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ブリスコラブジャルダ

◇パートナーさん、出てらっしゃい
恋ヶ窪② 040

最初にゲームリンクでブリスコラブジャルダの紹介記事を読んだときに、お手軽なナポレオンとして面白そうだなと思ったのですが、明確にルール説明されてたわけではなかったので細かいところが不明だったりしました

その後、パズル雑誌「ニコリvol.137」に詳細に紹介されていたので、こちらのルールを元に遊んでみました
実際はオリジナルそのままではなく、ニコリの記事元であるところのなかよし村微調整されたものですが
niko.jpg

このゲームは5人限定です
日本式ナポレオンと同じです

そして秘密のパートナー指名というところもナポレオンと同じです
ただしトランプは52枚全部使いません

8,9,10×4スート(12枚)を抜いた40枚(イタリアンデッキ)を使います
カードの強さはA>3>KQJ>76542です

3がAの次に強いことに注意してください
慣れていないと3の強さを忘れがちです

ドイツの伝統トリックテイキングのスカートでは、Aの次に強いのは10です
スカートに慣れている人はA>10>KQJ・・・の方が馴染みがあるのでしょうが、もし万が一イタリア人とブリスコラを遊ぶ場合に混乱の元になるので、ここは釈然としないながらもこのカードの強さを受け入れましょう

まあ、イタリア人と遊ぶことはほぼない上に日本で微調整されているので正式に遊べる保障はありませんけども
しかし人生はなにが起こるかわかりませんので

ディーラーはカードを反時計回りに配りきります。手札は8枚づつになります
このゲームはプレイも含めてすべて反時計回りに進行します。それがイタリア伝統なのです
恋ヶ窪② 044
*Aの次に3が強いのをお忘れなく

◆ビッド
次にディーラーの右隣プレイヤーからビッドを開始します(もちろん反時計回りです)

さて、このゲームが面白いのはこのビッドです
面白いというか、最初ゲームリンクの紹介記事を読んだときは、完全に意味を履き違えてました

通常トリックテイキングでビッドといえば、最終的に獲得するトリック数や、勝利ポイントですが、ブリスコラブジャルダではランクをビッドしていきます

ランク、つまりカードの数値です

最初のビッダーが「A」をビッドしたら、次のプレイヤーはパスする「3」を宣言します
最強カードから始めて、そのランクの降順にビッドを競り上げていくわけです

ビッドが上がれば上がるほど、カードの強さは下がっていっちゃうわけです
これはどういうことかというと、このビッドというのは実はパートナー探しのためのビッドなのです

宣言者(デクレアラー)になると切り札を決められるのですが、切り札+ビッドのランクのカードを持っているプレイヤーが自動的にパートナーに指名されます(非公開)

例えば「K」でビッドを勝ち取ったとして、ハートを切り札に決めたら「K」を手札に持っているプレイヤーが秘密のパートナーとなります

つまりビッドが長引くと、パートナーとして指名するためのカードも弱くなってきます
切り札のAを持っているパートナーならば心強いですが、切り札の4を持っているプレイヤーをパートナーにしたとして、その勝負を共に戦って大丈夫か?という気分にはなります
(Aからビッドを始める義務はありません)

デロンシュに『決算日』というカードゲームがあります
これは工事を請け負うためにビッドをするのですが、このビッドは「うちはこれだけ安く請け負います」という主張なので、請負料金を下げることによってビッドを勝ち取ることになるのです

