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プリミエラ

◆イタリアン花合わせはいかが
P1080084.jpg

スコポーネは、イタリアの伝統ゲームです
王(10)、騎士(9)、歩兵(8)、7~1までのランクと、4つのスートのあるイタリアンパック(40枚)を使用

4人専用で、対面同志がパートナーとなるチーム戦です
手札は9枚で、場札に4枚オープンします。40枚配り切りです

手札と場札を組み合わせて場札を取り、高得点を獲得するカシノタイプのゲームです
賭博場のカジノではなく、カシノです

花札の「花合わせ」や「こいこい」、「八八」などがこのタイプなので日本人には馴染み深いゲーム・・・といえるでしょうか。最近は花札を家族で遊ぶところがどれほど残っているか解りませんからね

手番では手札から1枚プレイして、場札と合わせてカードを獲得することを目指します。カードの取り方は
・ペアリング:同じ数字同志のカードを取る。たとえば手札から9を出して、場にある9を1枚だけ獲得する。このとき場札に9が2枚以上あったとしても獲れるのは1枚だけです

・コンビネーション:場札の2枚以上のカードの額面の合計値と同じ数字カードを出してそれらをまとめて獲得する。たとえば場札の5と3を、手札の8で一緒に獲れます

もしこのとき、コンビネーションとペアリングが同時に発生したら、ペアを優先しなければなりません。ペアもコンビも同時に獲ることはできません

例えば、場に5、3、8 とあったときに、手札の8で取れるのは場札の8だけです

プレイによって場札が全部なくなったらスイープといって、ボーナス点1点を獲得します。まさに場を一掃(スイープ)するわけです

場に獲れるカードがなければ手札から1枚、場にリリースするだけになります。
つまりスイープされたら次のプレイヤーは手札から1枚、場に放出し、するとまたその1枚をかっさらわれてスイープされ、という悪魔の連携プレイにハマることがあります。
チームは対面に座ってるので、こちらがスイープしたら、右隣りの敵(あ、スコポーネは反時計回りでプレイです)が1枚出し、そして対面の仲間がそれをスイープして、という連鎖が起きるわけです。

まあこれが決まるとなかなか楽しいのですが、ハメられたらたまったもんじゃありません(^^;

ところが我々もバカじゃありませんw
1ラウンドも遊ぶとスイープされないように工夫し始めます。知恵がついてくるんですw

P1080073.jpg

カードの数字は10までしかないので、足して11以上のカードを放出すればスイープされません。もしくはすでに3枚プレイされたカードの最後の1枚も(場札がそれ1枚きりなら)絶対スイープされません

最後の1枚が解っていれば(自分の手札にあったり)、合計してその数字になるように場を作っても大丈夫、ということもすぐに解ってきます

例えば、もう8が全くないか、最後の1枚を自分が持っている(もしくは敵チームは持っていない)場合、場に5があるときに3をリリースしてもスイープされないわけです

とはいえ
これはゲーム終盤まで、どのカードがどのくらい出たのかをしっかりカウンティングできてる場合に限る、ですがw
我々のようなバカ・・・もとい、カジュアルゲーマーはそこまでカウンティングはしませ・・・できません

ですからどこかでうっかりスイープが起こり得ます。とくに終盤になれば手札が煮詰まってくるので、逃げたくてもリスキーなカードを放出しがちですしね

全員が手札を最後まで使いきったらラウンド終了です
このとき残った場札は、最後にカードを獲得したチームのものになります
チームごとに以下の得点をスコアしていきます。点数は項目ごとに全て1点です

・カルテ:獲得枚数が多い方が1点
・デナリのスートをより多く獲った方が1点
・セッテベロ7を獲ったら1点
・プライム:プライムの合計点が多い方が1点

・スイープ:ゲーム中にスイープするごとに1点


カルテとデナリ(ダイヤ)は、同点ならどちらも得点になりません
ゲームはどちらかのチームが累計11点以上を取ったら勝ちになります

スコアリングを見てみると、どの項目も1点です。しかもダイヤスートや7を押さえるのが基本になってきます

最初はスイープをする/させないことに頭を使いがちですが、どうせ場札を取るならダイヤスートや7をいかに獲得するか、ということも同時に考え始めます


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さて
スコポーネをトランプで遊ぶときに、絵札変換プライム点が難解(っぽい)という2つの問題を抱えています

まずトランプで遊ぶ場合は、標準パックから8、9、10を抜きます。つまり
KQJ765432A を使うわけです(Aはランク1)


このときイタリアカードの王(Re)、騎士(Cavallo)、歩兵(Fante)をそのままトランプのK、Q、Jに当てはめるのですが、ランクは王が10、騎士が9、歩兵が8です

※歩兵が女性(Donna)のバージョンもあります

日本では(に限らずかもしれませんが)Kは13、Qは12、Jは11という認識なので、とっさにQは9、Kは10というふうに額面を調整しなければならない、というのが絵札変換問題です
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*画像では順番間違えちゃったけど、これがイタリアンカードの王と騎士と歩兵。慣れないとどれが10でどれが8なのか解りましぇん

