モイタラ

◇船長の座はもらった
モイタラ 001

「フェレータ」は役職の選択というシステムで「操り人形」に影響を与えたのは有名ですが、その続編ともいうべきなのがこの「モイタラ」です


「フェレータ」はワシ陣営とバラ陣営に分かれて、いつ裏切るか(フェレータ)というゲームでした。今回は商業船が舞台です


このゲームはなにをするのかというと、勝利点を稼ぐゲームです
8ラウンド終了後に最多勝利点のプレイヤーが勝利します

勝利点はどうやって稼ぐのかというと、いろいろ方法はありますが基本的には島で物品を売ることでポイントを得ます

カードを円形に並べるのは「フェレータ」と一緒ですが、今回はそれが島になってます
この島カードは順番があるのかと思って、最初はルールブックに記載されている通りにわざわざレイアウトしたのですが、シャフルして適当にレイアウトしていいようですね

ただし
最初に〔Highland〕という島に船カードを配置することはルールで決まってます

島カードは裏表とも同じ情報が書かれてますが、明るい面と暗い面に分けられてます
明るい面になっている島だけが、商品を売れる島ということです

船が到着した島が商品を売れるところです
だから最初は〔Highland〕だけが明るい面になってます
つまり、1ラウンド目はこの島でしか商品を売れません

島ごとに売れる商品の種類が違うのですが、〔Highland〕はアイコンが?なので何でも売れます
6月9 093
*中央の伏せられたカード束が役職カード
プレイを抜けるときに、役職をここからこっそり選ぶ


①船長のボーナス提示:
さて
役職カードはサークルの中央に伏せて置いておくんですが、【船長】だけは最初から決まってます
というか、誰が【船長】をやるのか最初に決めてください


船長は、船長カード(2枚)を受け取ります
ラウンドの最初に【航海士】へのボーナスを提示するんですが、そのボーナス額をこのカードで提示します
モイタラ 002
*船長カード
2枚のカードで0~3金の表示ができる。(裏面は1と3の数値になってる)航海士にいくらボーナスを支払うか最初に決めなければならない

船長カードには0~3までのボーナス値が書かれていて、後のフェイズで【航海士】にいくら支払うかをラウンドの最初に決定します

ちなみに、このゲームでの勝利点(商品で儲けたお金や、このボーナスなど)は、なんらかの方法で記録します
チップを用意しておいたほうがいいでしょう

②手札プレイ:
各プレイヤーは商品カードを5枚づつドローして、【船長】からプレイ開始です
手番でやることは手札から商品カードを1枚出すだけです

これを船長から時計回りにやっていきます
また手番が回ってきたら、商品カードを追加しても構いません
信州 コラーゲンラーメン 046
*塩と小麦をプレイする
手札にもう1枚小麦を持っているけど、これを出すかどうかは他のプレイヤーの動き次第

ここで商品(麦やワイン、塩、布、ルビーなど)を出しておかないと売ることができません
ただし、後で売るために手札に残しておいてもいいんですが

実は商品の他に反乱フェイズで使う戦闘カードもあります

この戦闘カードをプレイしても構いません
もしくはプレイをパス(抜け)することもできます

◆パス⇒役職選択:
パスした場合、残り手札を伏せて、サークル中央の役職カードを全部確認して、こっそり役職を選びます

・航海士
・反逆者
・見習い水夫
・商人
・積荷係り


5つの役職があり、自分がそのラウンドでどういう立ち回りをしたら得なのかを考えて選ぶわけです
信州 コラーゲンラーメン 047
*パスしたら、役職をこっそり選ぶ
最初にパスしたので5つの役職から好きなものを選ぶことができる


【反逆者】を誰かが選ぶと、反乱フェイズが発生します
そこで船長の座を掛けて戦闘が起こるわけです
モイタラ 008
*反逆者(モイタラ)
下のアイコンは、反乱の末に船長の座を奪うという意味


このとき【見習い水夫】は反逆陣営に付きます
メリットは、反逆陣営が勝つと勝利ポイント2点を得ます
モイタラ 006
*見習い水夫は棒状のものでモイタラに加勢する
右下の②は、反乱陣営が勝ったら2勝利点をもらえる

