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ジョン・シルバー

◇リンゴはなぜ、隣に転がるのか
恋ヶ窪② 174

ジョン・シルバーといえばスティーブンソンの「宝島」のキャラクターですが、では海賊ゲームかというと、なんというか・・・
では、お宝を探すゲーム?
そうでもないといいますか・・・

結論としてなんともいえないカード分配ゲームです
まあ金貨やリンゴの分け前を分配するので海賊ゲームである、とはいえるかも知れませんが

テーブルに3種類の場所カード各プレイヤーの表示カードを3×4でレイアウトします
プレイヤーは手札から、この場所にカードをプレイしていくわけです

場所は一致する横列に置かなければなりませんが、どのプレイヤーカードの下にプレイするのかは自由です
そして、一つの横列(つまり4枚)が埋まったら決算が起こります
恋ヶ窪② 178
*〔宝箱〕〔船員〕〔船〕の3ヶ所(スートといってもいい)があり、プレイヤー4人の色カードがある
1つの場所(スート)に4枚カードが置かれた瞬間に決算となる。自分の手番でリーチ目がいくつかあるのが理想だけど、決算したい場所カードが手札にあるかどうか、そしてそこを決算することで自分は得するのかどうかも関わってくる。悩まし~


カードには金貨やリンゴの他に1~13の数字があります
まず
埋まった(決算する)4枚のカードの数字を確認します
そして
2番めに高い数字は1番高い数字のカードに重ね、2番目に低い数字は1番低い数字のカードに重ねます

つまり一番高い数値と一番低い数値のカードをプレイしたプレイヤーがカードを2枚づつ獲得します

手札にミドルカード(中間くらいの価値)しかなくても、他のプレイヤーの場所に置くことができるので、手札が悪くもタイミングさえよければ決算にありつけるというわけです
恋ヶ窪② 175
*数字は1~13まであり、決算のときしか使わない情報。51/2というのは5と6の間のカードでしかもワイルドになってる(3ヶ所のどこにでも置ける)。中央付近の、つまり決算では勝ち負けを決めづらいミドルカードにリンゴや金貨が集中している

しかしどんどん獲得すればいいってもんじゃありません
【金貨】はそのまま得点になりますが、【リンゴ】は獲得してもそのプレイヤーの得点にはなりません

なぜかその下家(左隣)のプレイヤーの得点になるのです
だからリンゴのカードは、自分の上家(右隣)に取らせたほうがいいのです

そして【焦げた地図】は、失点の対象となります
といっても、すぐに失点になるわけではなく、ゲーム終了時に一番多く持っているプレイヤーと2番目がそれぞれ8失点、6失点になるのです

だから2番目に入らなければ【焦げた地図】をいくつか引き受けてもいいのです
恋ヶ窪② 177
*焦げ地図をたっぷり取らされてしまった。しかし焦げ地図の数がそのまま失点ではなく、ゲーム終了時焦げ地図アイコンが一番多い(そして2番目も)プレイヤーが失点する。さすがにここから挽回は・・・むむむ難しいなぁ

高い数値(もしくは低い数値)のカードを自分のカードの下に置けばよさそうなものですが、あまり早く置いてしまうと【リンゴ】や【焦げ地図】を取らされるのです

それに数値が高いほど【金貨】の数はショボショボになってます
高い数値の【金貨】を自分の場所にプレイすれば、何点かは獲得できるでしょうが、他の海賊どもがうまく【リンゴ】や【焦げた地図】を押し付けてくるにきまってます

このあたりのジレンマがこのゲームのオモシロどころでしょう

そもそも手札は6枚で使ったら山札からドロー補充なので、そのときそのときにちょうどいいカードが手札にあるとも限らないのです

そして
【リンゴ】カードにはさらに特殊効果があります
【リンゴ】をプレイしたら、レイアウトにプレイされている他のカードを取れるのです(ただし他の【リンゴ】カードはダメ)

この効果によって自分に都合の悪いカードや、他の人が得しそうなカードを引っこ抜くことができるわけです

山札がなくなったら、あとは手札だけでプレイします
そして、どの列も分配が起こらなくなったらゲーム終了です(まあ、手札を使いきったらですね)

リンゴはどうせ自分のものではないので、全員、自分が獲得した【リンゴ】カードは全部一斉に左隣に渡しましょう

そして金貨とリンゴのポイントを数えて、焦げ地図の最多と2番めは減点します




1列で3枚カードが置かれたリーチ状態で手番が回ってきても、ちょうどいいカードが手札になければその列の決算をコントロールできません

どのカードをどのタイミングで置くのかが悩みどころです
決算場所は3ヶ所です

これ以上、考える場所が多すぎると頭が痛くなりますが、ギリ3ヶ所ならば適度な悩みどころといえるでしょう
恋ヶ窪② 179
*2ヶ所リーチ。しかしそのまま決算していいんですか?

原作は大昔に読んだきりなのでほとんど忘れているのですが、ジョン・シルバーとリンゴにどういう関係があるのかは不明です

まあ、リンゴは樽から落ちてなぜか左に左に転がっていったと脳内変換すればOKでしょう


というわけで
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Author:流星キック1998
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