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コルセア

◇ドローかプレイか、それが問題だ
pic606997_md.jpg


「アウスライサー」の記事でも書いたのですが、遊ぶ側はまさかルール(和訳)が間違っているとは夢にも思いません

それはテレビのニュースが間違った情報を伝えるとか、新聞で活字になっていることが嘘である、とはなかなか思わないのと似ています

そして今では警察や裁判所が無実の人間を死刑にすることは(昔から)いくらでもあることを知ってますし、完全日本語版にはもれなくエラッタが盛り込まれていることも、悲しいかな知っています

「コルセア」はクニツィアのお手軽カードゲームです
商船カードを出して、自分の手番が回ってくるまでに無事だったら獲得できる、という紹介記事を読んだときにオモシロそうと思い欲しかったゲームです

というわけで某ショップから通販で購入してさっそく遊んでみたのですが、やっぱり期待通り面白い!

カードは得点になる【商船】カードと、商船カードを強奪するための攻撃カードの2種類しかありません

カードプレイは【海賊】カードで攻撃(もしくは自分の商船の防御)するか【商船】を自分の前に出すか、です

【商船】の獲得の仕方は、他プレイヤーの商船を攻撃して勝利するか、自分の前の商船が1周したときに誰にも攻撃されていなければ自分のモノになります

自分がリリースした商船が無傷で獲得できるかどうかはタイミング次第です
商船には2~8までの金貨(ポイント)があり、7,8金の商船は1枚づつしかありません

高額の商船が場に出ていると、そっちに目がくらみ2,3金の安い商船は見逃される場合が多いのです

【海賊】カードは4色(スート)あり、一つの商船を攻撃する場合に色の縛りがあるのでなかなか好き勝ってはできません

もちろん自分がリリースした商船が攻撃を受けていたら防御もしなければなりません

やれること、やらなきゃいけないことはいくつかあるのにできることは1つだけ、という軽いジレンマにやきもきしながら、大海原のあちこちで同時多発的にドンパチやる様は、まさに海賊漫画の楽しいノリです!

あまりに面白かったので続けて2回めをプレイしました。プレイ時間が短いので続けて遊べるのもポイントが高いところです

ゲーム会から帰宅してから、ネットでその日遊んだゲームについての情報をチェックするのは楽しいものです
もちろん「コルセア」の情報も確認してみました

・・・・あれ?なんか違う

「コルセア」はそれほどレビューが上がってる方ではないのですが、それでもいろんなプレイレポートを読んでいるとルールが根本的に間違っていたことが判りました

ゲームでルール間違いするときは、ルールの解釈だったりこちらの読み落とし、勘違いなどがその原因ですが、今回はどうも日本語訳ルール自体が間違っているらしい

◎正しいルール:手番でできることは「カードプレイ」か「ドロー」の2択
●間違い:手番の最初に山札からドローして、さらに手札をプレイしてました

つまり手番でできることはドロー&プレイではなく、ドローするかプレイするか、の2択だったんですね

そもそも、ドロー&プレイはめずらしいやり方です
モダンなユーロ系ゲームではプレイしてから補充(ドロー)が通常です

それは多分、ドローしてから手番を始めると選択肢が増えるためにプレイスピードが落ちる(長考の要因)からだと思われます

プレイしてからドローなら、また自分の手番がくるまでになにをプレイするかは充分考えておけますから
*ただし麻雀に慣れてる日本人にはそれほど違和感がありません(だから疑問にも思わなかったということもありますが)
そして「アウスライサー」も珍しい例外です。プレイ&ドローに慣れているほど山札をドローし忘れるというのはルール上の罠(トラップ)といえなくもありません

◎正しいルール:すでに他プレイヤーによって攻撃されてる商船を攻撃する場合、違う色の海賊カードでなければならない
●間違い:商船強奪に後から参戦する場合は、最初に攻撃したプレイヤーの海賊カードと同じ色のカードでなければならない

上記で「一つの商船を攻撃する場合に色の縛り」があると書きましたが、どこかで読んだ「トリックテイキングのように」という文章が頭に残っていたので、最初にプレイした色を他プレイヤーがマストフォローすることが色の縛りだと思い込んでいたのです

それはまったくの間違いで、本当のルールは「別の色で攻撃しなければならない」でした
海賊カードは4色なので、一つの商船に対して攻撃できるのはだから最高でも4人までです

そしてすでに攻撃している商船に対して、攻撃カードを追加できます
このときには自分が最初に出したカードと同じ色しか追加できません
これが色の縛りです
korsar.jpg
4色の海賊船には1枚づつ海賊船長がいる。最強カードだけど船長同士なら後だしが勝つ。白の船長は自分の商船の防御専門

某ショップの和訳では、追加攻撃は同じ色でしかできないことは書いてあるのですが(正しい!)、一つの商船で複数のプレイヤーが攻撃するときは違う色でなければならないことは書かれていません


