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パーラ Pala

◇混ぜ混ぜしましょう
恋ヶ窪② 039

トリックテイキングはカードゲームの大きな大きなひとつのジャンルです
リードプレイヤーから順番にカードを出して、一番強いカードをプレイしたプレイヤーがトリックを取って次のリードをする、という基本ルールがあるので、そこにどういう味付けをするのかがデザイナーであるシェフの腕前にかかってくるわけです

「スティッヒルン」や「バスシュティッヒ」などの凝ったトリックテイキングはすでに一定の評価を得ていますし、中には「マインツ!(ウィリー)」と叫ぶだけでトリックに勝つ、というヘンテコなトリックテイキングもあります

今回の「パーラ」の味付けは”混ぜる”です
恋ヶ窪② 026

カードのスートは色になっていて、6色あります
色は原色の赤、青、黄色の3色と、複合色の緑、オレンジ、紫の3色があります

各プレイヤーは6色+白色チップを持ち、ラウンドの最初に自分がどの色のトリックを取るのかをチップを握ってビッドします

赤とオレンジのチップ2枚をビッドしたとしたら、そのラウンドでは赤とオレンジのトリックに勝たなければ得点にはなりません
他の色でもトリック数も多く取るのはかまいませんが、ビッドした色が1つでも取れなければ無得点です

ビッドが成功したら、ビッドのチップ×取得トリック数が得点です

オレンジのビッドが成功したうえに、4トリック取ったとしたら3×4=12点です
そして誰かが30点になったら勝利します(今回はそいうルールで遊びました)
恋ヶ窪② 027
*最初に握りでビッドする。思惑がかぶるのはよくあること

その色のトリックを取るというのは、全部のカードが同じ色である必要はありません
赤をリードすればそのトリックは赤ということになり、赤チップ(ビッド)の対象となるのです
獲得したトリックにいろんな色が混じっていたとしても、いっぺんに宣言色ビッドを成功させられるわけではないのです


トリックテイキングといえばマストフォロー
マストフォローといえばトリックテイキング

というわけでこのゲームは王道のマストフォローでございます

これだけなら普通のビッド宣言系トリテですが、最初にいったようにこのゲームがユニークなところは混ぜることができる、ということです

混ぜる?

説明しましょう

紫がリードで出されたとき、マストフォローですから紫があれば必ず出さなければなりません
しかーし
このゲームでは赤+青の2枚の組み合わせで出すことができるんです

パレットの上で赤と青の絵の具をを混ぜると紫になるでしょう
必要な色は作っちゃえばいいんです

カードのランク(数字)は1~9までなのですが、混ぜて作った場合は数字も合計されるので紫7より、赤5青3の混合紫が勝つのです!
(同じ数値なら後出し勝ちです)

これがあるので、最強の9カードを持っていてもうかうかできません
恋ヶ窪② 037
*赤と青を混ぜて紫にして勝つ。どの色を混ぜるとなんの色になるのかのサマリーシートもあるけど、ちゃんとカードにも書いてあるのでプレイはしやすい

そしてカードの構成も巧妙です
混ぜて作れない原色3つの数値は1~5で、複合色は2~9です

だから、原色3色でリードすれば場をコントロールし易いのです・・・と思うでしょうがそうはいきません

他のプレイヤーが出した原色のリードカードに、他の原色を”混ぜる”ことでリード色をチェンジすることができるのです!

例えば赤3のリードで、赤4、赤2と3人までフォローしたとしましょう
あなたの手札に赤がない場合に限り(赤があればフォローしなければならない)、フォローされた赤のカードに手札から黄色を足して、リード色をオレンジに変色させてオレンジをプレイすることができるのです

この場合、フォローされてる赤カードの中で一番数字の大きいカードに足さなければなりません
だから黄色1を赤2に足して、リード色をオレンジ3にして、自分はオレンジ5で勝つ、ということはできません

赤は4が最高値なので、黄色を足すならここに足さなければならないのです
黄色1を足せばオレンジ5となるので、こちらはオレンジ5以上(同数値なら後出し勝ち)を出さなければトリックを取れない、というカラクリです
恋ヶ窪② 047
*赤のリードだったけど他人の赤に黄色をかってに足してオレンジに変更してオレンジカードを出す。これで勝てばオレンジビッドは成功することになる

