ブルッヘ

◇走ってる場合ですよ
ブルッヘ 001

ルール説明が簡単で、すぐ遊べて、それでいて充実感のあるゲームはないかなーとお探しの方へ
この『ブルッヘ』はいかが
でしょう

ルールは簡単です
各プレイヤーは5枚の手札を持っていて、毎ラウンド4枚のカードを使うだけです
ね、ちょー簡単でしょう

いやまあ、さすがにもうちょっと説明しますが

このゲームで目指すべき目標は3つあります
・名誉
・人物
・運河


この3つの方向性を発展させていくことで自然と勝利点が取れるようになってます
最初にアドバイスしておくとすると、この3つを全部制覇するのはかなり大変で、基本的にはこの中の2つ、つまり1つの発展はどこかであきらめなければならないかも知れません

◆名誉
名誉点を伸ばすのはお金です

ラウンドの最初にスタPが5色のダイスを振るんですが、そのとき①と②の目ダイスの合算の金額が名誉点を伸ばすコストです

例えばダイス目が⑥④②②①と振られた場合は、①と②を全部合算して5金必要ということになります
ブルッヘ 003
*ラウンドの最初にスタPが5個(色)のダイスを振って並べる
名誉点レースで1歩進めるのは、そのうちの①と②の出目の合算
タイトル下のおおきな画像の場合だと①①②なので、4金のコストがかかる
この場合はなんと1金で済む。進めない手はない


そして名誉点を伸ばすのは基本的にこのタイミングだけです
お金がなければもちろん伸ばすことはできませんが、あまりコストが高額になるとあとあとのことも考えてここで名誉点を伸ばすかどうかどうしようか、うーん、悩ましいところです

そしてスタPから時計回りに名誉点にお金をつぎ込むのかどうかを実行するので、上家が進まないのならば無理してでも名誉点を伸ばしてリードしたいところです

なぜなら
名誉点は進めば進むほどゲーム終了時の勝利点が高くなるのはもちろんですが、ラウンド(毎)の終了時に単独トップだとトップボーナスをもらえるのです

ただし
お金をいくら持っていても進めるのは1マス分だけです
ブルッヘ 010
*熾烈な出世競争
最後まで到達すると12勝利点なんだけど、前進コストが安いと差がつかないから飛び出すタイミングが難しい

お金があるからといって、いっぺんに進められないのがなんとも、この、もどかしいところです
安いコストなら全員進めるでしょうから、差がつかないようになってるのもイヤラシイところですw

しかも、もしダイス目で①も②もでなかったら名誉点を伸ばすアクションはできないのです


◆運河
各プレイヤーは自分が伸ばすべき運河を持ってます

しかし運河タイルは根元から順番に進めていかなければならず、進むほどにコスト(お金ですお金)がかかります

最低3タイル配置しないと勝利点にはなりませんが、片方の運河の建設をコンプリートするとボーナスタイルがもらえます

コンプリートボーナスタイルは上から順番に勝利点が並んでいるので、早く完成させればボーナス点も高いというわけです

そして運河でも、ラウンド(毎)に誰が一番伸ばしているのかを確認して、単独トップならトップボーナスを得ます
ブルッヘ 009
*ボードの手前にプレイヤー別の運河が2つある(画像は赤プレイヤーの例)
とりあえずどちらか一方の運河を完成させたら、右上に見えるボーナスチットをもらえる
ボーナスチットの点数はどんどん減っていくので早い方がお得なのだ

◆人物
プレイカードには人物が描かれてます

これらの人物の自分の前に配置していくことで固有の勝利点が得られます
ただしその前に、住まわせる屋敷を準備しなければなりませんが
ブルッヘ 008
*人物は先に屋敷を建てておかないと雇えない
使い捨てのインスタント効果以外の人物効果は、手番中に1回しか使えない
だからタップしてある


『ブルッヘ』のカードには人物(とその効果)の横に、その他のアクション要素が記されてます

手番では手札から1枚づつプレイしていくのですが、そのときそのカードを人物を雇うことにするか、もしくはその他のアクションをするのかの、大きな2択があります

名誉点レースに励むにも、人物を配置、運河を建設するにもとにかくお金がコストとしてかかります

このゲームでお金を得る方法は、カードのその他のアクションにある”お金を得る”を実行します

ワーカー駒を得るのも同じですが、お金は対応する色ダイスの出目と同額もらえるのに対し、ワーカーは固定で2駒です

運河を建設するにもカードを使用します
同じ色のカードをプレイすることで、同色の色の運河にタイルを配置することができます

つまり運河を伸ばしたくても、その色のカードがなければ伸ばせない縛りになってます
だとするとカードの引き運の要素が強いゲームなのでしょうか
ブルッヘ 002
*人物カードの右のバナーがその他のアクションのもろもろ。
いろいろあるけど、このうちから1つしかアクションできないけれども
例えば右の青カードを一番上の【ワーカーを得る】で使用すると、青のワーカーが固定で2個貰える(カードの色が違ってもこのバナーの構成は全部一緒)
上から2番めは、青ダイスの目と同額の【お金を得る】アクション
もしこのラウンドで青ダイスの目が⑤だとすると、このカードをディスカードすることで5金貰える
3番目は任意の災害タイルを1枚除去
4番目は青い運河スペースに運河タイルを配置できる
(これはカードの色別になってる)
5番目は、このカードを自分の前に伏せて配置することで【屋敷】になる。ただしこの場合、青ワーカー1個を建設コストで支払う