そこで『トランプゲーム大全』などでは、絵札の代わりにそのまま10、9、8のカードを使うことを進めてます。プレイするにはこちらの方が認識し易いのは確かです

ところが今度はプライム点の認識がちょっとズレてくる問題が発生します

プライムというのは、獲得したカードからプライム点を算出して額が多い方が1得点を得るというもので、カードのランクによってプライム点が個別になっています

プライム点の高い方からカードの打ち分けを序列すると(プライム点)
7(21)6(18)A(16)5(15)4(14)3(13)2(12) 8,9,10(10)

ざっくりいうと8も9も10も、プライム点は10点計算です
これが絵札を使った場合は、「絵札は一律プライム点は10点」と認識し易いのですが、8や9を「10点と認識せよ」と言われてもなぁ、ということが起こるわけです

最初にルールを読んだときは、この当りが「ちと面倒」と思ったのは確かです
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*スートは剣、こん棒、聖杯、コインだけど、トランプに準拠してるバージョンもある


プレイし易くするなら8、9、10を取り入れることですが、プライム点を認識し易くするなら絵札を使用する方がいい。まあ、あちらを立てればこちらが立たず、なモヤモヤはどうしても残ります

このあたりが「ちと面倒そう」と感じたのは僕だけではないのでしょう。
「ファブフィブ」や「コヨーテ」のデザイナー、スパルタコ・アルバタレッリはスコポーネを遊びやすく工夫した「プリミエラ」をデザインしました(やっと本題です)

こちらではランクは1~10なので、カードの額面をそのままプレイで使えるタイプです。ではプライム点はどうなってるのかというと、なんと、個別のカードに書かれているのです!

トランプで遊ぶときは「7は21点で、Aはえーと16かな」と、サマリーで確認しなければなりませんがプリミエラではカードに書かれているのでその手間はいりません

もちろん、8、9、10のカードのプライム点はそれぞれのカードに「10点」と書かれてます。
もうこれでサマリーもいらなければ、憶えておく必要もないわけです
P1080081.jpg
*カードに個別のプライム点が書かれているので便利

ここでプライム点の算出方法を説明しましょう
まずチームごとに獲得したカードをスート別に分け、そのスートの中で一番高いプライム点をもつカードだけを抜きだします

そしてそれを合計したものがそのチームのプライム点となり、これを比べて大きい方が1点を得るのです

これだけややこしくも面倒な作業をしても、得られるのは1点だけです

しかしこのプライム点算出はそんなに面倒でもないということがプレイして初めて解りました
プライムの序列を覚えておけば、とりあえず7や6、Aとか5くらいまでのカードを選り分ければいいのです

そしてチーム別に選り分けたカードを相殺していけば、どちらがプライムで勝ったか解り易い

例えばAチームの選り分けたカードが7、7、A、6で
Bチームが7、7、6、6だった場合
両チームの2枚の7は相殺され、6も1枚づつ相殺されます。そして残ったのはAと6を比較して序列が上の6(18点)を獲得しているBチームがプライムで勝ったことが解ります

ところで
ルールの説明で上記のようなプライム点の表を出されただけじゃ「うわッ、覚えるの面倒くさそう」という印象しかありませんでしたがプリミエラではカードに表記されてるので便利、という話はすでにしました

実はこの表を何度も見ているうちに僕はプライム点を覚えてしまいました
しかも覚え方は至って簡単です

まず序列は覚える必要がありますが、7>6>A>5まで覚えれば十分です

まず、7(21)と6(18)のプライム点は、それぞれの3倍の額になってます
そして(Aはいったんおいといて)5~2までは、額面に10を足したものです

5(15)に+1(16)と覚えればよろしい。

8910は絵札解釈で一律(10)と憶えますが、すでに説明したように相殺していけば序列の強さで簡単にプライムの勝敗は確定するので、ここまでプライム点の対象になることはあんまりないでしょう

やってみたら簡単だった、ということですね
プライム点を憶えておけば、とりあえずトランプでスコポーネを遊ぶことはできます
P1080070.jpg

さて
ここまではスコポーネの説明でしたが、プリミエラには独自のルールがあります

最初に1のカード(ヘラルド)を4枚抜出し、シャフルしてランダムに4人に配ります
その後にデッキを配り切ります。最初の場札はまだありません

そして各プレイヤーは自分の手札から1枚を選んで、同時にオープンします。これが最初の場札4枚になるわけです

さらにプリミエラではチームが決まってません
それを決めるのが最初に必ず1枚配られる1のカード(ヘラルド)なのです


このヘラルドがラウンド中、最初にプレイされた時点でパートナーが決定します
4枚のヘラルドには矢印が描かれており、自分の右隣か左隣、もしくは対面がパートナーになります。もし矢印が下を向いていればこのラウンドは個人戦になります

つまり誰とチームを組むか、もしくは個人戦で勝負するか、ゲームの進行次第で仲間探しも決めていくわけです

しかしみんな1枚づつヘラルドを持っているので、こちらの都合とは関係なしにチームを組まされてしまうかも知れないところが面白いところです

いったんチームが決まったら(個人戦も含み)、それ以降のヘラルドの効果はただの1のカードになります


パートナーが隣同志だと、味方がリリースして続けてスイープという連携もできやすいのでまた新鮮なプレイ感になりそうです

毎回パートナーが変わる可能性があるこのゲームでは、チームの得点は仲間2人がそれぞれ受け取り個人の得点を記録していきます。例えばスイープが成功したら、それぞれに1点づつ貰えます