一方、【航海士】は船長の味方です
船長陣営が勝つと、1勝利点+ボーナスがもらえます(最初のフェイズで船長が提示したボーナスです)
モイタラ 005
*航海士はカードの上部に戦闘値+1を持っている
そして反乱に勝つか、反乱が発生しなければ1勝利点+船長の提示したボーナス点を貰える


航海士が得なのは
誰も反逆者を選ばない場合は反乱が発生しないのですが、それでも1勝利点+ボーナスがもらえるということです

見習い水夫の場合は反逆陣営が負けたら2勝利点はもらえないのですから


【商人】と【積荷係】は、反乱フェイズには参加しません
反乱があろうがなかろうが、それぞれの役職のメリットを受け取ります
6月9 099
*どの役職が残っているのか


パスしたプレイヤーはとりあえずプレイから抜けますが、次にパスした人は最初にパスしたプレイヤーがどの役職を選んだのか解ります

もしそこに【反逆者】のカードがなかったら、必ず反乱フェイズが発生します
自分はどちらの陣営に付けば得なのか、それとも争いなんか放っておいて商品売買で稼ぐのか、ニヤニヤしながら判断してください


【船長】はパスしても役職は選べません
しかし船長がパスしたとき、残りの手札枚数は重要です

なぜなら
その手札の枚数分だけ、船が進むからです


例えば残り手札が3枚だったとしたら、次の目的地は(現在)船カードのある島から3枚めになります
そこの島にとりあえず目的地カードを置きます

まだこの時点では、あくまで目的予定地でしかありません
反乱によって船長が変わった場合は、次の目的地も変わるからです
6月9 094
*船長が手札を4枚残してパスしたので、目的地カードを船のある島から4枚めの島に配置する
船長は次の行き先を決めることができるんだけど、そのためには手札を残さなければならず、結果的に商品カードをあまりプレイできないというジレンマがある
手札を商品で使い切ってしまうと、残り手札は0枚なので船は動かない
残った手札がないので、都合のいいカードが補充できる保証もない

しかももし反乱で負けたら、自分が考えてた目的地とは別の島に移動してしまうのだ
ずっと船長でいるのは、得なのか損なのか


③役職公開:
こうして全員がパスしたら、役職公開フェイズです
一斉に役職カードをオープンし、反逆者がいたら反乱フェイズが発生します

その前に
【反逆者】を公開したプレイヤーの残り手札の枚数を数え、もう1枚の目的地カードを配置します
もし反乱が成功して、船長が入れ替わったら次の目的地はそちらになるわけです


◆反逆フェイズ:
ここで、船長陣営(船長と航海士)と反逆者陣営(反逆者と見習い水夫)のプレイヤーたちは一度伏せた手札を再び持ちなおします

現在の船長から時計回りに1回だけ、手札から戦闘カードを任意の枚数プレイします
カードプレイフェイズのときに、自分の前にプレイしてある戦闘カードも戦闘力になりますが、さらに手札から戦闘カードをプレイしてもいいわけです

1回づつ戦闘カード(任意の枚数)をプレイしたら、戦闘力を比べあって高い方の陣営が勝利します
【航海士】はその役職カード自体に戦闘力+1を持ってるので、反乱陣営は最低でも1枚は戦闘カードをプレイしないと勝てません

同点なら反逆陣営の勝ちです
信州 コラーゲンラーメン 050
*反乱フェイズでは手札から戦闘カードをプレイする
この船長はボーナスを0円提示だったので、誰も味方についてくれないという予測のもと、自ら戦闘カードをプレイした

戦闘カードは商品カードプレイのときに、自分の前に出しておくことで「すでに戦闘力はあるぞ」という脅しをかますこともできる
さらに手札にも戦闘カードを持ってるぞ、と威嚇できるのだ(ブラフかもしれんが)

船長陣営が勝ったら(もしくは反乱が発生しなかったら)船長の目的地カードのところに船カードを移動させます
そのとき船長はその島カードに書かれている勝利点を得ます

船長は、商品売買の他に移動先の勝利点がもらえるメリットがあるのです
もし【航海士】がいたら、1勝利点と船長からボーナスを受け取ってください(船長には支払い義務があります)



◆船長からのボーナス:
ボーナスは$0~$3までの幅があります
船長は自分で戦えそうなら、わざわざボーナスを払う必要はないかもしれませんが、不安ならいくらかニンジンをぶら下げたほうがいいでしょう

