41フォーティワン

◇夢中になる!!トランプのゲーム
とらんぷの本

トランプの2人ゲームには、メジャーどころのジンラミーや、トリックテイキングのエカルテなどがありますが
今回遊んだ41(フォーティワン)というのはこれらとはちょっと違ったタイプのゲームです

使うのは標準デッキ52枚です。ジョーカーは使いません
ディーラーは2人に(自分と相手)手札として6枚づつ配ります

その後、デッキから1枚オープン。そのカードをスターターとしてゲームを始めます
プレイはノンディーラー(ディーラーの相手プレイヤー)からですが、手札から1枚をプレイしてスターターのカードの数値との合計数をコールします

カードの数値は
A:1
K:ミラー(鏡)
Q:0
J:-1
2~10:額面どおり
、となってます

例えばスターターがだとして(スートは無視)、ノンディーラーが手札からをプレイしたら「9」とコールするわけです

次はディーラーが手札から1枚プレイして、それまでの合計値にさらに加算してコールします
例えば4を出して「13」というように

これを交互に繰り返していきます

さてこのゲームの目的はなにかというとチップを稼ぐことです
プレイ中に合計値の1の位が1になると1チップを獲得します(共通のチップ置き場から取ってくる)

上の例でいえば、最初にノンディーラーが3ではなく5を出せば「11」となり1チップ獲得です
続けてディーラーが10をプレイすれば「21」となってディーラーも1チップを獲得するわけですね
恋ヶ窪② 119
*スターターが7で相手が9を出し16。こちらが5をプレイして21として1チップ獲得

ただし、合計値が41を超えてプレイはできません
だから『41フォーティワン』なのです

ちなみに合計値を41にすれば獲得チップは2になります

ここまでプレイしてみると「あれ、どこかで見たような・・・」と気づく人もいるかもしれません
このゲームは、草案者の草場氏によれば”簡易版クリベッジ”なのです

クリベッジというゲームを遊んだことがない人でも、ゲーム好きなら専用のクリベッジボードを見たことがあるでしょう
ku.jpg

クリベッジは古くからイギリスのパブで人気のあるゲームで、詩人のサー・ジョン・サックリングによって作られたといわれてますが、さだかではないようです

このゲームでは、手札から1枚づつプレイしていき合計値が15(フィフティーン)、31になると得点します
合計値の他にも、同じ数字のカードを出すとペア、さらに相手が同じ数字カードを出せばペアロイヤル、もしくは3枚以上のシークエンス(連続数)のランなど、プレイ中に役を作ることで得点していきます
恋ヶ窪② 141
*クリッブ(ディール終了後にディーラーの得点となる札)になにを仕込むか、など悩ましいけれど面白いクリベッジ

クリベッジは慣れるとスピーディでエキサイティングな2人用ゲームですが、若干、ルールが煩雑な部分があります
クリベッジにいろいろ不満があった草場氏が改案したのが『41』だそうです(このあたりのデザイナーズノートともいうべき文章はこちらで読めます〔くぼた屋ウェブログ:41〕
sting.png
*映画『スティング』でもクリベッジは登場する

クリベッジでは合計値を15や31にするだけではなく、プレイ中の役作り(スコアリング・コンビネーション)でも得点できることで手札次第ではどうしようもない、ということを回避していますが、41はもっとシンプルに1の位を作るだけに特化してます

しかし絵札を特殊カードにすることで、単純な足し算ゲームをエキサイティングにしているのです

J(ジャック)は合計値から-1します
12でJをプレイすれば11となり、1チップ獲得です

Q(クィーン)は0(ゼロ)なので合計値が変わりません
21で相手が1チップ獲得したあとに、こちらもQをプレイすれば21となって同じように1チップ獲得できます

クリベッジでは31になるともうプレイのしようがありませんが、41の場合はJやQがあるので41になってもプレイが可能なのです

前述の記事で作者は「ゲームの概要はクリビッジです。ノイ、と言ってもよいし、101でも、オノ99でもいいです。」と書いているので『ノイ』などの特殊カードのイメージがあったかも知れません

K(キング)はその中でも特殊です
このカードの効果はミラー(鏡)です。直前のカードと同じカードになる、という能力です

例えば場の合計値が21で、相手がQ(ゼロ)で21のまま1チップを獲得したときに、こちらがK(ミラー)をプレイすればこのKは直前のQと同じゼロカードとなるので、こちらも1チップ獲得できる、という仕掛けです

もちろん、さらに相手がKをプレイすれば直前のK(Qのミラー)をコピーするのでまた同様に1チップ獲得です

このゲームではスターターでAがめくられたらディーラーが1チップ獲得します
スターターのカードはディーラーがすでにプレイしたとみなされる、という解釈です

ただしスターターがJなら、場の合計値は-1です
場がマイナスのときはポイントになりません。続けてノンディーラーが手札から2を出せば合計値を1にできますが

ではスターターがKだったらどうするかというと、次に出されるカードをコピーします
スターターがKのとき、最初のプレイヤー(ノンディーラー)が8を出したら、それをコピーするのでKは8です。つまり合計値は「16」ということになります
恋ヶ窪② 124
*スターターがKなので、次に(ディールの最初に)プレイした8をコピーする。これで合計値16
相手が9で25にしたので、こちらは6で31にして1ポイント獲得。あざーっす


スターターがKで、次もまたKがプレイされ、その次に7が出されたとすると2枚のKは7をコピーするので合計値が21となるわけです

どうやっても合計値が41を超える場合はパスします
パスしたら相手が1チップ獲得します
恋ヶ窪② 122
*場の合計値が21のときに相手が10を出し、31で1ポイント
こちらはQをプレイして31のままとして1ポイント
さらに相手はKでこちらのQをコピーしてまたまた31
こちらに10やQ、Kがあればさらに加点できたけどさすがに手が尽きたので7を出して38にする
せめて相手のパスを狙うのだ


相手がまだプレイできるようならプレイしますが、相手もパスしたら1ディール終了です
この最後のパス(ラウンドが終了するパス)ではチップの獲得はありません
(クリベッジでは31を超えて両社がバスしても、残りの手札でまだゲームを続けますが41の場合は両者がパスしたらそのディールは終了のようです)

1ディールが終わったら、使用したカードは全部捨ててディーラーを交代します
残りのデッキから再び手札を6枚づつ配りスターターをめくったらノンディーラーからプレイします

手札が6枚づつ+スターター1枚なので、1ディールでは13枚のカードが使われます
標準デッキは52枚なので4ディールです
つまりこのゲームは2人がディーラーを2回づつ勤めるようにできているのです

実によくできてます
恋ヶ窪② 121
*QとAの使いどころがミソ。コンボが決まるとチョー楽しい!

ゲーム界におけるカルカソンヌの最大の功績は、あの汎用性のある得点ボードだといわれてるとかいわれてないとかいわれてますがw
クリベッジボードは、そのデザインの多様さも含め、一家に1ボードあっても損はしないくらいすぐれて汎用性があります

41の得点はチップでも、紙に記録しても遊べますがもちろんクリベッジボードがあればいうことはありません
なによりプレイ中の見た目はクリベッジそっくりなので、本場のパブなどで遊んでいても違和感はありません

この夏のロンドン五輪などでイギリスに行かれる方は、ぜひ!

ということで
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Author:流星キック1998
チャンスがあればいつでもボードゲームがしたい!誰か遊んでプリーズ

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