黄金島

◇ひょっこりおーごんじーま♪
恋ヶ窪② 007

スティーブンソンの古典文学「宝島」は、もうタイトルで勝ち、というくらいハマっているタイトルです

英語タイトルのTresure Islandもいいんですが、漢字でのたった2文字で内容、世界観を表現しちゃった、まさにこれ以外考えられない見事なタイトルですね

なにせ宝に島ですから
宝探しが大好きなオトコノコがわくわくしないわけがありません

「黄金島」はカルタヘナシリーズの第3弾です
こちらは黄金で島ですよ!

これだけでわくわくしませんか
これが獄門で島なら、なにやら釣鐘の下に死体が転がってそうで、それはそれでまた違うワクワクがありますが

恋ヶ窪② 006

「カルタヘナ」はその駒の動かし方が非常にパズル的で悩ましくもチョー面白いカードスゴロクです
「黄金島」はシリーズとはいえ非常にオーソドックスなドイツ系ボードゲームに仕上がっているので元ネタのカルタヘナを知らなくても遊べます

目的はズバリ、隠された黄金島を見つけることです

ボードには12の島々が点在しており、それに対応している地図カードがあります
ゲームの最初にランダムに1枚抜いて、ボードに差し込んでおきます

このカードの島が黄金島です

もちろんこの情報はゲームが終わるまで誰も見ることができません
では、どうやって黄金島を探すのかというと、残りの11枚の地図カードです

この地図カードは最初に各プレイヤーに1枚づつ配られており、それは自分だけの情報です
その後、プレイ中に地図カードを獲得したり、誰かが持っている地図を見たりすることで消去法によって黄金島を絞っていくわけです

とはいえ、一人で11枚の地図カードを確認することはまず不可能でしょう
せいぜい4~5島くらいの絞込みくらいしかできません
プレイヤーは上陸した島に自分の権利書タイルを置くことで、権利を主張できるわけですが権利書タイルは7枚しかありません

しかも誰かが6タイルを配置したらゲームは終了するので、多くても6島には絞っておかなければ黄金島を見つけることはできないのです
全員が情報の断片を持ち寄ってる状態なので、あるプレイヤーが上陸した島は黄金島の候補であることは間違いありません
ですから、確認できた地図カードの情報+他プレイヤーの動向によって黄金島を絞り込んでいくのが基本です

では、もう黄金島ではないと判明した島には価値がないのかといえばそうでもありません
12の島々にはゲームの最初に宝箱カウンターが伏せて置かれています

この宝箱は$2~$4の価値があり、ゲーム終了時に上陸したプレイヤーが獲得します
もし複数のプレイヤーが上陸していたら置いた権利書タイルの数字で決めます

権利書タイルは1~7までの額面があり、当然、数字が高いほど効力も高いわけです
同数値のタイルが置かれた場合は先に置いた方が勝ちます
しかし、複数の権利書がある場合は2位以下も減額されますが、お金はもらえます

まあ、エリアマジョリティですね

そしてこのゲームはお金=勝利点なので、黄金島探索と同時に他の島の宝箱も無視できないのです
恋ヶ窪② 014
*金の匂いがしそうな島には海賊どもが殺到

では黄金島をほっぽり出して、他の島の宝箱狙いでいけば勝てるんじゃないかといえば、そうはドーンが卸しません(あ、デザイナーは「ゴア」などのR・ドーンです。そうは問屋が卸さないのトーンで読んでください。もしくはスルーで)

ゲームに勝利するには、絶対に黄金島に上陸していなければなりません
つまりゲーム終了して黄金島に権利書タイルを置いていないプレイヤーは、いくらお金持ちでもゲームに勝つことはできないのです

ルールを読むと、デザイナーがやらせたいことは解るし、プレイヤーがなにをしなければならないのかも明快です

カードには駒の移動力とアクションの2つの情報があり、手番中に移動してアクションができる手札の使い方も面白いし、特殊能力カードを獲得することで手番にできることも広がります

やらせたいことは1つだけど、やり方はいろいろ用意しておくというところがオーソドックスな印象だったのです

逆にいえば「悪くはないけど、オモシロさもそこそこかなぁ」という印象だったので、事前に準備はしていたんですが、ゲーム会には持って行きませんでした

ところがたまたまSげちゃんが持ち込んでいたので、それではやってみようということになったのです

そして遊んでみた印象は・・・やっぱりそこそこ面白い、です

例えばこのゲームでは「千里眼」というアクションを実行すると、島の宝箱を1つ確認することができます
もしあるプレイヤーが千里眼で見た宝箱の島に上陸して、(こちらは)その島が黄金島でないと解っていても、そこそこ高額の宝箱だったんじゃないかと予測します

だとしたら、いっちょ相乗りしようかとも思いますが、プレイヤーは1つの島には一回しか上陸できません
しかも上陸する条件である権利書は自由に使えるわけではなく、本土の町中で権利書をあらかじめ確保しておかなくてはならないのです
恋ヶ窪② 008
*権利書は本土でしか確保できない。海賊も事務仕事を無視できないのだ

つまり黄金島かどうかもわからない島に、大事な権利書をほいほいと気軽には置けないんですね

ですから一見、ブラフを掛けることができそうなシステムですが縛りがいろいろあるのでそれほどガッツリした駆け引きはありません

僕の場合は、4つくらいまで黄金島の候補を絞っていました
その候補地に権利タイルを置いた後は、残りの権利タイルを無人の島においていきました

宝箱は、そこに権利タイルが1つしかなければそのプレイヤーのものです
他プレイヤーと宝箱を取り合うために、そこそこ高額の権利タイルを置くとか先に置くなどの手間を考えたら、単独で獲得するほうがぜんぜん楽チンです

結果的に、ドクロマークの島が黄金島だったのですが、ここに上陸していたのは僕とMっちゃんだけでした
あとの二人は脱落です

そして所持金比べでかろうじて勝つことができました
正直、最初にわけもわからず上陸しておいた島が黄金島だったというビギナーズラックもありましたけどね
恋ヶ窪② 015
*最初に漂流したここが黄金島だった。みんなノーマーク


大雑把にいうと、探索要素のあるエリアマジョリティーで、足切りあり、というところでしょうか
ドイツゲームのオモシロさを手堅くまとめた一品といいましょうか
プレイ中にミスしたとしてもがんばればなんとかなりそうな雰囲気もあります

そのへんの波状してないところがオーソドックスという印象になっているのですが、僕らは毎日毎日ステーキや焼肉、寿司ばかりを食べるわけではありません
普段よく食べるのは町の手ごろな定食屋さんだったりするわけです

つまりこのあたりの「オモシロさがそこそこ保障されてる」ゲームがごろごろしているというのはドイツゲームの土台のしっかりした部分であり、頼もしさでもあるなーと思うのです

しかしボードゲーマーが、常に新しいゲームを求める気持ちもわかるんですよねー

リプレイ派、ノンリプレイ派という論争などもありますが、新しいゲームを手にしたときのワクワク感はまさに宝島の秘密の地図を手にしたときのジム少年そのものだからです

ではお宝を探しに冒険の海に出かけるとしますか

というわけで
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流星キック1998

Author:流星キック1998
チャンスがあればいつでもボードゲームがしたい!誰か遊んでプリーズ

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