セレンゲティ

◇あなたはその数字を言えなくな~る
se.jpg

「セレンゲティ」は競りでカードを獲得して得点する、というゲームです

0~9までの数値で6色(30枚)ありますが、得点に関連するのは色だけです(数字は関係ありません)
1枚で1点ですが、同じ色のセット2枚で3点、3枚で6点、4枚で10点・・・という「コロレット」でおなじみの階差数列のスコアリングになってます

6色5枚づつなので、色セットの最高は15点です
チップ(お金)は10金づつ持ち、残りは銀行(ポット)に積んでおきます

山札からめくられたカードを競り落として集めていくのですが、めくられるカードは最初は1枚、次のラウンドは2枚、その次は3枚となって、また再び1枚めくりを繰り返していきます(全部で15ラウンドになる)
恋ヶ窪② 228

2枚、3枚とめくられた場合は、それをまとめてセットで競り落とすことになります
獲得したカードは色を揃えるとボーナス点になるといいましたが、では数字はなんの意味があるのでしょうか

実はこの数字がこのゲームを面白く(また悩ましく)しているミソなのです

まず、獲得したカードは自分の前に並べておきます
ちょうどアフリカのオークション会場で競り落とした民芸品コレクションを陳列しているようなイメージでしょうか

競りは(直前の落札者から)時計回りに値付けしていきますが、なんと、自分が陳列しているコレクションの数字は宣言できない、という呪いにかかってしまいます

たとえば0、5、6というカードを陳列していたとして、自分の上家が「4金」とコールしたとしたら、こちらは5や6を言えない(呪われている)ので、コールするなら「7金」以上を言わなければなりません

もちろんこの呪いは他のプレイヤーも同じようにかかってるので、下家が苦しくなるような値付けするのは基本中の基本でしょう

呪いがかかってるプレイヤー同士、いかに適正値で競り落とせるのかがこのゲームのポイントなのです



これは衝撃のルールです!

たしか同人のゾンビゲームで、ゾンビプレイヤーは「アー」とか「ウー」しか言えないというルールwがありましたが、呪いによって言葉を封じられるゲームというのは世界で初めてじゃないでしょうか!

しかも、もしうっかり自分の陳列している数字をコールしてしまったら1金の罰符(ペナルティ)です

呪いの効果は絶大です
恋ヶ窪② 229
*もし競り値が8金で手番が回ってきたら11金をコールしなければならない。ぐぬぬ

とろこがこの呪いの民芸品は災いばかりをもたらすわけではありません
もし誰かの落札価格が自分の陳列している数字と同じならば、そのお金はなぜかあなたが受け取ります!

上の例(0,5,6)でいえば、誰かが6金で落札したとすると、そのお金はなぜかこちらが獲得するのです

2桁ならば1の位の数字が対象になるので、もし10金で落札されたとしても儲けになるのです

なぜオークションの出品者でもないのに落札されたお金が入ってくるのでしょうか
なぜならそれが民芸品の不思議な力だからです

呪いの民芸品は言葉を封じますが、ときに富をもたらすのです
おお、なんというツンデレでしょうか!

ゲームのはじめのうちはまだ陳列されてるカードが少ないので、対応するプレイヤーがいないときは落札金額はポットに払いますが、そのうちどの数字で落札しても誰かが儲かるという状況になってきます

誰なら儲けさせてもいいのか、トップにはなるべく振り込みたくないのでどの数字で落札するのかも大事なのです

呪い、恐るべし

言えなくなる呪いをなるべく避けるために、同じ数字のカードを取ると楽ですが、それでは色がそろい難くなります

競りの1巡目で参加せずに降りれば2金の降り賃がもらえます(ポットにお金があれば)
競りカードも1枚よりは、2枚、3枚の複数で獲得したほうが効率的です

ですから降りて小銭を貯めて、いっきにドン!もありです

しかしこちらが降りている間に、1枚カードを格安で入手してウマー!となってるプレイヤーもいるかもしれません
限られたコンポーネントの中で、これだけのジレンマを盛り込んでしかもドラマチックという、非常にシャープなゲームデザインです

この頃のシャハトはさすがです
シャハト
*シャハ兄

と、いいながら実はこのゲームは「ドン」というゲームのリメイクです
「ドン」はテーマがギャングの縄張り争いです
don.jpg

民芸品が区画カードになってます
そして、並べている区画カードの数字を競りで言えないというルールも同じですが、こちらはどういう理由なのでしょうか

ギャングの親分に「おめぇ、うちの区画の数字言うんじゃねーぞ」とでも脅されているのでしょうか
謎です

そういう意味では、民芸品の呪いというモチーフで特定の数字が競りで言えないというこちらのリメイクのほうがものすごく理に適った説明になってます

アフリカの彫像や仮面に不思議なパワーや呪いがあるのは「魔太郎がくる!」や諸星大二郎のマンガではおなじみなんですから
マッドメン
といいながら、シャハトが本当に民芸品の呪いという設定にしたのかどうかはよくわかりません

かってにこっちがそういう設定だろうと思い込んでいるだけなのです

はっ

もしかしたらこれもアフリカの呪いなのかもしれませんね

というわけで
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流星キック1998

Author:流星キック1998
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