ブリスコラブジャルダのビッドは、この
値段を下げないと買い手が付かないという感覚に似ています
ke.jpg

一度パスしたらもうビッドには参加できません
一人をのぞいて全員パスしたら、そのプレイヤーが宣言者(デクレアラー)となります

宣言者は切り札を決めます
そしてすでに説明したように、切り札+ビッドのランクのカードを持っているプレイヤーがパートナーとなるのです

そのカードがプレイされるまで、誰がパートナーなのか解からないというパートナー探しのオモシロさはナポレオンそのままです

もし誰もビッドせずに全員がパスしたらディーラーの右隣のプレイヤーが強制的に宣言者となり、パートナーを指名します
この場合は、ナポレオンと同じように任意のカードを宣言します
恋ヶ窪② 046
*とはいえ、だいたいビッドはKあたりで決まります。J以下までビッドする人はよほど手札がいいのでしょう
ハイカード(強いカード)が少ないときは、パートナーに指名されてもなー、という気分になりますが、今回5ラウンド(人数の頭数)プレイして、宣言者が失敗したのは1回だけ、それも一人立ちのケースだけでした
意外と宣言者チームは強い


◆プレイ
このゲームはトリックテイキングです
最初のリード(打ち出し)は、宣言者がおこないます

このゲームのもう一つユニークなところは、トランプのトリテでは珍しくメイフォローであるということです
マストフォローは、リードと同じスートを強制的にプレイしなければなりませんでしたが、メイフォローなのでリードのスートをフォローする義務はありません

ではトリックの勝敗はどう決めるのかというと
・切り札がプレイされたら、切り札の中で最強のカード
・切り札がプレイされてなかったら、リードのスートの中で最強のカード、が勝ちます


フォローする義務はないのですが、トリックに勝つためには切り札をプレイするか、少なくともリードをフォローしないと勝てません

先日遊んだときはこのあたりの認識があやふやで、切り札がプレイされなかったときは単純に一番高い数値のカードが勝つ、というルールでやってました
もし最強カードが同じ数値だった場合は先にプレイした方が勝つのか、後だしが勝つのかという問題があるのですが、このときは後だし勝ちにしてましたがどうやら間違いだったようです

◆目的
宣言者チームの目的はポイントとなるカードをトリックでテイク(取り)して、過半数の61ポイント以上を獲得することです

A:11点
3:10点
K: 4点
Q: 3点
J: 2点
*7~2は0点

通常のマストフォローならば、まずは切り札を狩りとってからロングスートで攻めようか、というような戦略が成立しますが、このゲームはメイフォローなので切り札を意図的に狩り尽すことはできません

だからうっかり切り札以外のA(や3)をリードしてしまうと、切り札の2あたりで高額なポイントカードをかっさらわれることになるのです

このあたりはメイフォローに慣れるまでちょっと戸惑うところですが、面白いところでもあります
メイフォローのいつでも勝つこともできるし負けることもできる、という感覚はなかなか新鮮です

このゲームは宣言者チームと防衛チームの2対3のチーム戦です
自分がトリックに勝たなくても仲間にポイントカードを送り込むのは基本的なプレイですが、メイフォローならこれがやりやすいのです

ただし、序盤はまだ誰が自分の仲間なのかわからないため、誰にポイントを贈ったらいいのか悩みます
特に自分がパートナーだったとしたら、あまり早くに宣言者にポイントを贈ると正体がバレる恐れがあります

しかし早いうちにパートナーを名乗り出て(指名カードをプレイして)、協力体制を万全にするのも戦略のうちです
恋ヶ窪② 047
*「王様、わたしがパートナーです」「いや私です」「いえ、私こそ」
・・・指定カードがプレイされるまで、誰も信用できない
しかし嘘をついてこそゲームは面白くなる、ナウ!


8トリック終了後、過半数の61ポイント以上を取れば宣言者チームの勝ちです
『ニコリ』の記事を参考にすれば、得点のやり取りは以下の通り

カボット(全トリック勝ち):+4チップ
101~120点:+3チップ
 81~100点:+2チップ
 61~ 80点:+1チップ

 41~ 60点:-1チップ
 21~ 40点:-2チップ
  0~ 20点:-3チップ
逆カボット   :-4チップ

宣言者は防衛チーム3人のうちの2人から上記のチップをもらいパートナーは防衛チームの1人からチップを得ます

つまり2:1の配分ですね
もし宣言者チームが負けたら、宣言者は防衛チームの2人に、パートナーは1人にチップを支払います

宣言者がパートナー無し(つまり自分が持っているカードを指名した場合)ならば、上記の2倍のチップを全員からもらいます
例えば、単独宣言者が90ポイントで勝ったとしたら全員から4チップづつ、合計16チップを獲得するわけです

