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ウォーターゲート ソロバリアント

◇ニクソンの一人遊び
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公式ではありませんが、geekにソロバリアントが公開されていたので紹介します

プレイヤーはニクソンを担当して、編集者(システム)と対決します
セットアップ時に変更があります


<セットアップ>
毎ラウンドのスタート時にイニシアチブ駒は編集者サイドの[1]に最初から配置します
後は基本と同じようにモメンタムと証拠タイル3枚を中央[0]に配置します

編集者のカードデッキから裏向きで5枚(最初にイニシアチブを持っているので)をドローしてミニデッキを作ります。ニクソンはもちろん手札4枚スタート

最初の手番は編集者からです(イニシアチブを持ってますから)
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<編集者(システム)の手番でやること>
まず、ミニデッキから1枚オープンしてプレイエリア(デッキの近くに)に公開します
このとき、

①そのカードが情報提供者だった場合、すぐさまその人物の写真タイルをエビデンスボードに配置します。
ただし、このときイニシアチブやモメント駒を移動させる効果はまだ発動させません。この場合、このカードは”未プレイ状態”です(←後で説明します)

②次に、そのカード(情報提供者であろうとなかろうと)の数値(バリュー)パートを以下の優先順位に従ってプレイします

・数値パートの色と一致する証拠タイルがあれば、それを数値分移動させる
・一致する色の証拠がなければイニシアチブかモメンタム駒を移動させる

このとき、複数の選択肢がある場合はリサーチトラック上で編集者サイドからみて一番遠いリソースを移動させます

例えば緑色の証拠タイルが2枚以上ある場合は、より遠い方が移動します。このゲームではトラックの[5]に引き寄せると即座に獲得できるんですが、いくら[5]に近くても、同じ色の証拠がより遠くにある場合はそちらを移動させなければなりません

これはイニシアチブかモメンタム駒を移動させるときも同じで、一致する色の証拠がない場合は、これらの駒のうちでより編集者サイドから遠い方の駒を移動させます

もし対応するリソースが同じマスにある場合は、ニクソン(あなた)が選んで移動させてよろしい
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通常はリクルートするか数値を利用するかの2択だけど、ソロルールではこれが同時に発生する。つまりマーサの写真を貼られた上に青の証拠タイルが4移動もしてしまうのだ


<ニクソンの手番でやること>
ニクソンは通常通り、カードの数値パートかアクションパートをプレイします
このとき、もしアクションパートを実行した場合、編集者のプレイエリアに公開されているカードの中から1枚を選んで、その効果を発動させます

効果の発動タイミングはニクソンが自分のカードのアクションパートを実行する前か後かを選べます

ただし編集者カードの【リアクション】の効果は選ぶことができません

ニクソンがアクションを実行すれば必ず編集者にとって有利な効果が発動されるので、どのカードの効果を、アクションの前か後で発動させるのかは悩みどころになります

そして、効果を発動させた編集者のカードをタップして”プレイ済み”にします
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もしこのとき編集者のプレイエリアに未プレイ状態のカードがないか、もしくはカードがまったくない場合はドローデッキ(ミニデッキではない方)から1ドローしてそのアクションを実行します
※この、一時的にドローしてアクションを実行したカードをどうするのかルールには書いてないのですが、これは特殊な処理ということで編集者エリアに残さずに捨て札にするのがいいでしょう




<評価フェイズ>
どちらも手札を使い切ったら評価フェイズですが、ソロバリアント用に以下の処理をします

1)まず編集者のエリアにプレイ済み(タップ)のカードが0~1枚だったら、”未プレイ”カードの枚数分、イニシアチブかモメンタム(より遠い方)駒を編集者サイドに移動させます

だから最大で5移動するわけですね、ひゃー

2)獲得した証拠タイルを配置します(イニシアチブを持つ方が先手番で)
このとき編集者が獲得した証拠は、当然編集者が有利になるようにニクソンに最短ルートで繋げていきます

3)クリーンアップ
編集者のエリアにあるプレイ済み(タップ)カードをゲームから除外し、未プレイカードは捨て山に捨てます
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編集者エリアの3枚を発動(タップ)させたので、今回の評価フェイズでは駒を引き寄せられなくて済んだ。