もし反乱が発生しなくてもボーナスは支払わないといけませんが、それも船長の座を守るための保険です

保険という概念は、そもそも商品を積んだ船が無事に帰港するかどうか、というリスク管理から始まってます
それに船長は、船を進めるごとに島の勝利点を得るので、そこからいくらか差し引かれると思えば安いものです

ボーナスは船長の自腹です
1金も持ってない場合は、借金してでも支払ってください
信州 コラーゲンラーメン 045
*モイタラがいたら、青い目的地カードを配置する
反乱が成功したら、次の寄港地はそこに変更されるのだ

もし反逆者陣営が戦闘で勝ったら、船長カードを受け取って新しい船長になります
そのとき反逆者の目的地へ船を進めてその島の勝利点を得ます

この場合、【見習い水夫】は固定で2勝利点を得ます


④商品売却フェイズ:
反逆フェイズが終わったら(もしくは発生しなければ)商品売買フェイズです

この時点で、だいたい2つの島が売買可能になってます(最初のターンや、場合によっては1つの島だけという場合もある)

まず
それらの島で売買可能な商品について、最多者を確認します
例えば2つの売却可能な島がそれぞれ〔塩〕と〔ルビー〕だった場合は、塩とルビーの商品カードを一番多くプレイしたプレイヤーが勝利点を得ます

最多で1人、単独トップがより多くの勝利点を獲得できます

もし
同数枚で最多が2人いた場合は、どちらも勝利点を得ますが、ちょっと目減りします
最多が3人だと1人あたりの勝利点はもっともっと減っていきます

今回はベストといわれる4人でプレイしたんですが、もし4人が同数タイだった場合は誰も得点しません

だから商品カードは単独トップになるようにプレイしないと損なのです
6月9 096
*この島では小麦が売れる
小麦の商品カードを単独トップでプレイした場合は、⑥勝利点だけど、トップが2人だと③点、3人だと②点とどんどん目減りしていく


◆【商品】の独り占め:
しかしもし【商人】の役職を選んでいたら状況は変わってきます
【商人】は同数タイの場合、単独でトップを取れるという役職なのです

2つの島でトップを独占すればかなりの収入(勝利点)になります

そこでトップをとれるかどうかが、このゲームのキモといってもいいでしょう
そういうときは反乱なんか放っておいて真っ先に【商人】を選ぶべきでしょう

最初の〔Highland〕のように、どんな商品も売れるハテナ?(オールマイティ)の島もあります
2つの島で売却するとき、どちらの島でどの商品を売るのかによってトップを取れたり取れなかったりする場合があります

例えば〔?島〕と〔塩の島〕があり、自分は【塩】を2枚プレイしている
他にも【塩】を2枚出しているプレイヤーがいて、同じ島で塩を売却するとどちらも勝利点が少なくなります

しかしどちらかが〔?島〕で【塩】を売却することを決めたら、【塩】を持っていたプレイヤーはどちらもそれぞれの島で【塩】の単独トップを取れるのです

こいう場合は
まず船長からどの島でどの商品をどれくらい売るかを宣言していきます
モイタラ 007
*ドイツゲームではおなじみのハンドラー(商人)
こいつを選べば、タイブレークで勝てる
しかしパスして商人を選んだあとに、ライバルが商品カードを追加して単独トップを取られるかもしれない
しかしうかうかしてると、先に商人を取られてしまう

うーむ、悩ましい


仲良く、島を譲り合えばよさそうなもんですが、島によって売却値が違います
〔?島〕で売るより〔塩の島〕で売った方が高い場合があるので、誰が先にどちらの島で同じ商品を売るのかは、単独トップになれるかどうかの駆け引きになります

それでも2人が【塩】を2枚づつ持っていれば、それぞれの島で塩を1枚づつ売却すればどちらの儲けも同じなので差が着きませんが、もしどちらかが【塩】をより多く(例えば3枚)持っていたとしたらどうでしょうか

枚数が違っていると、どっちの島で【塩】をどのくらい売るのかは、手番順で駆け引きせざるを得ません
しかもどちらかが【商人】を選んでいたら・・・?