そしてプリミエラでは21点先取です
P1080083.jpg
*最初のこの4枚を配る。このヘラルドをプレイすることでパートナーが決まるのだ

最初にプリミエラのこのルールを読んだときはラウンド中に仲間が決まる(決めることができる)工夫は面白いだろうとは思いましたが、最初の場札オープンで誰かがヘラルドを放出したらどうなるのだろうと疑問でした(このあたりは英語ルールにも書かれてありませんでした)

そもそもヘラルドは1のカードで、これを手札に持っていてもこのカードで取れる場札は同じヘラルドだけです
つまり最初にヘラルドをプレイする人は、カードを1枚リリースするだけの手番になってしまいます

1のカードは使い勝手が悪いのです

そう考えて、最初に手札からヘラルドを除去してしまおうと考えてもおかしくありません
もしかすると、最初の場札にはヘラルドを放出してはいけないのでしょうか・・・

そこで直接、メーカーにメールで問い合わせてみたところ
・ヘラルドは最初の場札として放出してもよい
・しかしそのヘラルドはチーム決定の効果は持たない
、という返答でした

例えば、誰かがゲームの開始前に場札にヘラルドを放出したとしたら、プレイが始まって以降最初に登場したヘラルドのチーム決定に従います
これは最初の場札にヘラルドが複数枚含まれても同じです

では最初の場札がヘラルド4枚だったらどうなるのでしょうか
・その場合はやり直し、だそうです

「使い勝手の悪い1のカードはみんな最初に放出するんじゃないの?そうなるとこのルールは破城してるんじゃないのかなぁ」と思いました

しかし、プレイしてみて解ったのですが実は数字の低いカードというのは使い勝手は悪くないのです、使いようによっては

そもそも、自分でパートナーを決めることができる権利を簡単に放棄する、というのももったいない話でもあります
手札にヘラルドがないと、他のプレイヤーの都合でチームが決められてしまいますからね

とはいえ
ヘラルドはランダムに配られるので、こちらが避けたい相手(トップ争いのライバルなど)とパートナーになりそうならさっさと放出しておいてもいいかも知れませんが
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ルールブックの最後に「メーカーサイトにプリミエラのカードを使った他の遊び方も紹介してあるよ」と書かれてのでサイトを観ましたがそれらしいページは見当たりませんでした。なんやねん

イタリアンカードで遊べるゲームはプリミエラでも遊べるのは当然です。
他の遊び方とえば、スコポーネの元となったスコパならすぐに遊べます
こちらはスコポーネとほぼ同じですが、手札が3枚づつというところが違います(場札4枚スタートなのは同じ)

遊び方も同じですが、手札は全員が使い切ったら改めて3枚づつ配られます。つまりかなり手札運が強いのですがその分気楽に遊べるスコパの方が、イタリアでは人気があるそうです

スコパ?

そういえばスコパも専用で「ショコバ」として商品化されてましたね(詳しくは当ブログの紹介記事をどうぞ)

ということで
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プライムが活きる良いアレンジですね!

久しぶりの更新待ってました!

これ、楽しそうですね。
今度手持ちのスコパデッキでやってみます。

そこで教えて欲しいのですが、スイープ点は「チームが決まるまでは個人点で、チームが決まったらパートナーにも得点」で合ってます?
スイープは都度得点なら、そのゲームの序盤まで遡るとか野暮なことは無いと思ってるんですけど、、、

Re: プライムが活きる良いアレンジですね!

お久しぶりです

> そこで教えて欲しいのですが、スイープ点は「チームが決まるまでは個人点で、チームが決まったらパートナーにも得点」で合ってます?

これで合ってます。
このゲームには得点チップも付いているんですが、先日はスイープごとにチップを受け取ってました。

スコポーネなら最初からパートナーが決まってるからそれでもいいんですが、正式には、スイープしたときはまとめたカードの1枚だけ表向けに目印にしておきます

そしてスイープ点もラウンドが終わってから得点になるんですよね

ですからプリミエラルールでやる場合は、獲得したカードはとりあえず個人確保しておいて、スイープも1枚オープン表示する>ラウンド最後に得点決算する

チーム戦だったら、どちらにも同じ得点が、個人戦ならそれぞれが得点する、という感じです

あと先日は間違えてましたが、ラウンドの最後でスイープしても、その場合はスイープボーナスはない、というのはプリミエラも同じでした

>まとめたカードの1表向けに目印にしておきます

あー、そのために表にして目印にしてるだけで楽しそう。
その目印にするだけの行為がw

最後の一周でスイープして得点しただのしてないだの、皆ぼんやりしてしまうのって、カシノ系醍醐味ですよねw
プロフィール

流星キック1998

Author:流星キック1998
チャンスがあればいつでもボードゲームがしたい!誰か遊んでプリーズ

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