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ブラフ(ライアーズダイス)

111208_1538~02
◇とりあえず☆5スタートで

上京してゲームサークルに参加し始めたころ、これはまだ「ライアーズダイス」と言われてました

初見から面白くて気に入ったのですが、一番感動したのはダイスの1の目を☆にしただけでこれだけ面白いゲームになるのか!ということでした
その後ブラフが流通したので早速、買ったのですが、一番ガッカリしたのは☆の目が1から6に変更されてたことです

ゲーム性はどこに☆が入っても変わらないと思うのですが、デザインとしての美しさが天と地くらい違います
映画でいえばキレイにまとまってたエンディングに追加シーンを加えて台無しにしたリメイクみたいなものです

1の目が☆だったからキマッテたのに!

まあ、僕の偏狭なこだわりに関わらずリメイク作のブラフは面白いゲームです

各プレイヤーは最初にダイスを5個づつ持ちます。ダイスは全部で30個あるので最大で6人まで遊べるわけですね

一斉にガラガラーっと振って(これがうるさいので家庭で遊ぶときは紙コップにしたほうがいいかもしれません)自分だけダイスカップの中のダイス目を確認します

そしてスタートプレイヤーから「今現在、全体でどのダイス目が何個あるか」を予測してビッドしていきます

全体で何個か、といわれても情報は自分のダイスしかありません
そこで”期待値”と呼ばれる概念が登場します

このゲームをインストするときに「確率計算」や「期待値」という言葉を聞いただけで「あ、難しい。わてには無理どすえ」と、どこの出身かわからない嘆きを聞くことも少なくありません

しかしこのゲームは任意のダイスの目が1/6の確率であることさえ理解していればOKです

さて、全体で今30個のダイスをいっぺんに振り出したとき、任意の目(1でも2でもなんでも)が出るダイスの確率はいくつでしょうか?

正解は・・・・・・・・・・5個です

解りますか?30個×1/6なので5個(30÷6でも構いませんが)
え?なんで30と1/6を掛けるの?という人もいるかもしれません

ではコインで考えてみましょう
コインを投げたとき、表になるか裏になるか確率は1/2ですね

ではコインを2枚投げたときに、例えば1枚は裏が出そう、と思いませんか?
ではコインを10枚投げたときに、裏面になるのはだいたい半分くらい、という気になりませんか?

複数のダイスをいっぺんに振り出したときに、その全部の個数と1/6を掛ければ、その目が何個でてくるかだいたい解る、ということを「そういうものか、ふーん」と飲み込んでくれればいいです

しかし30個振って、そんなにきっちり任意の目が5個だけ出るということはありません
「だいたい5個前後じゃないの?」という感触が、期待値なのです

そしてブラフのダイスは6の目が☆になってます
☆はどんな目として数えてもいいオールマイティです

そうすると、ダイス1個振ったときに☆以外の2~6の目がでる確率は1/3になります

え?なんでそうなるの・・・って
☆はダイスに1つしかないので☆そのものが出る確率は1/6で変わりません

しかし2~6の場合は、☆が出たときでも2~6のどの目としてもいいのでもう1つ同じ目があると考えられるんですよ!もー!(ちょっとイライラ)

あ、すいません。興奮してしまいました。帰らないでください。ロールケーキでもいかがでしょうか(^_^)/

まあ、☆というオールマイティがあるので他の目は1/3の確立である、ととりあえず了承してください
ということはダイスを30個振って(☆以外の)ひとつの目のダイスがだいたい10個は出るだろうということも了承してくださいね(確率が半分になったから、期待値が2倍になったのです。多分)

期待値とか確立とか、もう、だいたいそんな感じでいいっす←インスト放棄

それでは自分のダイスカップを見てみましょう
【22245】だったとします

おお2の目が3個もありますねー

ここに3個あるんだから、全体で2の目は10個以上はあるんじゃないの?(もちろん☆も加えてですよ)とも思えますが他のプレイヤーのダイスは見ることができないので、もしかしたら2の目は、ここにある3個だけ、ということもなくもありません

逆にいえば、自分のダイスカップにまったくない目(この例でいえば1、3)も等しく期待値は10ですから、自分のカップになくてもやはり全体で10個前後はあるだろう、という気がしませんか? (してください)

例えば3の目をビッドしたとすると、他のプレイヤーのカップの中の☆も3の目と数えますから、自分のカップにない目を10個ある、とビッドしてもみんな納得してくれます
そして納得してくれた人は期待値を理解している、ということです

ところが、人間、自分が見えていないダイス目をビッドするのはなかなか勇気がいるものです
でも上の理屈からいえば、見えている目をビッドすることと見えていない目をビッドすることに大して違いはありません
ですからビッドするときは、自分のカップにないダイス目でも堂々とビッドすればいいのです