基本の2人用ルールでは、たいていのイベントカードなどは「プレイ後ゲームから除外」されるのですが、その効果をもたない編集者のカードも”プレイ済み”になればゲームから除外されるわけですね

これは編集者エリアのみの処理なので、ニクソンは通常通りカードの効果によってゲームから除外したり捨て札にします





ソロバリアントでは、以下の特別なカードや状況に対するルールがあります
『35:ベン・ブラッドリー』
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このカードが公開されたとき、ニクソンは手札にある共謀者カードを直ちに破棄する必要があります。手札に共謀者がなければ問題ありません

もしこの効果が発動してニクソンが共謀者を破棄したら、『ベン・ブラッドリー』をタップしてプレイ済みとし、再び編集者の手番となります

『40:マスデモンストレーション』
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このリアクションカードが編集者のプレイエリアに配置されたら、そのラウンド中、ニクソンはアクションのために共謀者カードをプレイできません。
もちろん数値パートをプレイすればいいんですが、共謀者はニクソンにとって使い勝手のいいカードなので、これで防御されるとかなり厳しー

『42:「金を辿れ!」』
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このカードがプレイ中にドローされた場合、そのバリュー部分を通常通り実行してから、それを編集者エリアに配置します。

そしてニクソンが自分の手番で数値を使って証拠タイルを移動させた場合、このカードのリアクション効果「ニクソンが額面(バリュー)パートを使って証拠タイルを移動させようとしたら、その証拠は逆に編集者サイドに移動する」が発動します。そうしたらこのカードはタップされプレイ済みとなります

編集者のカードはプレイ済みになればどんどんゲームから除外されるので、どうせ獲得できない証拠タイルを利用してこのカードをプレイ済みにする、ということは戦略上あり得ます


〔カードを破棄(ゲームから除外)する〕という効果について:
ニクソンが「チャック・コルソン」などで編集者のカードを強制的に破棄させる場合編集者エリアの未プレイカードを1枚選んで、その効果を発動させることなくタップすることができます

〔証拠タイルの削除〕
エビデンスボードから証拠タイルを削除するアクションでは、表向きの情報提供者の中で一番隣接している証拠タイルを選びます。複数ある場合はニクソンが決定する


ゲームの終了と勝敗は基本ルール通りです

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さっそくソロプレイしてみました

イニシアチブ駒は最初から[1]に配置されてるので編集者がアドバンテージを持ってます
そして対人プレイの経験からこのイニシアチブを制するものが勝敗を制します(多分)

とはいっても、編集者はランダムにプレイしてくるので効率よく勝利条件に最短ルートで進むとは考えにくい(と、最初は思ってました)

ニクソンはやはりモメンタム駒獲得を優先します

最初の3ラウンドでモメンタムを3つ獲得できたのでこれは楽勝か」と思ったんですが、ここからがきつかった

モメンタムを優先させるとどうしても証拠タイルやイニシアチブは編集者に集まっていきます

まったくのランダムとはいえ、証拠タイルは編集者に有利なように最短ルートで配置していくので案外早くニクソンと繋がってしまうのです

4ラウンドめにはモメンタムを捨ててでも証拠を握りつぶそうとしましたが「ペンタゴンペーパーズ」の効果によって袋からドローした証拠タイルを配置されてしまい、ニクソンの負け

これはまだプレイ経験が浅い頃によく見かけるニクソンの負けパターンです
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次はそこを踏まえてプレイしたのですが、初回よりひどい負け方をしてしまいました(>_<)



その後も何度か挑戦してみましたが、やればやるほど勝てる気がしないw

編集者が情報提供者を公開すると、その人物をリクルート(写真タイルをボードに配置)した上に、数値パートの証拠もぐぐっと引き寄せられてしまう

情報提供者カードの数値パートの証拠タイルは、その人物と同じ色になっているのでそのまま配置されてしまうとそれはそのままニクソンへの最短ルートです

さらには、ラウンド終了時に編集者のエリアにプレイ済みのカードが2枚以上はないと、イニシアチブかモメンタム駒をいっきに引き寄せられてしまう
これを避けるには、編集者のカードのアクションを2枚は発動させるか、プレイ中に必要な駒をいっきに引き寄せて獲得してしまうか、しかありません

