アトン

◇一発屋と呼ばないで
恋ヶ窪② 136

T・ギムラーの「ゲシュンク」は、ルールも簡単でオモシロさも理解しやすいので各地のゲームサークルで重宝されるゲームの1つでしょう

しかし、これまで「ゲシュンク」のデザイナーを意識したことがなかったのですが、ある日「アトン」が同じデザイナーであることを知り、これまで未プレイだったこのゲームを棚から引っ張り出してきてさっそく遊んでみました
ge.jpg*安定してオモシロ



「アトン」は2人用ゲームです
お互いにそれぞれのカードデッキを受け取ります。カード構成は1~4が9枚づつの36枚です

最初に自分のデッキから4枚のカードをドローします
そしてボード手前の1~4の場所にその手札を伏せて置いていきます


1から順番に4の場所まで、置いたカードを同時にオープンしてアクションを処理していきます
これはなにをするゲームかというと、それらのアクションを使ってボード上に自分の駒を置いたり相手の駒を除去したりして、4つのエリア(寺院)ごとの得点を目指していくのが目的です
恋ヶ窪② 128
*ボードの手前に各自のカードを置く場所が4つある
1のスカラベのアイコンは勝利点、2のバッテンのアイコンは相手の駒を除去する、3の建物のイラストは場所を、4のアイコンは自駒を配置する、という意味がある
1の場所で赤が4、青が1のカードを出したので差額で赤が3勝利点を得ている

◇1の場所は、相手のカードとの数字の差額分の勝利点を即金で得ます
同点ならどちらももらえません

◇2の場所は、
・手番順決定
・相手の駒を除去する数

という、2つの意味があります

ここのカードを比べて、低い数字のプレイヤーが手番を先に行います
この後の3と4の場所のアクションで相手の駒を除去したり自分の駒を配置するときに先手番になるということです

さらに同時に、除去する相手の駒の数もこのカードで決まります
カードの額面-2が除去できる数です

ですから2のカードを置くと、除去できる駒数は0です
1のカードを置くと、-1となり逆に自分の駒を1個除去しなければならないハメになります
(ゲームの最初はまだ駒が置かれてないので、この処理は無視)

◇3の場所のカードは、相手の駒をどの寺院(エリア)から除去するするかの場所が決まります
◇さらに4の場所のカードは自分の駒を置く数ですが、その場所も3の場所のカードが対象になります

駒を除去したり置いたりする寺院(エリア)は4つありますが◇3の場所に置いたカードが1だったら1の寺院だけが対象です

もし2のカードを置いたら、2か1の寺院が対象になります
つまり4のカードを置けば、4つのどの寺院も対象になります

4番目のアクション(自分の駒を置く)がどちらも終わったら、使った4枚のカードを捨ててまたデッキから4枚ドローして同じことを繰り返していきます

除去された駒や、自分の駒を置くアクションのときに余ったり置けなかった駒は死者の王国マスに置かれます
ここは早い話、決算トラックです

このトラックがいっぱい(8マス)になったら決算になり、4つの寺院ごとに最多で駒を置いているプレイヤーが得点の対象者となります
恋ヶ窪② 131
*除去したり置けなかった駒は左手の決算トラックに置かれる
ここに8個以上置かれたら決算となる


◆第1の寺院
相手の置いた駒との差額がポイント

◆第2の寺院
とにかく最多で勝てば5勝利点

◆第3の寺院
最多で勝てば、置いた駒の数だけ勝利点

◆第4の寺院
最多で勝てば、各エリアの青マスに置いてる自分の駒につき3勝利点

◆ボーナス点
・黒いマスに最多で置いているプレイヤーは8勝利点
・ボーナスマスの得点

エリアごとに得点の取り方が違う、というのは「ネフェルティティ」にも似てますが、そういえばどちらもエジプトテーマなのは偶然なのでしょうか
恋ヶ窪② 135
*もしここで決算が起きたら、
・1の寺院はが制覇しているので駒の差額の3勝利点を得る
・2の寺院はが勝ってるので駒数には関係なく5勝利点
・3の寺院はが勝ち。駒数=4勝利点
・4の寺院はが勝ち。赤駒は青いマスに3つ置いているので3×3=9点を得る
・黒いマスは全体で10マスあるが5対3でが勝ってるから8勝利点
+2や+1というマスはボーナスマスで、そこに置いているだけで得点になる
決算トラックはあと2個で埋まるので、予断を許さない
ちなみに駒数が同じならその寺院はどちらも決算されない


基本、どれだけ自分の駒を多く置けるかの勝負です
どこに置くのか、どれだけ自分の駒を置けるのか、または相手の駒をより多く除去できるのかは手札次第です
毎回4のカードばかりが手札にあれば悩む必要はありませんが、そういうわけにはいきません

特に◇2の場所は、先手番取りと相手の除去する駒数の決定を兼ねているので一番の悩みどころです
このゲームは先置きが有利ですから

だから先手を取りたければ◇2の場所に1のカードを仕込めばいいのですが、1だと自分の駒を1個除去しなければなりません
4のカードなら最大2個の相手駒を除去できますが、そうすると後手番となりせっかく除去したところに、相手が先にまた置きなおされたりするわけです

◇3の場所には4のカードを置ければ全部の寺院が対象になるのでベストですが、いかんせん手札運というものがあります

ドローした4枚の中に4のカードが1枚しかなければ、それをどこに投入するのかかなり悩ましい選択を強いられます

ましてや手札4枚とも1とか2のカードしかなかったら厳しすぎます

そこでこのゲームでは、ゲーム中に1回だけ4枚の手札を捨てて新しく4枚ドローしなおすことができます
それでもローカード(低い数値)ばかりなら、まあ、あきらめてくださいw

決算が終わったら、自分の駒を4つ引き抜かなければなりません
恋ヶ窪② 137
*こんな手札じゃやってらんない。ゲーム中1回だけ手札を取り替えるには左に見えている白い駒を使う

ゲームは以下の状態になったら即終了します
・どちらかが40勝利点以上になっている
・寺院の一つがどちらかの駒で埋まっている
・4寺院にある黄色いマスがどちらかの駒で埋まっている
・4寺院にある緑色いマスがどちらかの駒で埋まっている


駒を埋めて終了条件発動は、ゲーム中いつでも即終了になるので勝っていると思えばゲームを終わらせることができそうですが、だいたいはどちらかが40点になったら終了になることが多いようです

たとえば今、39勝利点だったとしたら◇1の場所でハイカード(高い数値)を出しておけば相手も同じようにハイカードを仕込んでおかないとそこで得点されて、ゲームが即終了してしまいます

エジプトがテーマとはいえ、まあ、ほぼアブストラクト風味です
この場合のアブストラクト(風味)というのは、テーマがまったくなくても成立するというくらいの意味です

ドロー運があり、手札の分配がかなり面白くも悩ましいのでテーマがなんであれ楽しさは変わらないでしょう


ということで
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流星キック1998

Author:流星キック1998
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