要は、次のプレイヤー(下家←シモチャと読みます*麻雀用語)が、あなたのビッドに納得してくれればいいのですから



ブラフは”自分から仕掛けて誰かを陥れる”というよりは、何事もなく自分の手番を流してもらって自分以外のプレイヤーがドボンしてくれるのを期待するゲームなのです

しかしビッドはどんどん上がっていきます
さすがに期待値を大きく越えたビッドを下家が納得するとも思えないとき、それでも窮余の策が1つあります

振り直しです

まずビッドして、カップから1個以上のダイスをオープンして取り分けます
(このとき取り分けるダイスはビッドした目以外でもOKです)

一度出されたダイスはもうカップに戻すことはできません
オープンされたまま残るので、このダイス目は全員共通の情報となります

そして残りのダイスを振り直して確認します
ここでニヤリとでもしておけば完璧でしょう( ̄+ー ̄)キラーン


ダイスの振り直しルールは下家が考えている期待値をもシャッフルします
「振り直したんだから、もしかしたらビッドが通るような目になったかも知れない・・・」
と思わせることができたら成功です

下家がチャレンジしてこなければ、あとはどうなろうと関係ありません
誰かがバーストするのをニヤニヤして待っていればいいのです


僕らはブラフをしばしば「下家説得ゲーム」と呼んでます
全員を納得させなくても構いません。下家プレイヤーだけが「あ、そのビッドはありかもなー」と思ってくれればいいのです

ブラフ=はったり、と理解して、なんとなく積極的に無理なビッドを通そうとする人がいますがそれは間違いです

たまにブラフがつまらなかったというレポートを読むと、振り直しルールを採用してなかったりする場合があります

上記の説明の通り、振り直しは下家を説得する大事なひとつの方法なので、これがなければビッドが上がって上がって、もうビッドできない、という人が負けるだけのゲームでしかありません

振り直しルールのないブラフは、交渉ルールのないカタンのようなものです

もし振り直しルールを採用しないで遊んでつまらなかった人は、是非、振り直しアリで遊んでみてください
そして「積極的にハッタリをかますゲームである」という予断は捨ててください

負け抜けなのがちょっと残念ですが【ブラフ】は、ときに確率の奇跡を見ることもまれではない、にぎやかで楽しいゲームですから

「振り直し!ガラガラガラ。これでどうだ(ニヤリ)」
「チャレンジ」
「ドボン・・・」
ということで


☆おまけ☆
ところでブラフのビッドボードの中央には、チャレンジで負けたときに除去されるダイスを置いていくスペースがあります

3マス(1マスにダイス1個を置く)×10列になっており、これは簡単に期待値が解る表示盤でもあるんですね

どういうことかというと・・・

空いている列の数が10あれば、期待値は10個、ということです(ゲームスタート時)
そしてダイスが減っていけば当然期待値も下がっていきます

いま、除去されたダイスが3個あったとすると、空いている残りの列は9列ですね
ですから残りのプレイヤーのダイス(全部で27個)の「期待値は9」ということです

さらに2個除去されて、5マスが埋まっている場合は空いている列は8列で空いているマスは1つなので、期待値は「8ちょっと」といえます

つまりこの場合、どの目でも8をビッドしておけばとりあえず説得材料にはなるということです

空いている列とマスで、計算しないで期待値がすぐに解るんですね
こりゃ便利!
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No title

はじめまして。ナッツと申します。

他であまり見ない種類のゲームが解説されていて、とても楽しく拝見しています。これからも頑張ってください。

ライアーズダイスの星の配置が美しい というのは目から鱗でした。
僕は「日本語版だから」という理由で、ブラフではなくライアーズダイスを所有しているのですが、説明しても星がオールマイティと受け入れられずに、「1が3個」とかコールしてしまう人がいるわけです。
理由を聞くと、「1がないのは変だ」「1の目が数字じゃなくてマークになっているサイコロを見たことがある」との事。
「6の目が星のブラフは良いなぁ。」と常々憧れておりました。

ブラフではなくライアーズダイスを持っていることが、なんだかオトクなような記事を見て、ちょっと嬉しくなりました。

Re: No title

ナッツさん
ご訪問いただきありがとうございました

なるほど!
☆を1の目と認識してしまう人も少なからずいる、ということなんですね
それは想定外でした

うーむ、その可能性は考えてませんでした。目からウロコが何枚か落下しました

もしかしたらデザイナーのRichard Borg氏も、そういう意見を取り入れて見間違わないようにを☆6の目に変更したのかもしれませんねw

プロフィール

流星キック1998

Author:流星キック1998
チャンスがあればいつでもボードゲームがしたい!誰か遊んでプリーズ

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