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サメ警報

◇イルカが見えた!
恋ヶ窪② 066


このゲームを初めてプレイした人はポカーンとすることが多いのはなぜでしょう

ルールは簡単だし、ゲームの勝利条件もしっかりインストしてもらうのですが最初はなにをどうすればいいのかどうにもフワフワしている印象です

しかしあなたのその印象は正しい



ルールを説明するだけなら簡単です

手札は3枚で、最初の手番は全員手札から1枚、自分の前の場に伏せて出します(1枚場に出したら1枚補充。常に手札は3枚です)

自分の手番では
・手札から1枚自分の場に伏せるか
・自分の場のカードをめくるか
・他人の場のカードをめくるか、です


カードはサメとイルカの2種類しかないので、めくったらそのどちらかがプレイヤーの前に出てくることになります

こうして自分の前にイルカを7枚集めるか、サメを誰よりも3枚多く集めれば勝ちです
恋ヶ窪② 068
*仕込むか、めくるか、サメを使って他の漁場を荒らすかの3択

たったこれだけのルールなのですが初見のプレイヤーはなにをどうすればいいんだっけ、と迷います
そしてうろうろしている間に、誰かが勝利宣言して「え?これで終わり?」となりがちです

サメ?え?こっちめくる?イルカとサメ交換?じゃあえーと・・・
最初はそんな感じでゲームが終わってしまいましたか?
僕はそうでした

このゲームの勝利条件は、実は逐一変動していきます
ふわふわうろうろする原因はここにあるのです


まず、普通のカードゲームの場合
最初に勝利条件に向かってプレイのイメージをするでしょう
途中で変更することがあるとしても、とりあえずはひとつの勝ち方(ゴール)を見据えてプレイの計画を立てることが多いはずです

このゲームでも
サメにしろイルカにしろ、自分の前に集めなければならないのは同じです
ではどうやって集めるのか

一番直接的な方法は、自分で仕込んで自分でめくってを繰り返すことです
ところが「サメ警報」ではイルカ/サメどちらで勝つにしろ、手札は常に3枚きりなので、そうそう都合よくサメだけイルカだけが手元にあるわけではありません

いつか、どこかで他人の場札をめくってこなければならなくなります
そして他人の場札をめくった場合は、必ず場の状況が変化します

まず他人の場札をめくるには、少なくとも1枚のサメが自分の場にオープンされていないといけない、というルールがあります
恋ヶ窪② 069
*ジャーン。自分でサメをオープンしたところ。これで他人の場札をめくっていける

そして、他人の場札をめくったときに、めくったカードがサメとイルカでは処理が違います

・サメをめくったときは
そのサメを自分の場に持ってきます。つまりサメが増えるわけです
そしてめくられたプレイヤーの場には、山札から伏せたままカードを補填します

補充されたカードはめくられるまで誰も見ることができません←重要

・イルカをめくったときは
自分のサメとそのイルカを交換します(自分の場に最低1枚はサメがないといけないというのはこのためです)
これは自分の場にイルカが集まったといえますが、その相手の場にサメを集めさせる結果になった、ともいえるわけです←かなり重要

もしあと1枚のサメが集まったら勝利、のサメリーチのプレイヤーが自分の前に伏せカードを仕込んだとすると、その伏せカードを敵対プレイヤーたちはめくることができなくなります
なぜならその伏せカードがイルカなら、めくった瞬間にサメと交換されてサメ勝利になってしまうからです

といって、伏せカードがもしサメだったとしたら、リーチプレイヤーが自分でめくればやはり勝ちです

このゲームが「お手軽なブラフゲーム」と紹介される場合がありますが、実はここまでブラフについては言及しませんでした
なぜならブラフというのはプレイヤーがなにをしようとしているのか、を全員が共通認識として持っていないと成り立たないからです

なにをどうするのがいいのか、状況がよくわかっていない場合はブラフは成立しません
初見プレイで、わけもわからず終わってしまうのはこういう場合です

恋ヶ窪② 073
*イルカリーチ!この伏せカードはイルカかサメか。べつに同じ場にサメがいてもかまわない


上記の例でいえば、サメリーチのプレイヤーの心理を考えてみましょう
一番いいのは、自分でサメを仕込んで、次の自分の手番でそれをオープンすることです

しかしもし、リーチプレイヤーが単純にサメを仕込んだとしたらそれを妨害するのは簡単です
その仕込んだカードをめくればいいのです

それがサメなら引っこ抜かれて、山札からカードが補充されますが、それは本人もイルカかサメか解かりません

ではめくられることを見越してイルカを仕込んだとしましょう
なんなら仕込むときに「これはイルカです」と教えてもいいです

ルール上はしゃべってはいけないとは明記されてません
そもそもブラフゲームで黙々とプレイしても面白くないでしょう

はったり、ひっかけ、ふかし、とばし、三味線なんでもOKです
ただしその手にノッてくるかどうかは、他のプレイヤー次第ですが

どうでしょうか
ちょっとだけ「サメ警報」のオモシロポイントが見えてきたでしょうか

このゲームでは自分の場にカードを伏せて出すときに、それが他人にめくられるかどうかを見越して仕込むことができるようになると、俄然面白くなるのです

最初はそれでも思うようにいかないかもしれませんが、続けて2~3回プレイすれば勘所はすぐに飲み込めるでしょう

まずは場のサメの状況をよ~く確認してください
このゲームでは慣れていないうちは、序盤でサメ勝ちするケースがほとんどです

イルカは7枚集めれば勝ち、というように勝利条件の枚数がハッキリしているのですが、サメ勝ちの場合は誰よりも3枚多くという条件です
何枚集めれば勝ち、というわけではないのがちょっととまどうところなのです