ニクソンの手札にずらっと共謀者が並んでるときにかぎって、先に「大衆デモ」を打たれてブロックされてしまう、という不運もあります
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対人プレイ以上にニクソンが勝利するのは難しい

まあ、それだけ歴史をひっくり返すのは大変だということなのかもしれません。
「ジャッカルの日」でもドゴール大統領は暗殺されませんでしたし、ヒトラーも暗殺されず、信長はやはり本能寺で焼け落ちてしまいます
弱化ある
ただしタランティーノならば、ニクソンがほくそ笑むラストが迎えられるかも知れませんね(参考:「イングロリアス・バスターズ」「ワンスアポンナタイム・イン・ハリウッド」)

ソリティアは簡単にクリアしてしまったら味気がないので、これくらい歯ごたえがある方が再挑戦のしがいもあろうというものです


ソリティア・・・いや、それでは





その後、何度かのソロプレイをやって、やっとニクソンで勝利しました!
いやー、もうこれ本当にクリアは不可能なんじゃないかと思いましたが、やりました、やってやりました!

やはりイニシアチブを取れると有利です
といっても、ある展開によってはイニシアチブを諦めてモメンタムや証拠タイルを取りにいったりしたのでイニシアチブはニクソン2:編集者3くらいの割合でしたかねー

『大統領制をガンがむしばんでいる』は、証拠タイルを3移動させた上にラウンドを強制終了できるので、タイミングが良ければリソースをがっさり獲得できます
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最悪でも証拠タイルを1つ獲得し、残りは中央マスに留まらせて編集者に渡さないことが大事ですね

そしてイニシアチブは最後に中央マスに残っていれば、イニシアチブ権は交代するので無理に引っ張らなくてもいいケースもありました

モメンタム駒は中央に残っていると消滅してしまいますが、モメンタム駒をサプライから供給できなくなってもニクソンの勝利なのですが、まあそこまで長期戦になったらたいてい編集者(システム)が勝ってますねw

『仕掛けの一手(Gambit)』は共謀者を破棄することでプレイ中にモメンタムを獲得できるので便利なのですが、手札に捨駒にする共謀者カードがないこのカード自体を破棄しなければならないので、手札に入ってくるタイミングが重要でしょう
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最後は、編集者もダブルリーチで、繋がる証拠タイルを2枚以上獲得されたら負け、こちらもモメンタム駒リーチの、どちらが勝利してもおかしくないというクライマックスを迎えましたが、最後は数値パワーを使ってモメンタムを引き寄せて勝利しました

できればモメンタムに集中したいところですが、ラウンドによってはモメンタムを諦めて証拠タイルを獲得し、繋がりそうなルートを分断していかなければならない
このあたりの判断は非常に悩ましかったです
ぼど


一つのテクニックとしては、3色の証拠タイルがそろっているときには編集者のカードの数値パートは必ず証拠タイルの移動に当てられるので、それを見越してモメンタムやイニシアチブ駒を引き寄せたいところです

こうしてニクソンでようやく勝利できたのですが、対人プレイでニクソンが勝利したときも、最後はどちらが先に勝利に直結する”運”が転がり込んでくるか、という際どいものでした

つまり幸運に幸運が重ならないとニクソンの勝利は難しいんですが、展開が厳しいほどクリアした達成感はひとしおです



今回のコロナ禍でなかなか対面でボードゲームができない状況が続いているので、所有しているボードゲームの中でソロプレイができるものをいくつか遊んでみましたが、その中でも「Watergate」のソロは、公式ではありませんが非常に面白かったので、機会があればぜひ挑戦してみてください

ただしくれぐれも、自分の都合のいいように証拠の隠滅や情報提供者を抹殺しないように、ゲームくらいは公明正大にフェアに戦いましょう ニクソンさん

それでは 








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流星キック1998

Author:流星キック1998
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