それ何やねん

◇超ウルトライントロ・・・ドン!
恋ヶ窪② 012

親がお題をだして、その他のプレイヤーが当てる、というコミュニケーションゲームは昔からありましたが「Dixit」のゲーム大賞受賞がきっかけで、一躍メジャージャンルになった印象があります

抽象的なイラストを使ったり、お絵かき、粘土を使うもの、そのツールとして使われる素材はそれこそ幼稚園のお遊戯で使うようなものばかりですが、今回はそれに輪を掛けているというかなんというか、多分、他のボードゲームで使われるパーツばかりを使って当てっこゲームをするのです


手番(親)プレイヤーは、お題カードをオープンして、その中の一つの項目をそれらのパーツ(ガラクタ)を使って表現し、子プレイヤーたちに当ててもらいます

例えば「Dixit」タイプのお題当てゲームでは、実はけっこうお題の出し方が難しい
あまり早く正解が出てもいけないし誰も解からなければ得点にならない、というルールだからです

つまりお題の出し方にかなりのセンスが求められるため、誰でも楽しめそうなこの手のゲームが苦手だ、という人も少なくありません
dixit.jpg


「これ何やねん」は、その点が大きく違います
このゲームでは、正解が解かったプレイヤーは早い順に手元のナンバーカードを伏せて出していきます
答え合わせのとき正解ならポイントですが、より早く正解したらそれだけ得点が高いというわけです

親は、正解者が多いほど得点を得られるのでなるべく早く、というか、確実に、全員にお題が解かってもらうように全力を注げます

つまり、難しすぎず解かり易くなりすぎないお題を考える必要がないんですね

もしこれがお絵かきゲームなら、絵の得意な人が圧勝するでしょう
ところがこのゲームで使えるのは、ガラクタパーツだけです

ときにはカエルを映画女優に見立てなければなりません
カエルだけでは解かってもらえそうになければ、なにやら毛の塊を頭に乗せて、なんとか女性だということをアピールします

それでも解かりそうになければ、カエルの腰をフリフリさせて歩かせて、ようやく「マリリン・モンロー」だと解かってもらえるわけです(それでもわからない人はわからないでしょう)

固定されたパーツだけを使わざるを得ないので、毎回かなり無理やりな感じが爆笑を誘います

バラエティ番組のジェスチャーゲームや、尻文字当てのようなお座敷遊びに近いかもしれません
恋ヶ窪② 011
*各プレイヤーは1~6までの数字カードを持っていて、親が何番目のお題を出したかピンときたらその数字カードを出す。
カードは早いもの順で重ねていくので、早く出してしかも正解だと得点が高くなる
出遅れても、正解なら得点はもらえるので急いで間違えるよりはじっくり考えて確実に得点を取りにいってもいい
その前に、いくら考えても正解がさっぱりわからないときもありますがw


正解を聞いても、納得できないこともありますw

「どこがスカイツリーやねんw」
「なんでこれがバブル景気やねんw」
「大阪の海は悲しい色やねんw」

(なぜかみんなニワカ大阪弁になります)

正解しても解からなくてもいいのです。親の必死さとその無理やりな表現物を大笑いできればこのゲームでは正解なのです

おっと、こんなこというと「勝利を目指さなくていいのか」と言われそうですが(そんなこと言う人もいないでしょうが)、実はガチで勝ちにいってもそれはそれで別のオモシロさがあるのです

お題は親が自由に考案するわけではありません
お題カードがオープンされ、6項目の中から1つを選びます
どのお題を出すかは、親のナンバーカードからランダムに選んで自分だけが確認します

しかし6項目はあらかじめみんなにオープンなので、親がどのパーツを選ぶかでピンとくることがあるのです
恋ヶ窪② 010
*これは事件のカテゴリー
6項目あって、親の数字カードからランダムにドローしてお題が決定される
「ダイアナ妃、事故死」や「日航ジャンボ機墜落」なんていう、ネタにしていいのかどうなのか微妙なヤツもあったりして


自分が親の立場なら、これらのお題を、どのパーツを使って表現するかをまずイメージすると思います
そしてそのイメージが親プレイヤーとシンクロしていれば、そのパーツを手に取った瞬間にこちらのyomi(読み)どおりとなるのです

このあたりがどんどん極端になってくると、やがては親がパーツを選ぶ前に察知するところまでいきます

「ん?スタートしたのに、まだ親がパーツを手に取ってない。あのパーツを使えばすぐに『高層ビル』と解かるから、それではない。『富士山』ならあの三角のパーツを使えばいいのに、悩んでる。ということは一番表現に難しいこの項目だな」

と、(親の心理を)読んで親が表現する前にナンバーカードを置いてしまうわけです

ここまでくるともうサトリの化け物か、クイズ番組で最初の一言を聞いただけで正解する早押し解答者です
もしくは「チャッ」という1音だけで反応する超ウルトライントロドン!です

しかし、今思えばこれは
親の心理を読むことといい、1から6までの数字カードを使うことといい、おお、これはまさに手本引(てほんびき)ではないですか!(嘘です)
恋ヶ窪② 079


子プレイヤーは、なるべく早く正解したいところですが、出し遅れたらそれはそれで確実に正解を考えればよろしい

ピンときたらさっさと出したほうがいいでしょうし、迷ったら確実に正解を当てにいったほうがいいでしょう

親は当てて欲しいし、子プレイヤーも早く当てたいのに、パーツに制限があるために両者の思惑がズレ、笑いが起こるのです
恋ヶ窪② 013
*答え合わせ
みんなが、あれに違いないと自信をもって解答したのに、親の思惑はまったく違っていたりする
今回は「女の子があこがれる職業」というカテゴリー
なんじゃこりゃ




僕は「これで笑ってくれ」といわんばかりのネタゲーや、ウケを狙う類の行為は逆に醒めてしまうタチ(ノリが悪いと笑わば笑え)なのですが「これ何やねん」はどこをとっても真面目なのに、表現の不自由さが自然と笑いを誘うようになってるのです

みんなが真面目になればなるほど状況のズレによって可笑しくなる、というのは優れたコメディ映画の常套手段ですが、まさしくこれは優れたコメディゲームと言えるでしょう


少し前に正体隠匿系の「レジスタンス」で、レジスタンスなのに嘘をついていいかどうかがなんちゃんねるかで話題になったことがありました

場が盛り上がるならいいではないか、と主張する人もいましたがレジスタンス側が嘘をついたらこのゲームは成立しません
ゲームを楽しくする、ということと、ゲームを壊すことは別なのです

もし親が(ウケると思って)わざと意味不明な表現をしたら「これ何やねん」というゲームは成立しません
そしてその行為は面白くもなんともないので、ウケることすらありません

このゲームを楽しむためのルールはたった一つです
みんな、真面目にやりましょう(半笑)!
恋ヶ窪② 014
*カエルと複葉機とブタがひっくり返ってます。なんですかこれは。真面目にやれ!

というわけで
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流星キック1998

Author:流星キック1998
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