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大聖堂の建設

◇対決!コインはじき!
taiketu.jpg

ドイツではしばしば、ヒット映画やベストセラー小説をもとにしたボードゲームが登場します
ケン・フォレットの歴史小説『大聖堂』も例にもれずボードゲームやカードゲームになってます

今回の「大聖堂の建設」はフィリップ修道院長とウォーレン司教となって大聖堂の建設合戦する2人用ゲームです
「大聖堂」だから、まあ、原材料を手に入れて加工して建築していくゲームということで間違いありません

このゲームではアクションの効果があるカードを9枚(3×3)にディスプレイして、自分のマーカーを置くことでそのアクションを実行します
先手番はウォーレンの赤プレイヤーと決まってます

その印としてウォーレンは最初に権力マーカーを持ってます
権力マーカーを持つ方から手番を実行していきます
先手番から
縦・横・ナナメ列の3枚のカードに自分のマーカーを3個とも置きます

次にフィリップの青プレイヤーも自分のマーカーを3個置くのですが、ルールとして必ず一つはウォーレンのマーカーと重なるカードに置くようにしなければなりません
アクション選択フェイズで、必ず1回の対決が発生するようになってるわけです

そしてその対決の勝負の方法がトークンの弾き合いです
恋ヶ窪② 260
*右上のカードが対決の場。どうしても$2が欲しい、というよりは、他に優先したいアクションを選んで結果的にこのあたりに落ち着くという場合もある
そもそも、どちらにとっても超大事なアクションで対決した場合、負けたときのデメリットがでかい
それでも男なら対決しなければならないときがある
対決で赤が勝ったので、青プレイヤーは2アクションしかできない


サッカーの試合の始めにどちらのサイドを選ぶか、主審がコインを投げて決めますが、ようはあれです
サッカーの場合は、単純に裏か表かで決まりますが、こちらはもうちょっとだけ複雑になってます

ゲームの最初に、中立紋章トークンを3枚受け取ってます。自分の固有の紋章と合わせて4つ持つことになります
そしてこれらのトークンの裏表には数字が書かれています
個人の紋章はどちらも〔2/3〕ですが、中立トークンは〔0/5〕〔1/4〕〔2/3〕の3種類があり、ゲームの最初にこの3種類+個人紋章を持つわけです

権力マーカーを持っているプレイヤー(ゲームの最初はウォーレン)が、まず自分のトークンを1つ弾きます(固有の紋章トークンでも中立のでもよい)
そして相手(フィリップ)も1トークン弾きます
恋ヶ窪② 257
*まずは先手番が1枚だけ弾く

トークンの裏表には数字があり、上向いた面の数字比べをするのですがメビウスの和訳ではこのあたりのやりとり(手順)が解かり難い
というか、ちょっとあやしい

英語ルールに倣って、最初にトークンを弾くプレイヤーを権力プレイヤー、その相手を2番目(セカンド)のプレイヤーと呼びます(権力マーカーはゲーム中移動することもあり、必ずしもウォーレンとは限らないのでルール上はこう書いておかないといけない事情があります)

最初は権力プレイヤーがトークンを弾いて、続いてセカンドも弾きます
このときセカンドのトークンの数字が権力プレイヤーより低いか同点の場合、さらに手元のトークンを1つ弾いてもいいです(同点だと権力プレイヤーの勝ちなので、勝つ努力をする)

追加で弾いたトークンの数字は合計されます
ただし、追加でトークンを弾いたのに合計値がまだ下回ってる場合は、さらに手元から追加で弾いてもOKです

メビウス訳でよく解からなかったのは次の場合です
「手番プレイヤーよりも数字が大きくなってもさらに紋章を投げてもかまいません」

・・・・・

手番プレイヤーというのは権力プレイヤーのことですが、数字が相手より上回ったのにさらにトークンを投げる意味はどこにあるのでしょう
もしかしたら相手を戦意喪失させるため、もしくはさらにアドバンテージを広げるためでしょうか

普通、こういった交互に数字比べをする場合、なんとなく相手を上回ったら攻守交替しそうなものですが、デザイナーのシュテファン・フェルトにはなにか意図があってこんなルールにしたのでしょうか

英文ルールをチェックしてみました
・If the second player obtained a higher number, the Power character may now flip another of his seals, etc.

どうもセカンドが上回ったら、次は権力プレイヤーの手番ですね。やっぱり
相手を上回ったら攻守交替することでよさそうです
恋ヶ窪② 259
*権力プレイヤー(先手番)が〔2〕だったので、セカンドは中立トークン(グレー)2枚を使って合計〔3〕に上回った
次の権力プレイヤーの手番で〔1〕を出し、合計3になる
このまま同点では権力プレイヤーの勝ちなので、セカンドは無理して自分の固有トークン(青)を弾く。よし〔3〕!

ところが
もう一箇所、あやしい文章があります
「基本的に交互により大きい数字をめざして紋章を投げていき、どちらかがあきらめるまで続けます」
どちらかがあきらめるまで(?)