⑤船の移動:
商品の売却が終わったら、現在船のある場所以外の島を売却不可の面(暗)にします
そして目的地カードの場所まで船を進めて、その移動先の島を売却可能の面(明)にします

こういう場合は売却可能な島が2つできるのですが、もし船長(もしくは反逆者)の残り手札が0枚だった場合は、船は動きません
その場合は、売却可能な島は1つだけになるのです
6月9 095
*次に船がどこまで進むのかで、どの商品を手札に残せばいいのかが決まってくる
とはいっても、船をコントロールできるのは船長か反逆者なので、目的地次第ではどちらかに加勢したほうがいいかもしれない

とはいっても戦闘で勝てなければ意味ないけど

ちなみにラウンドの最後に、現在船が停まっている島以外の島カードが暗い面にひっくり返される
そして船の移動先の島が明るい面になるので、売却可能な島はだいたい毎回2つになる



⑥手札補充:
売却でプレイした商品カードや、戦闘カードは全部捨て札にします

そして船長から時計回りに手札を5枚になるように補充します
もし補充できなければ、捨て札を再シャフルして山札を作り直します

◆【積荷係】
もしこのとき【積荷係】の役職を選んでいた場合は、5枚になるまで補充したあと、さらに3枚追加でドローします

積荷係は8枚の中から5枚の手札を選べるのです(3枚捨てる)
モイタラ 004
*手札が悪いとどうしようもない
そういうときは積荷係りで、多めにカードをドローして都合のいい商品をチョイスすることができる

このゲームでは商品売却で単独トップを取るのが理想ですが、そもそも売却可能な商品を手札に持っていないとどうしようもありません

手札内容に不安がある場合は【積荷係】の能力で、多めにドローして選べるわけです
もしそのとき戦闘カードが多めにドローできたのなら、いっそ反逆するのも手かも知れませんが


⑦ラウンド終了:
手札を補充したら、役職カードをサークルの中央に戻して、新しいラウンドを始めます
これを8ラウンド行うのですが、なにかラウンドマーカー、例えばチップやトランプなどを使って記録しておいた方がいいでしょう

そうでないと、結構、今なんラウンドめなのかを見失います
6月9 097
*塩とワインを2枚づつ持っているけど、このラウンドでこの2商品が売れる島なのかどうかが問題
もし次の目的地で塩かワインを売却できそうなら手札に持っていてもいいが、手札を多く残しておくということは新しい手札が増えないということでもある

つまり回転しないので、手札の中で塩もワインも腐ってしまう場合もあるのだ
実は商品カードプレイでは、そのラウンドで売れないカードをプレイしてもいい

ただ捨て札(ディスカード)するだけになるけど、手札をリフレッシュしたいときには重要な手段となる
後、船長や反逆者にとっては船の移動力のコントロールともなる





「フェレータ」は戦闘に特化したプレイイングでしが、こちらは商品の売却が大きい
【船長】は自分で役職を降りることはできないので、移動先の島ボーナスでコンスタントに稼ぎたいところ・・・ですが【航海士】にあまりボーナスも奮発したくない、っていう

そもそも船長は売却する商品に気を取られていると、船のコントロールが難しくなります(移動先は残り手札の枚数なので)
船長は気楽な家業・・・とはいかないようです


「フェレータ」ではキレのあるシステムに痺れますが、面白いけど気が疲れてしまうこともあります
「モイタラ」はほぼ、フェレータのシステムを踏襲してますが、戦闘そっちのけで商品を売ればいいというスタンスが取れるので、気楽です

あいかわらずルールの量がヘタなボードゲーム並みにありますが、1ラウンドプレイすれば理解はできます

売れる商品がないときは反逆するしかない、っていう場合もあります
やけっぱち反逆ですw

つまり経済の道を絶たれると、戦争するしかないっていうのは世の常なのですね
6月9 098
*塩が4枚きたーーーー
塩の販売合戦なら、負けることはないだろう
できれば2ヶ所でトップを取りたいところなんだけど

しかし反逆が成功した後には、割とつらい船長業が待っているというw
商人が強いのも世の常です


ということで

【カード日本語化】
モイタラ JPEG
*船長のボーナスカードは日本語化する意味があまりありません。オマケです
ですから最低、5つの職業カードの部分だけを利用すればいいです


モイタラの役職カードを日本語化してみました(コチラからどうぞ)
役職カードだけをスリーブに入れてプレイすれば、プレイアビリティが上がるかも知れません

ただし、スリーブのままでは元の小箱には入らないのであしからずw
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