初見のプレイでは「手札6枚でスタートする」ということ以外はほぼ全てルールを間違っていたことになります(>_<)
しかし困ったことに、その間違ったルールでもけっこうオモシロかったんですね「コルセア」は

もちろん現在ではちゃんとした正式なルールで遊んでます(そして正式も充分面白いです。当たり前ですが)

今ではネットの情報、twitterなどで自分のルールが間違っていたかどうかを確認するのはわりと容易ですが、これが10年前ならおそらく間違ったまま遊んでいたことでしょう

なぜ正しいルールで遊ばなければならないか、といえば、間違ったルールで遊んだそのゲームが面白くなかったら多分、2度と遊ばれることがないから です

そのゲームが面白くないと感じたとき、もしかしたらルールを間違ってる(読み落とし、勘違いも含めて)可能性があるのです

ルールを間違えてるくせにそのゲームを面白くないと断定するのは、あいつはスケベそうだから痴漢に違いないと主張することと、そう大差ありません。違うか

ドローするか、プレイするか
「コルセア」のジレンマはその2択に集約されます


ところで「コルセア」では手札の上限がありません
極端な話、全員まずはずっとドローし続けて山札がなくなったら手札をプレイしても大差ないような気もします

なぜならゲームの終了条件が「山札がなくなったあと、誰か一人の手札が尽きたとき」なのです

だとすれば最初からデッキを全てプレイヤーに配りきっても問題なさそうにも思えます。それでプレイ感が変わるのでしょうか?

これの対処方は「山札が尽きたらゲーム終了」にするか、手札上限を10枚くらいにすることでしょうか

そういう意味では「ドローして必ずプレイする」という最初に間違えてたやり方は一つの回答でもあります
もしかしたらプレイスペース広島の人も、その辺りを危惧してルールを修正したのかも知れない・・・・

あ、広島っていっちゃったね(by川渕)
というわけで
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コルセア

こんばんは
川渕の下りに笑ってしまったではないですか。
自分もコルセア、1回だけ経験ありますが、
スルメゲーにランクしていいと思うように
感じられました。またコレやりたいです。

岡チャン風にいうと、
「捨てるのは海賊、緑の海賊」
という感じでしょうか

失礼しました

Re: コルセア

こんばんわ

けっこう好きなゲームなんですけど、あまり遊ばれてないような気がします
実は広島ではもう品切れなんですよね

いろいろ調べたら、以前にバネストが扱ってて、その和訳は間違っていませんでした
クニツィアなので、またリメイクされて装いを新たに登場するかもしれません

そういえば初見プレイ時、商船カードを捨ててました
海賊カードは捨ててもいいのですが、得点となる商船カードは決して捨てられないのでご注意を

コメントありがとうございました

No title

こんにちは。海賊 Pirat /コルセア Korsar /略奪 Loot は和訳ミスが多い不運なゲームです。でも間違ったルールでも楽しいようですね。どちらが優れているのでしょうか?

>そもそも、ドロー&プレイはめずらしいやり方です
モダンなユーロ系ゲームではプレイしてから補充(ドロー)が通常です

まったくその通りです。アメリカ系ゲーム(日本も含む)はドロー&プレイ、ユーロ系はプレイ&ドローですね。論理的に考えればユーロ系の方が優れています。

>極端な話、全員まずはずっとドローし続けて山札がなくなったら手札をプレイしても大差ないような気もします

それはないと思いますよ。それだと手札のほとんどをプレイできずに終わってしまい、より手札をプレイしている他のプレイヤーが有利です。そのあたりのバランスが良いと思います。

>これの対処方は「山札が尽きたらゲーム終了」にするか、手札上限を10枚くらいにすることでしょうか

クニツィアは手札上限というルールが好きではないようなので、それはないと思います。むしろ自然に手札をためては不利になるように仕向けられているのです。

最後に和訳ミスですが、クニツィアの他のゲームだと、アンギャルド、フリンケピンケは誤訳が多いですので気をつけてください。

Re: No title

けがわさん、こんにちわ

「コルセア」のルール間違い問題は、mixiの日記(「コルセア問題」http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1476272252&owner_id=4885618)をもとに記事にしてます
その際はいろいろ助言いただきましてありがとうございました

ドロー&プレーの考察はけがわさんのご意見を参考にさせていただいております

最近遊べてないのですが、一度手札溜め込み作戦やってみようと思ってたんですが、無理そうですねw
アンギャルドも手札補充のタイミングがなかなか飲み込み難いですね

それとクニツィアはリメイクのたびにちょっとだけルール変更などがあるので要注意ですね
プロフィール

流星キック1998

Author:流星キック1998
チャンスがあればいつでもボードゲームがしたい!誰か遊んでプリーズ

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