パートナーを指名するフリをして、実は単独で勝負に行くことをナポレオンでは「一人立ち」などと称しますますが、ブリスコラブジャルダでもそれは可能です

やはりなんといっても獲得チップがデカイ!ので、手札がそこそこいいときはなるべく一人立ちを狙っていきたいところです
恋ヶ窪② 049
*どちらのチームになっても得点のチャンスはある

念願の初プレイは、実はメイフォローのトリック勝敗のルールを少し間違えていたのですがそれでも十分楽しかったです

誰が敵か味方か解からないうちは暗闇を手探りで進んでいくように慎重に行動せざるを得ませんが、仲間が見つかった瞬間に決戦の火蓋が切られます!

なんならファンファーレが鳴り響いてます


大抵のトリックテイキングでは、手札が悪すぎるとどうしようもないことが多いですがブリスコラブジャルダの場合は違います
宣言者になるほどいい手札ではない場合は敵対チームの一員となって、宣言者を追い落とすというミッションが発生するので、プレイへの興味を失うことはありません

宣言者になれば当然、どうやって勝つか、パートナーならばいかにして宣言者をサポートするか、といった立場に応じた戦い方が用意されてます

とはいえ
さすがに手札が悪すぎたら、どうにもサポートできないということもあるでしょうけども、まあたかが8トリックで終了するので次の手札運に期待しましょう

恋ヶ窪② 041
*さあて、いつバラそうかなー

このゲームを楽しむ上で重要なことがあります
ゲームリンクの記事でこのゲームを紹介しているドメニコ・ディ・ジョルジオはこう書いてます

『ブリスコラブジャルダ』では、会話は重要な要素です、だれもがパートナー(もしくはその逆)の振りをして嘘をつきます
「なんだか嘘つきの臭いがするぞ」
「こりゃカボットになるぞ・・・そっちの手札はどうだ?」
「指定スートはないのですが・・・何かできることは?」


ブリスコラブジャルダとは「嘘つきの切り札」という意味(らしい)なのです

先日、遊んでみて非常に面白かったのはあきらかな嘘、もしかしたら本当なの?というプレイによって誰がどっちの陣営なのかギリギリまでわからない混沌さが面白かったのです

これはいわば「人狼」や「レジスタンス」と同じタイプのゲームです
こういったゲームで黙々と淡々とプレイしても面白くもなんともありません

ですからぜひ、1トリックごとに
「私がパートナーでございます」
「さあて、パートナーはどいつかなー」
「君がパートナーだろ。さっさと正体現せよ」

と吹きながらプレイしてみてください

会話によって場をかき乱すことによって、楽しさも倍増すること必至です

ナポレオンも面白いのですが、どうしても覚えるべき細かいルールが多いのでお手軽に正体隠匿系トリテを遊びたいならブリスコラブジャルダをお勧めします

ということで
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正体隠匿トリテ

誰だよ、裏切り者は? と疑惑の空気の中でやるトリテは一味違って面白いです。

Re: 正体隠匿トリテ

> 誰だよ、裏切り者は? と疑惑の空気の中でやるトリテは一味違って面白いです。
◇キーカードが出てきたときの「お前か!」的なテンションが面白いですね
マストフォローだと、そのスートをリードし続けてキーカードを吐き出させる、いわゆる「魔女狩り」ができますがメイフォローだといくらでも抜け道があります

そのぬけぬけ感が楽しいです
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流星キック1998

Author:流星キック1998
チャンスがあればいつでもボードゲームがしたい!誰か遊んでプリーズ

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