで時間切れになります
ましてや最深部なんて、どうやって進むのでしょうか!

エントランスから【後退アクション】をプレイすることで施設から脱出できます
エントランスにいるだけではまだ、施設内にいることになるんですね

そして基本的に脱出できるのはこのエントランスだけなので、先に進めば進むほど脱出が困難になるわけです
プチ盤 追加 003
*中央上部のダイヤルが警報値
ダイス目+警報値が毎回、距離メーターに加算されていく
この場合、ダイスで6を出したらゲームオーバーとなる


部屋によっては脱出口があるものがあります
そういう部屋が施設の途中などにあれば、いざとなったらそこから脱出することもできます

しかしそういうのはたいていインターフェイスの効果なので、1人しか利用できません
逃げるのも早い者勝ちです
プチ盤 追加 005
*1階と2階の部屋カードにそれぞれ1枚づつ脱出口がある
しかし毎回ランダム生成なので、これらの部屋カードが登場するかどうかは判らない


部屋カードは、ちょっと判りづらいのですが右側のテックロックやインターフェイスアイコンの並びの上のランプが◎青なら1階、◎黄色なら2階を表してます(ランプが◎赤なら隠し部屋)

当然、1階よりは2階のほうがデータチップはいっぱい出てきます
実は最初にプレイしたときは、1階と2階の部屋カードを間違えて並べてました
だからエントランス付近の部屋でもデータチップがたんまりあったのでそこでうろうろするだけで良かったんですね

実際は1階の部屋では、そんなにデータチップは沸いてきません
勝利点がなければ(なくなれば)、どちらにしろ先に進まなければならなくなるわけです


なんとなくスパイ同士が協力して最深部に挑むのかと思ったら大間違い

しかしいかに自分だけが生き残って、他プレイヤーを蹴落とすかというモード(発想)に切り替えれば俄然とこのゲームが楽しくなってきます
supai.jpg


ボックスには「絶望的な未来での協力型泥棒カードゲーム」と書かれています
ときには協力しなければならない場面もありますが、それはいわゆる「お仕事」と呼ばれる、強制的自己犠牲プレイでしかなかったりします

しかし泥棒カードゲームというのは正しいw

デザイナーのヴァッカリーノは『ドミニオン』バッカリー作ってるわけではありません
今年(2012年)のドイツ年間ゲーム大賞をみごと『キングダムビルダー』で受賞しました
king.jpg

かと思えば、本作のように蹴落とし型ダンジョンクエストゲームもデザインしたりしてます
僕は、こういったお手軽ゲームが大好きで、『キングダムビルダー』よりモチーフも好みだったので予約してまで買ったわけです

潜入、スパイ、脱出、隠し部屋、という単語(ターム)にわくわくしないわけにはイキマセン

ただし、大きな不満が一つあります
箱が開けにくい

この、箱の開けにくさはあの「エミッサリークライシス」以来の衝撃です

というわけで

<エラッタ情報>
アークライトの公式サイトに誤訳訂正&エラッタが公開されてます
大半はルールブックで、それらはちょっとした誤記なので無視していいレベルですが、やっぱりカードにもエラッタがありました

プレイ前に目を通しておくことを、おススメします
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No title

インターフェーストークンを捨てると書かれている部屋カードだけインターフェースを1人しか使えないのではないのですか?

Re: No title

> インターフェーストークンを捨てると書かれている部屋カードだけインターフェースを1人しか使えないのではないのですか?

そうです
インターフェーストークンはなくなると、その部屋ではインターフェース効果はもう、受けられないですからね

No title

回答ありがとうございます。
そしたら部屋カードでの脱出は早い者勝ちじゃないと思うんですが...

Re: No title

> 回答ありがとうございます。
> そしたら部屋カードでの脱出は早い者勝ちじゃないと思うんですが...

そうですね
ルールミスがあとでわかったので、とりあえず訂正だけしてあって、記事の細かいところまで修正してないんですよ

ルールミスのまま遊んでた気分がそのまま(間違ったまま)残ってる場合もありますが、ご容赦ください

すいません。

すみません、訂正文が記載してあったのを見逃してました。
ごめんなさい。
実はこのゲームのルールでまだよく分からない所があるのでネットで色々調べてたんです。
抽出のルールがよく分からなくて、2人が抽出を選んだ場合に部屋カードにデータトークンが3つの場合は順番が早いプレイヤーが2個取って次の人が1個。
2個しかなかったら順番が早いプレイヤーが2個とれる。
って事でいいんでしょうか?
あとバイオメディカルラボが最初の2部屋にあったらどうしてますか?

Re: すいません。

> 2人が抽出を選んだ場合に部屋カードにデータトークンが3つの場合は順番が早いプレイヤーが2個取って次の人が1個。
> 2個しかなかったら順番が早いプレイヤーが2個とれる。
> って事でいいんでしょうか?
・ルールを読む限りは(日本語版ルールブックP11『14・上級ルール』◆14-1・データ抽出)
「その部屋に2人いる場合、その2人のプレイヤーはそれぞれ2つまでのデータトークンを獲得します」とあります
「2つまで」というところに注目すれば、データトークンが3個の場合はそれぞれ1個づつしか獲得できないと読めます


> あとバイオメディカルラボが最初の2部屋にあったらどうしてますか?
・(同P3【優先するルール】より)このゲームでは、カードのテキストがなにより優先されるので〔バイオメディカルラボ〕のテックロック機能を忠実に従うのであれば、このカードが1階のエントランスか2部屋めにあった場合、それが発動したらそのテキストに従うのではないでしょうか

つまり、その部屋にいる全員は強制的に脱出させられる、ということです
もちろん、自分が負けていたらこのアクションは選ばないでしょうし、手番順が早ければさっさと移動してしまえばいいわけですね

僕もまだ「抽出」を使った上級ルールでは遊んでないので、近々、再プレイしてみるつもりです

ところで、こういった質問コメントは大歓迎です
こちらもルールの理解が深くなりますので

すいません。2度目

先ほどアークライトさんから質問の返答があったので失礼ですがコメントとして書かせてもらいますね。

<潜入スパイ大脱出 エラッタ>

●アイテムカード「秘書」

誤:距離ダイヤルを~
正:警報ダイヤルを~


●アイテムカード「リモート・ドローン」(FFG公式エラッタ+誤訳)

誤:表になっている全ての~
正:「リモートドローン」をあなたのいる部屋に置く。表になっている全ての隣接した部屋~


●行動カード「抽出」

誤:以下の通りに、その部屋に~
正:以下の通りに、親から順番に、その部屋に~

つまり抽出は私の思ってた通りの効果でよかったみたいです。

バイオメディカルラボについてはエントランスまで戻るだけだったみたいです。
なぜなら脱出するには脱出するためには、「エントランスで後退カードを使う」必要があるからだそうです。

アイテムカードのエラッタ2つについては相当ゲームが変わりそうですね。

Re: すいません。2度目

おお、大変助かります
こちらの解釈は的外れでしたね。お恥ずかしい

こちらはアークライトのエラッタです
http://www.arclight.co.jp/ag/index.php?page=errata#infil

そういえば「リモートドローン」の効果は間違って使ってました
えらく効果が強いなーと思ってたんですが、エラッタだったんですね

近いうちに、このあたりは記事に反映させておきたいと思います
ありがとうございました
プロフィール

流星キック1998

Author:流星キック1998
チャンスがあればいつでもボードゲームがしたい!誰か遊んでプリーズ

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