紋章トークンには限りがあるので、いずれにしろトークンは尽きてきます
トークンが尽きたら終わり、ではなくあきらめるまで、というところが大いに引っかかりますが、ルールでよく解からない場合でも、実際にプレイしてみれば「ああ、そうか」ということもよくあるので、とりあえずあきらめた方が負け、ということでゲームを進めましょう

ルールでは自分の固有トークン(赤と青)を使ったら手番終了ということにもなっているので、ほっといてもトークン弾き対決は終結することですし


実際の対決ですが、説明したようにトークンには裏表に数値があります
そして、お互いのトークンは公開情報です

つまり、勝負の途中で、残りのトークンを投げても数字勝負で勝てないということが解かるのです
これは事実上のギブアップです

おお、これがあきらめる、か!

早めに引き上げる理由は他にもちゃんとあります
自分の固有トークンは使用後戻ってきますが勝負で使用した中立トークンは、除去されるのです

ただし負けたプレイヤーは、使用した中立トークンを1個だけ回収することができます

トークンが多いほど勝負には有利なのは猿でも解かるでしょう
相手が固有トークンを1個しかもっていなければ、こちらは〔1/4〕の中立トークンを投げて〔4〕を出せば必勝です(固有トークンは〔2/3〕だから勝てない

トークン勝負で負けるということは、3アクションできるところを2アクションしかできないということでもあります
ただし勝負で勝てば中立トークンは減っていく。ちゃんとパワーバランスはとれてます

勝負が決着したら
権力プレイヤーは自分のマーカーを置いたカードの効果を任意の順番で実行していきます

このところは和訳でも英文ルールでもこのカードの実行は1枚づつ交互に行うのかよくわかりませんでした
カードの効果の順番によって影響がある場合があるので、遊んだときは交互に実行してましたがどうも自分が選んだカードを任意の順番で実行したら、相手も同じようにアクションを実行するようです

原材料を仕入れるのも加工するのもカードのアクション効果ですが、資源類は共通バンクではなく各プレイヤーが固有で持っているので、お互いに影響しません

中立的なカードは両者が利用できますが、テキスト効果のあるものは赤と青があり、それらはそれぞれのプレイヤーしか使用できません
(ただしディスプレイでは、相手にそれを使わせないためにあえて自分のマーカーを置く場合もある

〔1×〕のインデックスの中立カードは手元に残しておいて好きなタイミングで使うことができます
(遊んだときはこの意味をすっかり読み落としていましたがw)

アクション(特権カード)の効果を実行したら建築フェイズです

ゲームの最初に原材料の【石】【木材】【砂】を持っていますが、これを建築材料に加工しないと使えません
原材料の仕入れや加工は特権カードのアクションを使わないとできませんが、加工した建材を使って建築するにはお金さえ払えば可能です

プレイヤーはそれぞれ3段階になっている建築中の建物カードを持ってます
それぞれのセクション(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ)に建材を3つ投入すれば、その工事は終了します
建材投入はどのセクションにどう割り振ってもいいのですが、手番で完成できるセクションは1つだけです
恋ヶ窪② 256
*工事中の大聖堂。それぞれのセクションには3つの建築資材が必要。最初に3種類の原材料を持っているが、このままでは工事に使えないので加工して(チットを裏返す)セクションに建築する(配置する)
左上のアイコンは、相手より先に同じセクションを完成させたらもらえるボーナス
どのセクションから完成させてもよい


一手番中に2つ、3ついっぺんにセクションを完成することはできません
相手よりも先にそのセクションを完成させるとボーナスがあります

ただし建材1つを投入するには$2で済みますが、同時に2つなら$63つなら$12と、建材1つあたり$2→3→4と増えていくのでお金がないといくら建材があっても大聖堂は完成しません

どちらかが建物を完成させるか、4ラウンド後に工事の進行状況が勝っている方が勝利します


最初は、勝負のやり方がトークンの投げあいなのでだったらダイスでさっさとやればいいのになーと思ったのですが、実は中立紋章トークンはアクションを実行するときのコストとして使用することもあるのです

だから将来的に中立トークンをコストで使用したい場合は、トークン投げ勝負ではさっさと引き上げる判断もあるわけです
勝負が長引けば中立トークンが減ってしまいますから

コイン投げ、というギミックを単に奇をてらって採用したのではないことがよくわかります
(いや、最初は奇をてらっただけで、コストに併用させるのは後載せアイデアかも知れませんが)
特権カードもランダムに9枚ディスプレイで並べられるので、毎回同じようなアクションを3つ選べるとは限りません

2人用ゲームですが、あまりガチで悩みあいをするのも疲れてしまうので、このくらいの軽さは非常に心地よいです
いくつかルール間違いもあったので、また改めて遊んでみたいと思います

しかし〔0/5〕トークンはなぜ〔0〕しか出ないのでしょうか
え?僕だけ?

ということで
k7292479.jpg


ところでこちらの画像をごらんください
恋ヶ窪② 265
どちらもトム・ビルダーのカードですが、恐ろしく似ています!
これはトレース疑惑でしょうか?

恋ヶ窪② 266 恋ヶ窪② 267
ウィリアムの放火シーンもアリエナも忠実にトレースしてます

・・・いや、トレースというよりは多分、同じ画像データを使っているのでしょう
左が「大聖堂の建設」のカードで右の少し小さい方が「大聖堂カードゲーム」です

コストパフォーマンスがよろしいようで



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Author:流星キック1998
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