極端にいえば、他に誰もサメをオープンしていなければ自分だけがサメを3枚集めれば勝利です
だからだれかがサメをリードしていたら要注意なのはいうまでもありません

サメの独走を許してはいけません
恋ヶ窪② 071
*サメ5枚とサメ3枚。あと1枚サメを集めれば3匹オーバーになるので勝ち。これを防ぐには、本人が他人の場札をめくってイルカだったときに自分のサメと交換することになりサメが4匹に減るか、3枚サメを持っているプレイヤーが自力でサメを追加して4匹にすればとりあえずリーチ状態はなくなる
サメは常に場の勝利相場が変動するので気が抜けない。いつのまにか終わってるのは、そのへんをうっかりしているとき


2枚差でリードすれば、もうサメリーチです
みんなが牽制しあえば、中盤ごろにはイルカもそこそこオープンされているでしょう

そうなってくるとイルカで勝つかサメで勝つか、より目標は立てやすくなってきます
まあつまり、誰がどの勝ち筋を狙っているのかも解かってくるわけです

こうなってくると仕込むカードの駆け引きが俄然、熱くなってくるんです!

たった2種類のカードだけでこれだけ面白いゲームを仕上げてしまうのは本当に関心します(最近ではやはり2種類のカードでしかももっとシンプルな「髑髏と薔薇」という面白いブラフゲームが登場してます)

ところで
ずっとサメ勝ち、サメ勝ちといってきましたが正確にいえばサメ警報が発令された状態、といいます
実はサメ警報発令は、正確にいえばまだ勝ちではありません

誰よりもサメを3枚多く集めたとき、つまりサメ警報発令されたときに、他の誰かの場札が1枚もめくられていない場合、サメ警報を解除するチャンスがそのプレイヤーにあります

条件としては、まず場札が1枚もめくられていないこと
そして1枚づつめくって、連続でイルカを5枚オープンできれば警報解除で、解除できたプレイヤーが勝ちます

こういう形でサメ勝ちを牽制する方法が一応、ルール上あります
誰かがサメを集めていたら、こちらはひたすらイルカを仕込んでいきましょう
もちろん、本当にイルカを仕込むかどうかは、あなたと手札次第ですけどね


実際には、この警報解除(勝ち)はなかなか大変です
このゲームは他人によって場札をめくられることが多いので、中盤までまったく1枚も自分の場札がめくられていないということは、まあないでしょう

恐らくこのルールは、序盤から速効でサメを集めて勝とうとするプレイヤーへの牽制のためのルールなのでしょう


そしてこのゲームでは、自分で仕込んだカードを後から確認することは禁じられてます
「え?記憶ゲー?」

そうです
自分で仕込んだカードは自分で覚えておかないといけないのです

ただし、仕込んだカードがサメかイルカか自分にだけわかるように置くのは構いません

とはいえ左がサメで右がイルカ、というようなあからさまな置き方をしたらすぐバレるのはいうまでもありません
そのへんはそれなりに工夫しましょう

あまり工夫しすぎると、わけがわからなくなって逆効果かもしれませんが


というわけで

恋ヶ窪② 074
*イルカが7匹そろったらこう叫びましょう「イルカが見えた!」

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なるほどー

ポカーンとしていたスゲですw

1度プレイしてみた上で改めて解説を読むとなるほどという感じですねー。
丁寧な記事解説ありがとうございます!

今度リベンジさせてください!

不思議なゲーム

ルールは簡単なんだけど、わからないという方と一緒にやったゲームです。
 確かに、このルールだと説明書読んだだけだと、ゲームになるのか?
 というルールなんですよね。

 一度しかやっていないのですが、不思議なゲームです。

 僕がやったときはサメ3枚とイルカ7枚が同時に勝利条件達成になって、どっちの勝ちか書いておらず、サメ警報だからサメ3枚でいいんじゃね? で終わった記憶があります。

Re: 不思議なゲーム

>  僕がやったときはサメ3枚とイルカ7枚が同時に勝利条件達成になって、どっちの勝ちか書いておらず、サメ警報だからサメ3枚でいいんじゃね? で終わった記憶があります。

サメ警報が発令されたときに、イルカ5枚をめくる解除勝ちがありますが、ルール上では解除勝ちが複数いる場合はそれぞれ勝利です

サメとイルカの同時勝利については書かれてませんが、やはり同時勝利でいいのではないでしょうか
(一応、メーカーに問い合わせています。まだ返事がありませんが)

Re: なるほどー

> ポカーンとしていたスゲですw

ルールがシンプルすぎて、なにをどうプレイすればいいのかが最初は飲み込みにくいんですよね
慣れてる人が、自分だけさっさと勝利宣言してしまうということもありますし

これは本当は2,3回続けてプレイした方がいいゲームです
プレイ時間もそうかかりませんしね

またやりましょう
プロフィール

流星キック1998

Author:流星キック1998
チャンスがあればいつでもボードゲームがしたい!誰か遊んでプリーズ

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