『ブルッヘ』のユニークなところはここです
このゲームのカードは5色のスートに分かれてます

そして、色はカードの裏面から解かるのです

ドローパイル(山札)は2つあって、もちろん伏せたデッキですが、裏面で何色のカードか解かるようになってるのです
ですから、自分が必要な色のカードをある程度コントロールしてドローしてくることができます

まあ、2山あっても欲しい色のカードが出てこないということもあり得ますが
ブルッヘ 004
*ちゃんとカードトレイが付いてる
手番では手札が5枚になるようにドローするんだけど、どちらからどうやってドローしても構わない
片方が減りすぎると、ゲームが早く終わる


このゲームの華(一番楽しいところ)は、人物カードによるコンボでしょう

屋敷を建てる(自分の前に配置する)には、そのカードと同じ色のワーカーをコストで支払いますが、人物カードはお金さえあれば空いている屋敷に配置できます(屋敷の色は関係ありません)

人物カードの効果は様々ですが
「茶色のダイスでお金を得るときに+$3」という効果を使えば、そのラウンドで茶色ダイスが⑥の目だったら、9金を得ることができるのです

人物の効果は、その瞬間使いきりのインスタントから、ワーカーをコストとして支払うものや永続効果、ゲーム終了時の勝利点ボーナスなどがあります

ゲームの序盤はなるべくお金やリソースのボーナス効果を上手に使い、後半からは勝利点ボーナス(ギルド効果ですな)や、単純に勝利点の高い人物を配置していくことになるでしょう


こういうゲームはテキスト効果を把握してからが勝負!といわれますが、このゲームのもう一つユニークなところは、実はカードは160枚くらいあってゲームでは2/5しか使いません

セットアップのときにカードを大まかに5山に分けて、その中から2山だけを使用するのです

つまり半分以上はゲームで使われないのです

これだけ膨大な枚数だと全てを把握するのは大変ですが、カードはだいたいの系統でまとまってます(多分)
なのでよっぽどカードが偏ったとしても(多分)ゲームが壊れることはありませんし、これだけ大量のカードなので毎回新鮮に遊べる、ということなのでしょう


5枚のうちから4枚をプレイするので、手札は1枚余ります
これは後のラウンドで使うために残しておくカードですが(ゲームが解ってくるとなにを1枚残すのかも悩ましい)、序盤にコストの高い人物カードを抱えていても大変です

コストが高い人物は効果も強いのですが、そのためには名誉点レースや運河をあきらめなければならないからです
ブルッヘ 013
*人物のコンボでウハウハ

上でも説明しましたが
【名誉】【運河】【人物】において、そのラウンドで単独トップだったらトップボーナスを得ることができます

これは一度獲得したら失うことはないし、誰かが獲得しても後のラウンドでその種目の単独トップを取れれば自分もトップボーナスを得ることができます

まあこれらは会社の最終売り上げ目標みたいなもので、こういうところでもなんとなーく尻を叩かれるわけです
ブルッヘ 005
*トップボーナスチットは各プレイヤーが【名誉】【人物】【運河】の3種類分受け取る
最初は伏せてあるが、その種目で単独トップを取れたらこのタイルが表にされて、勝利点となる

なので
自分のプレイだけではなく、他プレイヤーの動向もチェックしておかなければ出世レースに出遅れてしまいます


フェルトですから、もちろん災害タイルも健在ですw

ラウンドの最初のダイスロールフェイズで、⑤と⑥の目のダイスの色と同じ災害タイルを全員が被ります

これが色別で3タイル集まると災害が発生するという仕組みです
一応、カードのその他の効果災害を1つ除去することもできますが、ダイス次第なので災害に合わない可能性もあります

が、
よっぽど失いたくないリソースがある場合は、事前に対応しておかないと後で泣きをみるでしょう

しかも
ある人物カードの効果で「自分以外のプレイヤーに災害タイルをドローする」なんていうものもあります
油断してると、ライバルによる画策で緊急に災害に対応しなければならないハメに・・・

災害では特に、ワーカーとお金は全部没収されるので注意です

人物カードのコンボでお金ざくざく持っていてワッハッハといい気分でいるのに、災害で一文無しになってしまうと目も当てられません
ブルッヘ 011
*扇型のタイルが災害タイル
災害も5種類(色)あって、ラウンドの最初のダイスロールで⑤と⑥の目が出たダイスの色の災害タイルを全員が受け取る
これが同色で3タイルめを受け取ると、その種類の災害が発生してしまうので、リーチになる前にまめに取り除いておきたい


ドローパイルのどちらかが尽きたら、そのラウンドでゲームは終わります
ブルッヘ 015
*もうすぐ終わる
さっさと終わらせるか、もうちょっと粘るか


ワレスの『ロンドン』にプレイ感が似てると思いました
あちらもカードを建設して、それらのコンボ効果でウハウハするゲームですw

もちろんカードの引き運はあるでしょうが、そうなったらなったで他にも勝ち筋が見つけられそうです

なによりフェルトのゲームでインストが15分で終わり、ゲーム自体も90~100分くらいなのが素晴らしい!
連続して遊ぶのも問題ないでしょう
ブルッヘ 016

ひとつ問題があるとしたら、全部のカードに和訳シールを貼らなければならないということでしょうか

こういうゲームこそどこかが完全日本語化して欲しいものですが、ドイツ年間大賞でも取らないと無理でしょうか


ということで
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流星キック1998

Author:流星キック1998
チャンスがあればいつでもボードゲームがしたい!誰か遊んでプリーズ

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