*そういえばビッド用には6色のほかに白チップもあります。白はゼロビッドを意味するので、これを握るとトリックを1つも取らない、という宣言になります。成功すると勝利点は2点です(ちなみにちょっと大きめの黒いチップはディーラーマーカーです)

混ぜ混ぜしていると、当然手札枚数にバラつきがでてきます
もしリードするプレイヤーに手札がない場合は、ラウンド終了となります

手札の最後のカードでトリックを取った場合などがこれにあたります
そうでなければ手札がなくなったプレイヤーはパスとなり、1人を除いて全員がパスになったときもラウンド終了です

混ぜてプレイすると手札が少なくなりなんとなく不利のような気がしますが、ビッドは成功しないと得点にならないので、いざとなったら混ぜないわけにはいかないのです

そして渾身の混ぜ混ぜプレイでトリックを取った!と思ったら、下家にカットされる(勝ちをかっさらわれる)とこともあるのが、まあ、楽しいのです(それが他人なら)

どうしてもカード運があるので、実際にプレイしてみた感じでは2か3ビッドがせいぜい、4ビッドは恐らく1回も成功しませんでした

そしてこのゲームでは一応、イチカバチカの勝負役というのが用意されてます

もし最初に6ビッドを宣言して成功したら、そのプレイヤーの勝ちでゲームが終了します
しかしよく考えたら、6×6トリックは最低あるので、これだけで36点ですが

この「パーラ」では2種類のトリックテイキングが遊べるのもお徳です
恋ヶ窪② 049
*緑と紫のビッドが両方成功。そして3トリック取ったので6点



デザイナーのJeffrey D. Allersさんは他には「もっとホイップを」や「ワンパム」「賽は投げられた」のデザイナーでもありました
de.jpg

デザイナーズノートによると、色を混ぜるというアイデアは最初、ボードゲームとして考えてたようです
なんとなく、すんなりトリックテイキングで決まってたような気がしますが、いろいろ試行錯誤していたんですね
pic1024156.jpg

まあ、トリックテイカーとしては、また一つ味のあるトリテが登場したことを喜びたいと思います

というわけで

キルクス

あ、「サーカスマキシマムス」もこの人か!
あれは結構、微妙だったなーw
もう1回、プレイしてみようかな


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ルールについて質問。

これ、欲しいですねぇ。
ところで、ひとつ質問があるのですが、6色以外のチップ(白と黒←GEEKで調べたら黒いチップもあった)に関するルールはどうなっているのでしょうか?

Re: ルールについて質問。

> ところで、ひとつ質問があるのですが、6色以外のチップ(白と黒←GEEKで調べたら黒いチップもあった)に関するルールはどうなっているのでしょうか?

ご訪問ありがとうございます
このゲームの所持者の方に聞いたところ、黒チップはディーラーマーカーです

白チップはゼロビッドですね
記事に書くのを忘れたので反映させておきます

目からウロコ

パーラ、昨日やりました。スキャンを初めてやったときと同じような、目からウロコのアイディアに感心しました。

自分も、印刷の基本色CMYKでカードを作ったらどうかなと考えていましたが、普通の人にCMYKと言ってもピンと来ないだろうと思って、棚上げしていました。パーラは良いです。

Re: 目からウロコ

色を混ぜる、というアイデアまでは思いついても、そこからゲームを作り上げるまでが大変ですよね

PALAは色による数値の配分も考えられていて、シンプルだけれども作りこまれてるシッカリ感があります
まさか国内流通するとは思いませんでしたが

geekの紹介文によると、トリックを取らないルールが「ハーツ型」で、ビッド宣言する(このブログの記事)のが「スペード型」となってました(ハーツもスペードもどちらもトランプのトリックテイキング)

僕はトリテでは、ビッド型よりマイナスを押し付けあうハーツ型が好きなので、今度はそっちのルールでも遊んでみたいですね
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流星キック1998

Author:流星キック1998
チャンスがあればいつでもボードゲームがしたい!誰か遊んでプリーズ

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